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第3話 不安定な正義
3-1 検問
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今日はあまりにも、退屈な日だ。
業魔が出現する可能性があるとの報告を受け、ダン隊長に連れられて来たものの、そんな様子は全くない
他の部隊員も、離れたところに待機している魔法団も、今頃業魔ではなく睡魔と戦っているだろう。
日も暮れ、暗闇がこの平原を包みだす。その暗闇に対抗するため、ランタンや焚火で周りを照らしていた。
目の前で焚火がパチパチと音を立て、火の粉をはじく。
「ふあぁぁぁ」
あくびが漏れてしまう。慌てて口元を隠すが、同じ焚火を囲んでいた数人にはしっかりと見られてしまう。
「随分と、余裕そうじゃないか、ルイ! 緊張してるんじゃないかと思ってたが、こんなに豪胆なら大丈夫そうだな!ガハハハハハハハ!」
ダン隊長の、丸太みたいな右腕が俺の鎧に覆われた左肩をたたく。
パァン!!! えげつない衝突音が鳴る。
(いっっった!!!)
あまりの痛さに眠気が一気に引く。
ダン隊長の部隊に所属してから、4か月。加減を知らない声量や、無茶苦茶な熱血にも慣れてきたが、このボディタッチにはどうしても慣れない。
これをされるたびに全身がきしむ。
「そ……そうですね……。ハハハ……」
適当に返事をする。
「ダン隊長! お言葉ですが、それは間違っていると私は思います! ルイのことは騎士学校から知っていますが。毎日行われる体力訓練の度、辛さのあまり、逃げようとしたり泣いたりしていました!」
焚火の向こう側に座っている、短髪の黒髪少女は、姿勢よく手を上げ、ダン隊長に異議申し立てる。
「んな! ベレニス、なんでそのことを!」
ベレニスの言葉に、顔が熱くなるのを感じる。
「そうなのか! しかし嫌々ながら異端審問官になるまで続けられたんだろ! それは素晴らしいことだ! やっぱ、根性あるな!」
その言葉に、ほんのりと心が温まる。ダン隊長のこういうところは見習っていきたい
パァン!!!!
(いっっった!!!)
ダン隊長の怪腕から繰り出される、ボディタッチが俺の肩甲骨を捉える。
激痛に悶えながら、体をくねらせる。
こういうところは見習わないでおこう。
ベレニスの方を見るが、ダン隊長の言葉に、なるほど!と関心しているようだった。
こいつとは同期だが、こいつの人格を一言で表すなら、馬鹿みたいにまじめだ。
事あるごとにクラスをまとめようとしたり、過剰なほど過酷な訓練を先生に要求したり、しかもそれをクラス全員で、こなさせられた。正直うざかった。
けどそれはベレニスが本気で異端審問官を目指し、本気で人を救おうとしているからであって、決して悪気があったわけではないことは知っている。
俺はヒリヒリと痛む肩甲骨をさすりながら、
俺はどうなのかというと、情熱をもって異端審問官になった訳ではない。あまりにも給料がいいのだ、この仕事は。命がかかっているとはいえ、それを差し引くほどの給料。
こんな自己中心的な理由で異端審問官になった俺のことを、自己犠牲と隣人愛を重んじるエレツィア様は怒るだろうなぁ。
そんな憂いも、他の焚火を囲む部隊員の談笑も、灯りで照らされる平原を囲む深夜の森林に吸い込まれていく。
しばらく続いた沈黙に耐えられず、世間話をダン隊長にふる。
「ダン隊長は大丈夫なんですか? こんな夜遅くまで仕事なんて」
「ん!? どういうことだ!?」
「あ、いや、奥様が心配して怒ってそうだなぁと……」
「あぁ!そういうことか!大丈夫!ソフィはこんなことで一々心配になったり、怒ったりしないさ!ガハハハハハハハ!」
「そうなんですね……ハハハ」
ダン隊長の豪快な笑いを、愛想笑いで返す。
俺の中では、ダン隊長はしょっちゅう奥さんであるソフィさんに、そういうことで怒られているようなイメージがある。
ダン隊長は、意外にも尻に敷かれる側のようで、その剛腕で家の扉を破壊しては、怒られているのをよく見かけた。
「それに、この時間ならソフィは、ジェイを寝かしつけようと忙しいからな! 俺の事を気にしてる暇なんてないさ! ジェイの夜泣きはすごいぞぉ! ガハハハハハハハ!」
(絶対に笑いどころじゃないし、ダン隊長は、奥さんの苦労をねぎらった方がいいですよ)
心の中で突っ込みながら、ハハハと作り笑いをする。
「そうなんですね! 元気に育つといいですね!」
ベレニスは、快活に言う。
まぁ、間違いなくダン隊長の子なら、嫌でも元気に育つだろうなぁ。
「そうだ! 俺の子といえば!」
ダン隊長はそういうと、首元から鎧の中へ無理やり腕を突っ込むと、一枚の紙を取り出し俺たちに見せてきた。手の平サイズのその紙には、わが子を抱く笑顔のソフィさんの絵が描かれていた。
「これ…… 絵ですか?」
俺はその絵を覗き込みながら聞く。
「そうだ! すごいうまいよな!」
上手いなんてもんじゃなかった。あまりに精巧で、現実をそのまま紙の中に落とし込んだような出来だ。それでいて描き手の優しさが滲み出るような一枚だった。
ベレニスを感動しているようで、その絵に目も心も奪われているようだった。
「カインに描いてもらったんだよ、これ! よくできてるよな! 娘が生まれた時に頼んだら描いてくれたんだよ!」
カインという人名に、ベレニスの目は一層輝く。
「カインさんが描いたんですか! もっとよく見せてください!」
「あぁ! いいぞ!」
ダン隊長から手渡されたその絵を、なめるようにベレニス見ている。
かと思うと突然顔を上げ、ダン隊長に問いかける。
「カインさんって、どんな方なんですか!」
「話したことなかったか!? 礼拝で顔、合わせたことあるだろ!?」
ダン隊長の大音量の質問に、ベレニスは顔を赤らめながら、慌てて答える。
「いえ! あの! その! 何度もお見かけしてはいるのですが……」
(珍しいなぁ、こいつが人付き合いに億劫になってるなんて……。)
そう思いながら、カインについて考える。
俺も何回かカインと、話したことがある。確かイサイヤ司祭の息子だとか。
初めてカインと会った時、内向的な性格という印象を受けた。
その印象とは裏腹に、彼はいつも人に囲まれていた。
子供にも、丁寧な口調で接し、どんなことにも真摯に対応する彼のことを嫌いになる人は少ないだろう。
そんなカインに、俺は一度、狂気のようなものを感じた。
何気ない会話をしていた時だ。
どんな話をしたかは、はっきり覚えていないが、その会話の最中、カインの優しい笑顔の仮面がなくなった。
真顔だったが、確かその表情の向こうに怒りと怨嗟を感じた。
それ以来、苦手意識を持っている。
急にダン隊長が、すくっと立ち上がる。それに驚いた俺は視線を向ける。
ダン隊長は真顔で正面の森林を見つめているようだった。
ダン隊長の顔を見て、また記憶に思考が戻る。
そうそう、カインはこんな風な真顔になってたんだ。
俺は思い出す。
(確かあの時は……、そうだ! 業魔の事件の話をしてたんだ。そしたら急にカインが真顔に……)
「ルイ、立て……来るぞ」
ダン隊長らしくない、静かな口調。俺は考え事を中断し、周りに意識を向ける。
いつの間にか、審問官同士の談笑が消えていた。そして全員が、ダン隊長と同じ方向を見ている。
森林に目を向ける。
森林と平原の境目、不自然に停車した馬車が一つ。
馬車の方から、子供と女性の悲鳴が混ざり合う狂気の不協和音が聞こえる。
それがいきなり消えると、今度は肉が膨張する生々しい音とともに、巨大な影が、馬車の横に浮かび上がる。それは形を作り終えると、こちらに近づいてくる。
月明かりと平原の焚火たちが、その巨大な怪物を照らし出す。
顔は鼠のように見えたが、発達した門歯はなく、喉元まで裂けた口からは、鋭い牙がずらりと顔を覗かせていた。
人型で二足歩行。
異常に腕が長く、膝と手が並んでいた。
肌は白い艶やかな鱗に覆われている。
さらに背中から頭、鼻先にかけて。肩から腕の外側、手の甲にかけて、ハチの巣のように、六角形の装甲が敷き詰められていた。。
業魔はこちらに歩みを進めてくる。
俺たちは、構える。
これから見るであろう悪夢に備えて
業魔が出現する可能性があるとの報告を受け、ダン隊長に連れられて来たものの、そんな様子は全くない
他の部隊員も、離れたところに待機している魔法団も、今頃業魔ではなく睡魔と戦っているだろう。
日も暮れ、暗闇がこの平原を包みだす。その暗闇に対抗するため、ランタンや焚火で周りを照らしていた。
目の前で焚火がパチパチと音を立て、火の粉をはじく。
「ふあぁぁぁ」
あくびが漏れてしまう。慌てて口元を隠すが、同じ焚火を囲んでいた数人にはしっかりと見られてしまう。
「随分と、余裕そうじゃないか、ルイ! 緊張してるんじゃないかと思ってたが、こんなに豪胆なら大丈夫そうだな!ガハハハハハハハ!」
ダン隊長の、丸太みたいな右腕が俺の鎧に覆われた左肩をたたく。
パァン!!! えげつない衝突音が鳴る。
(いっっった!!!)
あまりの痛さに眠気が一気に引く。
ダン隊長の部隊に所属してから、4か月。加減を知らない声量や、無茶苦茶な熱血にも慣れてきたが、このボディタッチにはどうしても慣れない。
これをされるたびに全身がきしむ。
「そ……そうですね……。ハハハ……」
適当に返事をする。
「ダン隊長! お言葉ですが、それは間違っていると私は思います! ルイのことは騎士学校から知っていますが。毎日行われる体力訓練の度、辛さのあまり、逃げようとしたり泣いたりしていました!」
焚火の向こう側に座っている、短髪の黒髪少女は、姿勢よく手を上げ、ダン隊長に異議申し立てる。
「んな! ベレニス、なんでそのことを!」
ベレニスの言葉に、顔が熱くなるのを感じる。
「そうなのか! しかし嫌々ながら異端審問官になるまで続けられたんだろ! それは素晴らしいことだ! やっぱ、根性あるな!」
その言葉に、ほんのりと心が温まる。ダン隊長のこういうところは見習っていきたい
パァン!!!!
(いっっった!!!)
ダン隊長の怪腕から繰り出される、ボディタッチが俺の肩甲骨を捉える。
激痛に悶えながら、体をくねらせる。
こういうところは見習わないでおこう。
ベレニスの方を見るが、ダン隊長の言葉に、なるほど!と関心しているようだった。
こいつとは同期だが、こいつの人格を一言で表すなら、馬鹿みたいにまじめだ。
事あるごとにクラスをまとめようとしたり、過剰なほど過酷な訓練を先生に要求したり、しかもそれをクラス全員で、こなさせられた。正直うざかった。
けどそれはベレニスが本気で異端審問官を目指し、本気で人を救おうとしているからであって、決して悪気があったわけではないことは知っている。
俺はヒリヒリと痛む肩甲骨をさすりながら、
俺はどうなのかというと、情熱をもって異端審問官になった訳ではない。あまりにも給料がいいのだ、この仕事は。命がかかっているとはいえ、それを差し引くほどの給料。
こんな自己中心的な理由で異端審問官になった俺のことを、自己犠牲と隣人愛を重んじるエレツィア様は怒るだろうなぁ。
そんな憂いも、他の焚火を囲む部隊員の談笑も、灯りで照らされる平原を囲む深夜の森林に吸い込まれていく。
しばらく続いた沈黙に耐えられず、世間話をダン隊長にふる。
「ダン隊長は大丈夫なんですか? こんな夜遅くまで仕事なんて」
「ん!? どういうことだ!?」
「あ、いや、奥様が心配して怒ってそうだなぁと……」
「あぁ!そういうことか!大丈夫!ソフィはこんなことで一々心配になったり、怒ったりしないさ!ガハハハハハハハ!」
「そうなんですね……ハハハ」
ダン隊長の豪快な笑いを、愛想笑いで返す。
俺の中では、ダン隊長はしょっちゅう奥さんであるソフィさんに、そういうことで怒られているようなイメージがある。
ダン隊長は、意外にも尻に敷かれる側のようで、その剛腕で家の扉を破壊しては、怒られているのをよく見かけた。
「それに、この時間ならソフィは、ジェイを寝かしつけようと忙しいからな! 俺の事を気にしてる暇なんてないさ! ジェイの夜泣きはすごいぞぉ! ガハハハハハハハ!」
(絶対に笑いどころじゃないし、ダン隊長は、奥さんの苦労をねぎらった方がいいですよ)
心の中で突っ込みながら、ハハハと作り笑いをする。
「そうなんですね! 元気に育つといいですね!」
ベレニスは、快活に言う。
まぁ、間違いなくダン隊長の子なら、嫌でも元気に育つだろうなぁ。
「そうだ! 俺の子といえば!」
ダン隊長はそういうと、首元から鎧の中へ無理やり腕を突っ込むと、一枚の紙を取り出し俺たちに見せてきた。手の平サイズのその紙には、わが子を抱く笑顔のソフィさんの絵が描かれていた。
「これ…… 絵ですか?」
俺はその絵を覗き込みながら聞く。
「そうだ! すごいうまいよな!」
上手いなんてもんじゃなかった。あまりに精巧で、現実をそのまま紙の中に落とし込んだような出来だ。それでいて描き手の優しさが滲み出るような一枚だった。
ベレニスを感動しているようで、その絵に目も心も奪われているようだった。
「カインに描いてもらったんだよ、これ! よくできてるよな! 娘が生まれた時に頼んだら描いてくれたんだよ!」
カインという人名に、ベレニスの目は一層輝く。
「カインさんが描いたんですか! もっとよく見せてください!」
「あぁ! いいぞ!」
ダン隊長から手渡されたその絵を、なめるようにベレニス見ている。
かと思うと突然顔を上げ、ダン隊長に問いかける。
「カインさんって、どんな方なんですか!」
「話したことなかったか!? 礼拝で顔、合わせたことあるだろ!?」
ダン隊長の大音量の質問に、ベレニスは顔を赤らめながら、慌てて答える。
「いえ! あの! その! 何度もお見かけしてはいるのですが……」
(珍しいなぁ、こいつが人付き合いに億劫になってるなんて……。)
そう思いながら、カインについて考える。
俺も何回かカインと、話したことがある。確かイサイヤ司祭の息子だとか。
初めてカインと会った時、内向的な性格という印象を受けた。
その印象とは裏腹に、彼はいつも人に囲まれていた。
子供にも、丁寧な口調で接し、どんなことにも真摯に対応する彼のことを嫌いになる人は少ないだろう。
そんなカインに、俺は一度、狂気のようなものを感じた。
何気ない会話をしていた時だ。
どんな話をしたかは、はっきり覚えていないが、その会話の最中、カインの優しい笑顔の仮面がなくなった。
真顔だったが、確かその表情の向こうに怒りと怨嗟を感じた。
それ以来、苦手意識を持っている。
急にダン隊長が、すくっと立ち上がる。それに驚いた俺は視線を向ける。
ダン隊長は真顔で正面の森林を見つめているようだった。
ダン隊長の顔を見て、また記憶に思考が戻る。
そうそう、カインはこんな風な真顔になってたんだ。
俺は思い出す。
(確かあの時は……、そうだ! 業魔の事件の話をしてたんだ。そしたら急にカインが真顔に……)
「ルイ、立て……来るぞ」
ダン隊長らしくない、静かな口調。俺は考え事を中断し、周りに意識を向ける。
いつの間にか、審問官同士の談笑が消えていた。そして全員が、ダン隊長と同じ方向を見ている。
森林に目を向ける。
森林と平原の境目、不自然に停車した馬車が一つ。
馬車の方から、子供と女性の悲鳴が混ざり合う狂気の不協和音が聞こえる。
それがいきなり消えると、今度は肉が膨張する生々しい音とともに、巨大な影が、馬車の横に浮かび上がる。それは形を作り終えると、こちらに近づいてくる。
月明かりと平原の焚火たちが、その巨大な怪物を照らし出す。
顔は鼠のように見えたが、発達した門歯はなく、喉元まで裂けた口からは、鋭い牙がずらりと顔を覗かせていた。
人型で二足歩行。
異常に腕が長く、膝と手が並んでいた。
肌は白い艶やかな鱗に覆われている。
さらに背中から頭、鼻先にかけて。肩から腕の外側、手の甲にかけて、ハチの巣のように、六角形の装甲が敷き詰められていた。。
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