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EP:128 催促する囚人

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「アズミ……可愛いな」
「ん……んンん?? ふぇ???」
「あ。アズミ、起きたのかい? おはよう」

 トイレの看守仲間を他所に。
 フロイが安住を構っていると安住が目を開けた。
 その視線が微睡んでいる。
 何度も瞬きをする様子で、
「???? ふ、ろぃ????」
 拙い言葉でフロイの名前を呼んだ。
「うん。そうだよ、アズミ」
 安住の頬に指先を添えながら、優しく撫ぜる。
 夢かと思っているようで。

「フロイ~~♡ 好きだよ~~♡♡」

 安住は首元に腕を伸ばして、フロイの身体を引き寄せる。

「っちょ。アズミ……強引だね」

 フロイも安住の行動に驚いたものの。
 感情ボルテージも滾ってしまい、股間も滾ってしまっていた。
 なのに、すぐに安住の口からは。

「すぅ…すぅ…ぅううん~~」

「え! アズミ?!」

 寝息が聞こえてきて、それにフロイも狼狽してしまう。この滾ってしまったものをどうしたらいいのかと。
 そして、トイレの方へと視線を向けた。
 騒がしい声が聞えた。

(あっちはあっちでなんかしているみたいだし…いいいよね)

 ジ…ジジジ~~……

 安住の囚人服つなぎのジッパーを下げていく。
 薄く肉づいた皮膚が視界に映る。
 しかし、その皮膚には噛み痕が赤く残っている。フロイ自身のと、ゲイリーの歯型だ。
 その歯型に舌を這わそうとしたが、暗視ゴーグルスコープが邪魔でもあった。
 しかし、取るにもいかず。

「っち」

 フロイは指を安住の口腔に差し込むと。
 唾液のついた指を安住のアナルへと挿入れ、第一関節から第二関節から指の付け根まで一気にねじ込ませた。
 さらにもう一本、二本と。

「ふぁ゛♡♡ んンんん゛♡♡」

 ひくんとなった身体に。
 フロイも舌なめずりをする。

「も。いい、かな」

 フロイも自身のズボンのジッパーを下げ。
 熱く激しく滾ったペニスを取り出した。
 軽く扱き、
「挿入れるよ。アズミ♡」
 指を抜いてパクパクと開くそこにあてがい。

 っず。
 
 ずぷぷぷぷ‼

「っく!」

 一気に挿入れたのだった。
 激しい締めつけと熱に、フロイも声を漏らしてしまう。
 
「っは……あつ♡」

 ぐぷぷぷ。

 ぐぅうう~~‼

 出し入れをゆっくりとしていくと。

「ん? んンん?? く、るしぃ???」

 ようやく、ここに来て安住も目を覚ましたのだった。
 自身の犯されている様子に。

「っへ? あ゛♡♡ っふ、ろぃいい~~????」

 安住は弱々しい声で、彼を確認した。
 顔が見えないからだ。

「うん。だから、安心して身を預けていいよ♡ アズミ♡」

「じゃ、じゃあなくて~~勝手に抱くなよォおおぅ~~‼」
「看守だから夜這いは特権だよね♡ 寝かせると思うの? 君は♡」

 じゅぷ。

 ぐじゅッッ!

「ぁ゛♡♡ んっひぃ! ぁあ゛♡♡♡♡ ひもちいぃ゛~~♡♡」

 毛布で顔を覆う安住から毛布を剥ぐと。
 安住の腕を持ち上げて、自身の肩へと置いた。

「顔。こっちでしょ。アズミ」

 ◆

 ゲイリーとセスナが睨み合うトイレ内。

「しないと漏れんじゃねぇのォ??」

 セスナの言葉に、
「おい! セスナ‼ お前って奴は‼」
 フレディも声を上げた。

 ぶわ!

 ぶわわわわ‼

「ぅ、うえ゛! なんでぞんな゛ごどばっが言うんだよおぉおう~~‼」

 ついにゲイリーも本泣きし始めてしまう。
 流石のセスナも引いてしまう。

「っはァ~~…いい歳した男が本泣きしてんじゃねェよ! ったくよォ~~‼」

 顔に手を置くと身体を翻した。
「行くぞ。フレディ!」
 その変わり身に、
「っは、はい!」
 フレディも強く頷いた。

「溜まんねぇなァ。全く!」

「人でなしですね。嫌われますよ、そんなんじゃあ。ゲイリー君にも」
「ぅっせぇ~~よ! 馬鹿野郎‼」

 軽くじゃれ合いながら出て行くと、

 ギシ!

 ギシギシ‼

 ベッドが軋む音が鳴った。

「「!?」」

 思わずセスナとフレディの足も止まってしまう。
 暗視ゴーグルスコープを手で動かして。
 熱感知と、周囲の拡大をさせると。

「っふ、フロイ…さん……お前ェ」

 フレディが身体を沈ませる様子に。
 セスナも、
(盛ってんじゃねェ~~っつぅ~~の‼)
 舌打ちをすると。

「あ、アズミ?! ぁ、あああアズミぃー~~?!」

 トイレから出て来たゲイリーが音の鳴る方へと声をかけた。顔面は蒼白だった。

「アズミ?! アズミ‼ アズミぃいい‼」

 駆け出そうとするゲイリーの腕を。
 咄嗟にセスナが掴み制止させた。
 このまま行けば。
 間違いなく|獣《フロイ)に噛み殺さねかねないからだ。

「っは、離してよ‼ 離せってんだよぉ゛ー~~ッッ‼」

「行ったところでどうするってんだよ? 3Pでもすんのかァ゛?? あァ゛ああ゛??」
「ぅ、うううぅ゛ー~~じな゛い゛も゛んンん゛ー~~‼」
「ったく。んなに泣いたら。目が張れちまうぞ…おい」

 セスナがゲイリーの目をなぞった。
 
「離してよ! 触らないでよー~~ッッ‼」

 つぷ!

「っだ! ぃ、ったぁああいぃー~~‼」

 暴れた拍子にセスナの指が。
 ゲイリーの目に入ってしまう。

「あ。悪ィな」

 腕を離すセスナが謝る。
 その様子に、
「…うん」
 ゲイリーも安住の嬌声を訊きながら頷いた。

「あ♡ あ゛♡♡ ぃ、いぐぅー~~♡♡ ぁ…――~~っつ♡♡♡♡」

(…アズミのっ! ばかぁー~~っっ‼)

 安住の嬌声にゲイリーの身体も火照ってしまい。自身の股間も勃起し。
 
 さらに奥の孔もヒクつく始末だった。
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