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第十一章 なりきり、やりきり、これっきり
一つ利口になりました
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お気に入り登録60越えありがとうございます!
頑張って、楽しんでもらえる話を書きたいと思います!
****************
[アリスティリア視点]
「………重いです……」
エヴァン様の子を妊娠して、お腹がだいぶ出てきました。
二人入ってるせいか、とても重いです。
そして、当たり前ですが、自分の体が重たいです……。
「…眠いです……」
更には昼夜を問わず、異様に眠いです!
だけどウトウトしては、お腹のせいで寝返りもうてず、体が辛くなって目が覚めます。
そんなわたしの為に、エヴァン様が魔導具師のカフィル様に相談されたら、揺り椅子を貰いました。
これがまたすごく腰が楽で最高です。
流石に夜はエヴァン様がいるので、我慢ですけど……。
クルルルルル……。
お腹が空きました…。
地獄の始まりです。
「うぐ……」
お腹は減っているのに、食事が採れません。
匂いで食べれないからと鼻を摘んでみても、今度は味が気持ち悪くてたまりません。
同じように妊娠してるラフィンさんやナースディアから来てくれてる助産師さんには、
「辛いかもしれませんが、吐いても構わないので少しでも胃に入れてください」
と、言われてるので頑張って口にはするのですが、無理です……。
お腹が空いても気持ち悪くて、食べても気持ち悪くって、大きくなるお腹とは反対にわたしの手足が少し細くなってきました。
最初の頃、余りの気持ち悪さに《回復》を使ったところ、更に気持ち悪くなり、目まで回してしまいました。
「本来なら有効なんでしょうが、妊娠中は胎内に子供がいますから、魔力バランスが崩れて余計に気持ち悪くなるんですよ…」
余りの辛さに泣いていたわたしに、ラフィンさんが背中を撫でながら教えてくれました。
ラフィンさん、経験者ですね…。
妊娠中によく好まれるというレカンや、ミモンも取り寄せてくれましたが、わたしはムカついて食べれないまま。
情緒も不安定になり、訳も分からずメソメソしてしまい、その度に何故か(城で仕事してるはずの)エヴァン様が隣にいて抱きしめてくれるという日々が、安定期に入っても続きました。
夜中に何度も呻くわたしの様子に起きては、抱きしめてくれるので、エヴァン様の寝不足を心配しているのですが、《不眠》スキルが生えたから大丈夫と言われました。
……それ、ホントに大丈夫なスキルですか?
そんな日々を何とか過ごし、悪夢のような長い悪阻地獄は治まりましたがーーーー。
「…ステリナァ…」
「はいはい。どうしました、アリス様?」
「胸が熱くて痛いです……」
最近、胸も膨らみを増して、痛くなってきました。
「あー。冷やしますかね。産まれる前に胸を刺激するのは良くないとか言ってましたし…、って、アリス様。胸元が、濡れてません?」
「え?」
視線を向けると、濡れていました。
「……母乳ですね。アリスティリア様は、母乳の出の心配はないようですが、早産になるかも知れません……あまり、胸を刺激しないようにしてください…」
安定期もそろそろ終わりかと思っていた矢先のことです。
ゴシゴシ拭かないようにと言うことでしたが、濡れて濡れて濡れまくる。
「どうせ、外に出ないですし、身内しかいないってことで!」
と、ステリナにより渡されたタオルで、胸元を覆うことになりました。
軽く運動をということで、邸内を歩くのですが…。
やはり、ここでもエヴァン様が一時帰宅しています。
……お仕事、ちゃんとされてますか?
ものすごく気になるので、カルステッドに尋ねました。
「あー……。若奥様のことに異様なまでに反応して、仕事になりませんので、王太子様の許しが出まして、邸宅と団長室直通の転移陣が設置されてます……」
移動時間の短縮も兼ねたそうです。
なるほど、納得の展開です。
「後、若奥様の出産は、時期王太子妃の誕生ということもあるので、騎士団の仕事より優先して良いと、陛下が仰ったそうです…」
「…………そうですか…」
うん。出産終わるまでは、常時《悟り》を発動していた方がよいみたいです。
でないと落ち着きません。
わたし、何やら一つ利口になったような気がしてきましたねーーーー。
頑張って、楽しんでもらえる話を書きたいと思います!
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[アリスティリア視点]
「………重いです……」
エヴァン様の子を妊娠して、お腹がだいぶ出てきました。
二人入ってるせいか、とても重いです。
そして、当たり前ですが、自分の体が重たいです……。
「…眠いです……」
更には昼夜を問わず、異様に眠いです!
だけどウトウトしては、お腹のせいで寝返りもうてず、体が辛くなって目が覚めます。
そんなわたしの為に、エヴァン様が魔導具師のカフィル様に相談されたら、揺り椅子を貰いました。
これがまたすごく腰が楽で最高です。
流石に夜はエヴァン様がいるので、我慢ですけど……。
クルルルルル……。
お腹が空きました…。
地獄の始まりです。
「うぐ……」
お腹は減っているのに、食事が採れません。
匂いで食べれないからと鼻を摘んでみても、今度は味が気持ち悪くてたまりません。
同じように妊娠してるラフィンさんやナースディアから来てくれてる助産師さんには、
「辛いかもしれませんが、吐いても構わないので少しでも胃に入れてください」
と、言われてるので頑張って口にはするのですが、無理です……。
お腹が空いても気持ち悪くて、食べても気持ち悪くって、大きくなるお腹とは反対にわたしの手足が少し細くなってきました。
最初の頃、余りの気持ち悪さに《回復》を使ったところ、更に気持ち悪くなり、目まで回してしまいました。
「本来なら有効なんでしょうが、妊娠中は胎内に子供がいますから、魔力バランスが崩れて余計に気持ち悪くなるんですよ…」
余りの辛さに泣いていたわたしに、ラフィンさんが背中を撫でながら教えてくれました。
ラフィンさん、経験者ですね…。
妊娠中によく好まれるというレカンや、ミモンも取り寄せてくれましたが、わたしはムカついて食べれないまま。
情緒も不安定になり、訳も分からずメソメソしてしまい、その度に何故か(城で仕事してるはずの)エヴァン様が隣にいて抱きしめてくれるという日々が、安定期に入っても続きました。
夜中に何度も呻くわたしの様子に起きては、抱きしめてくれるので、エヴァン様の寝不足を心配しているのですが、《不眠》スキルが生えたから大丈夫と言われました。
……それ、ホントに大丈夫なスキルですか?
そんな日々を何とか過ごし、悪夢のような長い悪阻地獄は治まりましたがーーーー。
「…ステリナァ…」
「はいはい。どうしました、アリス様?」
「胸が熱くて痛いです……」
最近、胸も膨らみを増して、痛くなってきました。
「あー。冷やしますかね。産まれる前に胸を刺激するのは良くないとか言ってましたし…、って、アリス様。胸元が、濡れてません?」
「え?」
視線を向けると、濡れていました。
「……母乳ですね。アリスティリア様は、母乳の出の心配はないようですが、早産になるかも知れません……あまり、胸を刺激しないようにしてください…」
安定期もそろそろ終わりかと思っていた矢先のことです。
ゴシゴシ拭かないようにと言うことでしたが、濡れて濡れて濡れまくる。
「どうせ、外に出ないですし、身内しかいないってことで!」
と、ステリナにより渡されたタオルで、胸元を覆うことになりました。
軽く運動をということで、邸内を歩くのですが…。
やはり、ここでもエヴァン様が一時帰宅しています。
……お仕事、ちゃんとされてますか?
ものすごく気になるので、カルステッドに尋ねました。
「あー……。若奥様のことに異様なまでに反応して、仕事になりませんので、王太子様の許しが出まして、邸宅と団長室直通の転移陣が設置されてます……」
移動時間の短縮も兼ねたそうです。
なるほど、納得の展開です。
「後、若奥様の出産は、時期王太子妃の誕生ということもあるので、騎士団の仕事より優先して良いと、陛下が仰ったそうです…」
「…………そうですか…」
うん。出産終わるまでは、常時《悟り》を発動していた方がよいみたいです。
でないと落ち着きません。
わたし、何やら一つ利口になったような気がしてきましたねーーーー。
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