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第83話 スキル進化
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「スキル進化の書?」
Eランクダンジョンで隠し通路を発見し、俺はそこで宝箱からアイテムを手に入れる。
仕掛けられていた罠は、天井が迫ってきて最終的にぺっちゃんこになる、感じの物だったが……もちろん神出鬼没でガン無視して外に脱出している。
で、手に入ったのがスキル進化の書って訳だ。
「効果は……と」
効果を確認すると、スキルレベルの無いスキルを進化させる物の様だった。
「スキルレベルアップの書はレベルのあるスキルを強化して、こっちはレベルの無いスキルを強化する訳か」
本来強化の出来ないスキルを強化できるわけだから、まあ大当たりで間違いないだろう。
「スキルブックで得たスキルは強化できませんけどね」
「ああ、そうなのか。じゃあ候補は少なくなるな」
強化できるのはシーフスキルの――
シャドーステルス。
カウンターブロー。
スローナイフ。
クイックステップ。
スティール。
それと怪盗スキルの―—
ミスティックワイヤー。
神出鬼没。
八咫烏召喚。
テレパシー。
全部で8つだ。
「怪盗化した後のスキルは強化出来ないんだよな?」
「可能ですよ」
「じゃあカードクリエイト、カードスロー、スポットライトにゼログラヴィティやミステリアスも強化可能な訳か」
どれを強化すべきか、なんだが……
火力が上がりそうなのは、カードクリエイトにカウンターブロー、それにスロー系二種か。
バフ効果のあるスポットライトも火力アップにつながるな。
回避や機動力なら、ワイヤーやステップ、それに神出鬼没辺りか。
いやでもワイヤーはどうなんだ?
単純により重い物を引っ張れる様になるだけって気もしなくない。
スティールとかは、レア入手率アップとかになるんかね?
優秀ではあるけど、確変があるからちょっと微妙な気もするな。
やっぱ戦闘力アップを優先すべきか。
「うーん……」
どういう風に強化されるかわからないんで、なにを上げるか判断が難しい。
そうなんだよな。
どれがどう上がるか分からない事には……
よし、こういう時は――
「なあ勇気。勇気のお勧めは強化スキルはどのスキルなんだ?」
―—勇気に聞くに限る。
コイツは俺の知らない情報を色々持っているし、何より腕が立つ。
きっと今の俺に必要なスキルをアドバイスしてくれる事だろう。
あんまり人(?)任せってのもあれなんだけど……ポンポン手に入るなら兎も角、やり直しの利ききにくい部分なので、細かい事は気にしない事にする。
攻略本万歳!
「なんでもかんでも私に頼るのはあれですよ、マスター……と言いたい所ですが、今回はグッドです。もし私に聞かなかったら、ご自分では絶対に選択しなかったスキルがありますからねぇ。そしてその中にこそ、マスターが強化すべきスキルがあります」
「俺が絶対選ばないスキルの中に正解がある?」
その中に正解がある点…か。
絶対候補に上がらないスキルって何だろうな?
まず思いついたのがシャドーステルスだ。
気配を消すスキルを強化しても、戦闘能力には繋がらないしまず選ばない。
あと、テレパシーも無しだ。
俺は完全無欠の御一人様の上に、ライブ配信何てする気は全くないからな。
こんな機能強化してどうするんだって話である。
他は……強化のされ方次第って所かな。
ああ、そういやもう一つあったな。
八咫烏召喚。
もう勇気を召喚した後だし、仮に強化でもう一体呼び出せるようになるとしても、もう絶対使わないからな。
もう10年支払うとか、選択肢に入る訳もない。
「ふふ。今、八咫烏召喚だけはないなって思いましたね?安心してください。それを強化しても、一度に召喚出来る数が増えたりはしませんから」
「そうなのか?じゃあ何が強化されるんだ?」
「私のレベルが5割増しになります!」
「今40だから、60まで上がる訳か」
勇気のレベルは俺のレベルの半分だ。
端数は繰り上げで。
なので、こいつのレベルの上限は現在50だ。
5割増しなら、その上限は75まで上がる事になる。
「ええ、20レベルは大きいですよ。ステータスも大幅に上がりますし、それに限界突破して覚えられるスキルは強力ですから」
「……つまり、それを上げろって事か?」
勇気のプッシュぶりからそう察する。
まあ確かにこいつのレベルが上がるのなら、有効そうではあるな。
「まあそういう事です。火力もモリッと上がりますよ。今まではレベルが低すぎて火力貢献は、硬い敵にたまにする生命力半減だけでしたからねぇ。期待してくださっていいですよ」
生命力半減は強力だが、クールタイムの都合で連射出来ない仕様だ。
そのため、勇気はそれ以外の敵に対しては火力貢献がほぼ皆無に近かった。
まあ敵の動きを止めたり、攻撃していない魔物を引き受けてくれたりしてたので、全体の貢献度としては決して低くはなかったが、そこに火力も加わってくれるのなら大きい。
Sランク以降の魔物には生命力半減の効果が大きく下がってしまうらしいから、先を考えるのなら猶更だ。
「じゃあ使うとしよう」
「進化したこの八咫烏勇気にこうご期待ください!」
俺はスキル進化の書を使い、八咫烏召喚を強化した。
Eランクダンジョンで隠し通路を発見し、俺はそこで宝箱からアイテムを手に入れる。
仕掛けられていた罠は、天井が迫ってきて最終的にぺっちゃんこになる、感じの物だったが……もちろん神出鬼没でガン無視して外に脱出している。
で、手に入ったのがスキル進化の書って訳だ。
「効果は……と」
効果を確認すると、スキルレベルの無いスキルを進化させる物の様だった。
「スキルレベルアップの書はレベルのあるスキルを強化して、こっちはレベルの無いスキルを強化する訳か」
本来強化の出来ないスキルを強化できるわけだから、まあ大当たりで間違いないだろう。
「スキルブックで得たスキルは強化できませんけどね」
「ああ、そうなのか。じゃあ候補は少なくなるな」
強化できるのはシーフスキルの――
シャドーステルス。
カウンターブロー。
スローナイフ。
クイックステップ。
スティール。
それと怪盗スキルの―—
ミスティックワイヤー。
神出鬼没。
八咫烏召喚。
テレパシー。
全部で8つだ。
「怪盗化した後のスキルは強化出来ないんだよな?」
「可能ですよ」
「じゃあカードクリエイト、カードスロー、スポットライトにゼログラヴィティやミステリアスも強化可能な訳か」
どれを強化すべきか、なんだが……
火力が上がりそうなのは、カードクリエイトにカウンターブロー、それにスロー系二種か。
バフ効果のあるスポットライトも火力アップにつながるな。
回避や機動力なら、ワイヤーやステップ、それに神出鬼没辺りか。
いやでもワイヤーはどうなんだ?
単純により重い物を引っ張れる様になるだけって気もしなくない。
スティールとかは、レア入手率アップとかになるんかね?
優秀ではあるけど、確変があるからちょっと微妙な気もするな。
やっぱ戦闘力アップを優先すべきか。
「うーん……」
どういう風に強化されるかわからないんで、なにを上げるか判断が難しい。
そうなんだよな。
どれがどう上がるか分からない事には……
よし、こういう時は――
「なあ勇気。勇気のお勧めは強化スキルはどのスキルなんだ?」
―—勇気に聞くに限る。
コイツは俺の知らない情報を色々持っているし、何より腕が立つ。
きっと今の俺に必要なスキルをアドバイスしてくれる事だろう。
あんまり人(?)任せってのもあれなんだけど……ポンポン手に入るなら兎も角、やり直しの利ききにくい部分なので、細かい事は気にしない事にする。
攻略本万歳!
「なんでもかんでも私に頼るのはあれですよ、マスター……と言いたい所ですが、今回はグッドです。もし私に聞かなかったら、ご自分では絶対に選択しなかったスキルがありますからねぇ。そしてその中にこそ、マスターが強化すべきスキルがあります」
「俺が絶対選ばないスキルの中に正解がある?」
その中に正解がある点…か。
絶対候補に上がらないスキルって何だろうな?
まず思いついたのがシャドーステルスだ。
気配を消すスキルを強化しても、戦闘能力には繋がらないしまず選ばない。
あと、テレパシーも無しだ。
俺は完全無欠の御一人様の上に、ライブ配信何てする気は全くないからな。
こんな機能強化してどうするんだって話である。
他は……強化のされ方次第って所かな。
ああ、そういやもう一つあったな。
八咫烏召喚。
もう勇気を召喚した後だし、仮に強化でもう一体呼び出せるようになるとしても、もう絶対使わないからな。
もう10年支払うとか、選択肢に入る訳もない。
「ふふ。今、八咫烏召喚だけはないなって思いましたね?安心してください。それを強化しても、一度に召喚出来る数が増えたりはしませんから」
「そうなのか?じゃあ何が強化されるんだ?」
「私のレベルが5割増しになります!」
「今40だから、60まで上がる訳か」
勇気のレベルは俺のレベルの半分だ。
端数は繰り上げで。
なので、こいつのレベルの上限は現在50だ。
5割増しなら、その上限は75まで上がる事になる。
「ええ、20レベルは大きいですよ。ステータスも大幅に上がりますし、それに限界突破して覚えられるスキルは強力ですから」
「……つまり、それを上げろって事か?」
勇気のプッシュぶりからそう察する。
まあ確かにこいつのレベルが上がるのなら、有効そうではあるな。
「まあそういう事です。火力もモリッと上がりますよ。今まではレベルが低すぎて火力貢献は、硬い敵にたまにする生命力半減だけでしたからねぇ。期待してくださっていいですよ」
生命力半減は強力だが、クールタイムの都合で連射出来ない仕様だ。
そのため、勇気はそれ以外の敵に対しては火力貢献がほぼ皆無に近かった。
まあ敵の動きを止めたり、攻撃していない魔物を引き受けてくれたりしてたので、全体の貢献度としては決して低くはなかったが、そこに火力も加わってくれるのなら大きい。
Sランク以降の魔物には生命力半減の効果が大きく下がってしまうらしいから、先を考えるのなら猶更だ。
「じゃあ使うとしよう」
「進化したこの八咫烏勇気にこうご期待ください!」
俺はスキル進化の書を使い、八咫烏召喚を強化した。
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