騎士団長はスキル《ストーカー》を極めたい!

ミアキス

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閑話 1

そんな話は聞いてない…

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「……何がどーして、こーなった?」

    ラフィンはベッドの中で、布団に潜り込んで頭を抱えてそう呟いた。

「どーしても、こーしても。僕が大神官辞めて、魔導師として侯爵家に問題なく勤めれるように理由作るためという名目で、ラフィンが僕の奥さんになるから、さっさと既成事実作っとけって聖王に言われたからだよ♪」

    楽しそうに話しながら、カフィルがラフィンのいるベッドに潜り込む。

※※※※※※※※

    侯爵夫妻から、聖王と顔見知りで頼みやすいだろうからという理由で、神聖国の聖王への上奏にカフィルと向かったラフィン。

    そんなラフィンであったが、謁見するなり、

「おっきくなったな、ラフィーン!立派になって!!」

    と、聖王自らに小さい子扱いで、衆人環視の中、高い高ーいと抱き上げられてから、容量オーバーになっていた。

ーー聖王様は獅子の神獣だし…。寿命も違うから感覚が違うって分かってても、人目のあるとこでやられるのは辛すぎ……。

    涙目のラフィンを下ろし、玉座に座ると同時に幼子のように膝に座らされた時点で、ラフィンは魂が口から抜けたようになっていた。

「ああ。それならカフィルが魔導師として定期的に魔導具作って、こっちに報告書出してくれればいいぞ。どうせ大神官の任期も終えたんだ。この際、他の連中が文句言ってくる前にさっさとラフィンと結婚してしまえ!宣誓書なら我が今すぐ書いてやる故な!!」

    カフィルの説明を受け、スクロールを見た聖王は、その場で宣誓書を用意してしまい、訳の分からぬままにその場の勢いに押され、ラフィンはサインをしてしまっていたーー。

※※※※※※※※

「ほうら、いい子だから諦めて♪」

「いや、おかしいでしょ!私、カフィル様の養い子ですよ!一応、定義は親「あ、後見人になってるだけだから、養い子扱いにはなんないよ?」」

「はい?」

    ポカンとなったラフィンを、カフィルはいそいそと自分の体の下に引き込んだ。

「そもそもさ。君の名前付けたの僕だよ?ボルツが僕のお嫁さんにするからって、僕に付けさせたんだからね」

「え?待って、それおじいちゃんから聞いてない…。うちの親からも聞いた記憶ない……」

「そうなの?でも、ちっちゃい頃から『ラフはカフィル様のお嫁さんなったげる~♪』って、会う度に言ってたじゃん。僕、それを支えに頑張って大神官なんて面倒臭い仕事の任期終わるの我慢してたんだからね」

    『護衛メイド』として、それなりの体術をこなすラフィンではあるが、現状を把握しようとするのに必死で、現在の自分の状態に気づいていない。
    そんなラフィンに対して、カフィルはエルフ特有の《緑魔法》でラフィンの両手を頭上で拘束していた。

「…はっ!そーですよ、だからって何でこんな急いで結婚しなきゃなんないんですかっ!?」

「んー?そりゃ、僕が魔導具作れるから、国から出したくないっつー連中黙らせるためだよ。子供出来たら、引き離せないからね」

「いや、子供って…。そんな簡単に出来るわけ…って……。カフィル様?まさか、《必中》持ち…とか言いませんよね?って、待って!私、いつの間にこんな格好に!?」

    正気に戻ると、両手は頭上に纏めて拘束され、着ていた夜着まで脱がされて下履きのみという姿に、ラフィンはめちゃくちゃ慌てた。

「ふふ。ラフィンはどう思う?」

「え…。ウソ、待って。待ってった…らぁ…」

    カフィルは自分の着ていた夜着を脱ぎ捨てながら、ラフィンの口を塞いだ。

「は…、んん…」

「ん…。いい子…」

    開いた唇に舌を滑り込ませながら、ラフィンの肌を撫で回す。

「ふぁ!ダメ…。それ、ダメぇ……」

「んー。《耐性》スキルもこっちの行為には反映されないかな?それとも、ラフィンが無意識にスキル止めてる?僕としてはラフィンがちゃんと感じてくれるならいーけどね♪」

    足の間に体を入れ、ラフィンから溢れる蜜を存分に啜りながら、カフィルは反応を長い間楽しんでいた。

「ん~…。もう大丈夫かな?」

「あ…、ああっ!!や、いったーい…」

    カフィルの体が重なると、熱い塊に体を貫かれていく。
    痛さに堪らず声を上げて背を浮かせると、カフィルの腕がその隙間に入り込んだ。

「ラフィン……。いい子を産んでね♪」

「ーーーーーっ!!」

    しっかりと体を抱え込んで離す気のないカフィルの言葉に、ラフィンは自分の近い未来が確定したことを知ったーーーー。


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