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襲撃者
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「えっと、特になにも。お前はこの世界がなんなのか知ってるか?と聞かれたので知らないと答えただけです。そのあと、この世界の説明を受けて出て来たんです」
雫が「ほらね」という顔をしながら両手を肩の少し下で天に向けている。彼はアタックプレーヤーの資格は取れなかったので、自分のスキルを見つけてこの世界に適応して生きて行くしかないとのことだった。ちなみに自分のスキルが見つかるまでは肉体労働をするしか生きる道はないという。いわゆる奴隷という奴らしい。
街に戻ってウィルが真っ当に働くのに必要な作業を一通りやらせてみたが、シュガーはなにも出来なかった。ウィルは本当に面倒見が良いな。
「仕方ねぇ。少しはマシな主人を紹介してやるから、そこで働きな」
ウィルはそういって腕に巻いたホログラム通信機で誰かと連絡をとって、一枚のメモをシュガーに渡した。
「なんか悪いことをしたな。俺たちがレッド落ちさせなければ彼はこんなことにはならなかったのに」
「それは仕方のないことよ。新海くんも運良くここに落ちてきたから、今のあなたがあるのよ。それに私たちの生活費もあるでしょ。弱い者は食われるのよ」
彼は一生スキルを見つけることが出来ないのだろうか。そもそもなんのスキルも持っていないプレーヤーは存在するのだろうか。ウィルに聞くと、プレーヤーは必ず1つはスキルを持っているということだ。もしかしたら彼はハイレベルなスキルの持ち主でウィルには分からなかっただけなのかもしれないな。
「ウィル、バディが見つからないとどうなっちゃうんだ?生活費が底をついてお終いになるのか?」
「その通りだよ。俺はあと2ヶ月以内に見つけないと貯めたブラックマネーが底をつくな。頼むからもっとレッド落ちさせてくれよぉ」
雫は例のスタイルで人差し指を顎に当てて思案している。
「うーん……、うん、そうしよう。新海くん、いい機会だから、ブルードッグで1人のOPWプレーヤーをあなただけでレッド落ちさせて見せて。基本的にブルードッグで落としたプレーヤーはブルーに落ちる可能性が高いから」
「本当か!?頼むよ!新海!期待してるぜ!そんで、次のミッションはいつだ?」
「まって、今確認してる。一番早いのは……今晩、ね」
「夜、か」
雫とウィルの顔が曇る。夜のミッションは何かあるのだろうか。雫に確認すると、ミッションレベルは昼と変わらないが、ドッグに向かう途中や入る前に危険が伴うとのことだ。そこで、ウィルに報酬と引き替えにボディーガードを依頼することにした。
「さて。準備はいい?行くわよ」
俺と雫とウィルはパブを出発してブルードッグに向かう。幸いにして道中での敵襲はなかった。最後はドッグに入る前だ。それに、俺たちがドッグに入ったあと、ウィルはどうするのだろうか。仮にもID持ちだ。複数人に襲われたとしたらどうなるのだろうか。
「あぶねぇ!」
ウィルが咄嗟に俺たちを突き飛ばした。同時にウィルが何かにぶつかるようにしてその場に倒れ込んだ。
「くっそ。気が付くのが遅れた……!雫!新海!早くドッグに入れ!ここは俺が何とかする!」
俺がウィルを置いて行くのかドッグに入るのか迷っていたら、雫が強引に腕を引いてドッグに俺を連れ込んだ。
「ウィルの行動を無駄にしないで。今回は彼のバディを確保するためのミッションだったけど、自分の身は自分で守るのがこの世界のルールなの。彼があそこで終わるのなら、それが彼の運命。さ、新海くんには新海くんの仕事があるわ。レベルは低いとはいえ、失敗したら新海くんが虚無行きよ。切り替えなさい」
「このミッションを一旦キャンセルしてウィルを助けに行くことは出来ないのか?」
「キャンセルは出来ないわ。一度受けたら後戻りできないの」
俺は外のウィルが気になったものの、まずは自分の仕事を完遂させるべくコンソールパネルの前に座った。
「チックショウ!誰だてめぇ!姿を見せろ!この幽霊野郎がっ!」
ウィルはインビジブルスキルに翻弄されていた。姿の見えない敵。しかし、幸運なことに相手はそのスキルしか持っていないようだ。地面の砂を見て動きを察知してなんとか突撃をかわしている。
「掴めさえすればこっちの勝ちなんだがな……」
ウィルは地面の砂を手に取り、向かってくる敵に向かって投げつけた。スキルレベルが足りないのでかなりの至近距離だ。だが、相手が怯んだ隙に腕を掴むことに成功した。
「捕まえたぞこの野郎!さぁ、姿を見せろ!」
徐々に姿が見えてくる。相手は暴れているがウィルの握力スキルがそれを許さない。
「へへ。インビジブルスキルは掴まえちまえばその効果が消えるからな!さっさと顔を拝んでやるぜ」
「うう……」
姿を見せたのはシュガーだった。ウィルは驚きの顔の後に残念そうな顔になりこう告げた。
「残念だぜ。シュガー。なんでお前がこんなことをしたのかは察しが付く。だが、俺はそこまでお人好しじゃねぇ。終わらせて貰うぞ……!」
ウィルは大きなため息を吐きながら、その場に座り込んだ。
「こんなことをするのは、もう二度とゴメンだぜ……」
俺は時間制限ギリギリでなんとかターゲットをレッド落ちさせることが出来た。
「うむ。初めてにしては上出来よ。今回は新海くんが総取り。って言ってもそんなに多くはないけどね。さ、外のウィルも気になるし行くわよ」
そうだ。ウィル。彼は大丈夫なのだろうか。ブルードッグの扉を開き外に出る。ウィルの姿がない。例の襲撃者にやられてしまったのだろうか。この世界では襲撃に敗れると虚無落ちして姿も消えてしまうのだろうか。
周囲を見回すとウィルが建物の物陰に座っていた。
「ウィル!大丈夫か!」
「新海か。ヘタこいちまった……IDを奪われた……」
「くっそ!どんなやつだ!」
「まて、新海。恐らく武器スキルを持ったヤツだ。普通のレベルで勝てる相手じゃねぇ……。それよりこれを受け取れ……」
ウィルはそういうと血にまみれた手をこちらに差し出してきて両手で掴めという。
「だめよ」
雫はそう言うと俺の手を叩き退けた。
「ウィル……あなたね?あの晩、新海くんを襲ったのは。新海くんのスキルを盗もうとしても無駄よ。あなたのレベルでは盗めない。佐藤くん!出て来て!」
雫がそう叫ぶと物陰からシュガーが姿を現した。
「てめぇ!なんで俺のいうことを聞かねぇ!」
「ウィル。あなたの相手を操るスキル、マニピュレータスキルは私のスキルで上書きしたわ。ドッグに入る前に私たちを助けるフリをして、掴まえた佐藤くんからスキルを奪ったんでしょ。更にマニピュレータスキルを佐藤くんに使って私たちを襲撃しようとしたのは分かってたの」
「なんで分かった?」
雫が「ほらね」という顔をしながら両手を肩の少し下で天に向けている。彼はアタックプレーヤーの資格は取れなかったので、自分のスキルを見つけてこの世界に適応して生きて行くしかないとのことだった。ちなみに自分のスキルが見つかるまでは肉体労働をするしか生きる道はないという。いわゆる奴隷という奴らしい。
街に戻ってウィルが真っ当に働くのに必要な作業を一通りやらせてみたが、シュガーはなにも出来なかった。ウィルは本当に面倒見が良いな。
「仕方ねぇ。少しはマシな主人を紹介してやるから、そこで働きな」
ウィルはそういって腕に巻いたホログラム通信機で誰かと連絡をとって、一枚のメモをシュガーに渡した。
「なんか悪いことをしたな。俺たちがレッド落ちさせなければ彼はこんなことにはならなかったのに」
「それは仕方のないことよ。新海くんも運良くここに落ちてきたから、今のあなたがあるのよ。それに私たちの生活費もあるでしょ。弱い者は食われるのよ」
彼は一生スキルを見つけることが出来ないのだろうか。そもそもなんのスキルも持っていないプレーヤーは存在するのだろうか。ウィルに聞くと、プレーヤーは必ず1つはスキルを持っているということだ。もしかしたら彼はハイレベルなスキルの持ち主でウィルには分からなかっただけなのかもしれないな。
「ウィル、バディが見つからないとどうなっちゃうんだ?生活費が底をついてお終いになるのか?」
「その通りだよ。俺はあと2ヶ月以内に見つけないと貯めたブラックマネーが底をつくな。頼むからもっとレッド落ちさせてくれよぉ」
雫は例のスタイルで人差し指を顎に当てて思案している。
「うーん……、うん、そうしよう。新海くん、いい機会だから、ブルードッグで1人のOPWプレーヤーをあなただけでレッド落ちさせて見せて。基本的にブルードッグで落としたプレーヤーはブルーに落ちる可能性が高いから」
「本当か!?頼むよ!新海!期待してるぜ!そんで、次のミッションはいつだ?」
「まって、今確認してる。一番早いのは……今晩、ね」
「夜、か」
雫とウィルの顔が曇る。夜のミッションは何かあるのだろうか。雫に確認すると、ミッションレベルは昼と変わらないが、ドッグに向かう途中や入る前に危険が伴うとのことだ。そこで、ウィルに報酬と引き替えにボディーガードを依頼することにした。
「さて。準備はいい?行くわよ」
俺と雫とウィルはパブを出発してブルードッグに向かう。幸いにして道中での敵襲はなかった。最後はドッグに入る前だ。それに、俺たちがドッグに入ったあと、ウィルはどうするのだろうか。仮にもID持ちだ。複数人に襲われたとしたらどうなるのだろうか。
「あぶねぇ!」
ウィルが咄嗟に俺たちを突き飛ばした。同時にウィルが何かにぶつかるようにしてその場に倒れ込んだ。
「くっそ。気が付くのが遅れた……!雫!新海!早くドッグに入れ!ここは俺が何とかする!」
俺がウィルを置いて行くのかドッグに入るのか迷っていたら、雫が強引に腕を引いてドッグに俺を連れ込んだ。
「ウィルの行動を無駄にしないで。今回は彼のバディを確保するためのミッションだったけど、自分の身は自分で守るのがこの世界のルールなの。彼があそこで終わるのなら、それが彼の運命。さ、新海くんには新海くんの仕事があるわ。レベルは低いとはいえ、失敗したら新海くんが虚無行きよ。切り替えなさい」
「このミッションを一旦キャンセルしてウィルを助けに行くことは出来ないのか?」
「キャンセルは出来ないわ。一度受けたら後戻りできないの」
俺は外のウィルが気になったものの、まずは自分の仕事を完遂させるべくコンソールパネルの前に座った。
「チックショウ!誰だてめぇ!姿を見せろ!この幽霊野郎がっ!」
ウィルはインビジブルスキルに翻弄されていた。姿の見えない敵。しかし、幸運なことに相手はそのスキルしか持っていないようだ。地面の砂を見て動きを察知してなんとか突撃をかわしている。
「掴めさえすればこっちの勝ちなんだがな……」
ウィルは地面の砂を手に取り、向かってくる敵に向かって投げつけた。スキルレベルが足りないのでかなりの至近距離だ。だが、相手が怯んだ隙に腕を掴むことに成功した。
「捕まえたぞこの野郎!さぁ、姿を見せろ!」
徐々に姿が見えてくる。相手は暴れているがウィルの握力スキルがそれを許さない。
「へへ。インビジブルスキルは掴まえちまえばその効果が消えるからな!さっさと顔を拝んでやるぜ」
「うう……」
姿を見せたのはシュガーだった。ウィルは驚きの顔の後に残念そうな顔になりこう告げた。
「残念だぜ。シュガー。なんでお前がこんなことをしたのかは察しが付く。だが、俺はそこまでお人好しじゃねぇ。終わらせて貰うぞ……!」
ウィルは大きなため息を吐きながら、その場に座り込んだ。
「こんなことをするのは、もう二度とゴメンだぜ……」
俺は時間制限ギリギリでなんとかターゲットをレッド落ちさせることが出来た。
「うむ。初めてにしては上出来よ。今回は新海くんが総取り。って言ってもそんなに多くはないけどね。さ、外のウィルも気になるし行くわよ」
そうだ。ウィル。彼は大丈夫なのだろうか。ブルードッグの扉を開き外に出る。ウィルの姿がない。例の襲撃者にやられてしまったのだろうか。この世界では襲撃に敗れると虚無落ちして姿も消えてしまうのだろうか。
周囲を見回すとウィルが建物の物陰に座っていた。
「ウィル!大丈夫か!」
「新海か。ヘタこいちまった……IDを奪われた……」
「くっそ!どんなやつだ!」
「まて、新海。恐らく武器スキルを持ったヤツだ。普通のレベルで勝てる相手じゃねぇ……。それよりこれを受け取れ……」
ウィルはそういうと血にまみれた手をこちらに差し出してきて両手で掴めという。
「だめよ」
雫はそう言うと俺の手を叩き退けた。
「ウィル……あなたね?あの晩、新海くんを襲ったのは。新海くんのスキルを盗もうとしても無駄よ。あなたのレベルでは盗めない。佐藤くん!出て来て!」
雫がそう叫ぶと物陰からシュガーが姿を現した。
「てめぇ!なんで俺のいうことを聞かねぇ!」
「ウィル。あなたの相手を操るスキル、マニピュレータスキルは私のスキルで上書きしたわ。ドッグに入る前に私たちを助けるフリをして、掴まえた佐藤くんからスキルを奪ったんでしょ。更にマニピュレータスキルを佐藤くんに使って私たちを襲撃しようとしたのは分かってたの」
「なんで分かった?」
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