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第三章 アーディル十六歳
一人我慢大会
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[アーディル視点]
十三で社交界デビューと立太子の儀も済ませ、大体的にフィルとの婚約も正式に発表して、早三年の年月が過ぎました。
昨年からは寝室も共にしています。あ、ちゃんと一線は越えていませんよ。ええ、一応……。
「ん………」
聞き慣れた甘い呻き声に視線を向けた先には、愛しいフィルが眠っています。
私の腕を枕にし、胸元に擦り寄るように寄り添うフィル。
眼 福 で す !
「んん…、アーディ……?」
身悶えるのを耐えていると、目を擦りながらフィルに呼ばれました。
「すみません。起こしましたか?」
「ん……。もう朝ですの?」
「いえ。まだ夜明けまで時間ありますよ…」
そう言って柔らかな髪を撫でると、フィルはトロンとした瞳で私を見上げてきます。
「でしたら、もう少し一緒に寝てください…。ね、アーディ?」
「……。寝る前のキスをしても?」
クスリと笑みを浮かべるフィルの唇に唇を重ねます。
「ん……、う……、っ!!」
髪を撫でながら唇を何度も軽く啄み、そっと唇が開くと舌を滑り込ませ、甘いフィルの口内を存分に味わってから離れると、フィルは私の胸元に顔を擦り寄せて来ました。
ああ、もうっ!何処まで愛らしいのでしょう!!
毎晩、柔らかな身体を抱きしめ、甘いフィルの香りに包まれながら眠れる幸運。まあ、一部何とも言えないこともありますが………。
「……ん……」
腕の中のフィルは、再び眠りの中へ戻っていました。
「…………」
ダメです。困ります。危険です。
フィルの胸の谷間が夜着がずれて、はっきりと見えてしまいました。
眼福です!試練です!!
熱の集まった場所を、フィルに当てないようにしつつ、そっと腕を抜こうとしました。
「ん…、んん?」
眉間に皺を寄せながら、フィルの頭が追いかけてきました。
待って、フィルさん!ホントに困るからっ!!
『子作りさえしなければ、手を出してもいいぞ♪』
などと、父上達は仰いましたけど、そんな真似が出来るはずもありません。
『………アーディル。分かりますね?』
父上達の背後から、にっこりと扇で口元を隠して微笑む母上は非常に…………いえ、なんでもありません。
ナンデモアリマセンヨ。
「………」
ぷるんとしたピンク色の唇が少し開いた寝顔は、あどけなくて…。少し離れると、追いかけるように擦り寄ってくる姿は可愛くて……。
眼福なのに、眼福なのに……。一部分には拷問です!
こんなのフィルに知られたくありませんし、寝てるフィルに触れるなどもっての外です!
そもそも、来年には何事もなければ婚姻式なのです!
フィルが十六歳になるその日に、私達は晴れて夫婦となるのです!我慢できなくてどうするのです!!
そんな私は試されているのか、フィルが十五の誕生日を過ぎてから、夜着が変わったのです。
主に布が…………。
薄 手 の 丈 の 短 い も の に !
おかげでしがみつかれれば、柔らかなフィルの感触ははっきりと分かるし、薄くなった分、体のラインがはっきりと分かるし……。
おかげで油断すると、体の一部がとんでもない状態になります。
誰ですか?誰の判断ですか!?
処理するために離れようにも、フィルの体が離してくれず、腰を引いた不格好な姿で寄り添いながら、教典やら法典やらの暗誦をして眠りにつく我慢大会を、毎夜過ごしています。
ああ、でも。我慢しただけ、その日が来たら報われるのでしょうか?報われますよね?ね!?
十三で社交界デビューと立太子の儀も済ませ、大体的にフィルとの婚約も正式に発表して、早三年の年月が過ぎました。
昨年からは寝室も共にしています。あ、ちゃんと一線は越えていませんよ。ええ、一応……。
「ん………」
聞き慣れた甘い呻き声に視線を向けた先には、愛しいフィルが眠っています。
私の腕を枕にし、胸元に擦り寄るように寄り添うフィル。
眼 福 で す !
「んん…、アーディ……?」
身悶えるのを耐えていると、目を擦りながらフィルに呼ばれました。
「すみません。起こしましたか?」
「ん……。もう朝ですの?」
「いえ。まだ夜明けまで時間ありますよ…」
そう言って柔らかな髪を撫でると、フィルはトロンとした瞳で私を見上げてきます。
「でしたら、もう少し一緒に寝てください…。ね、アーディ?」
「……。寝る前のキスをしても?」
クスリと笑みを浮かべるフィルの唇に唇を重ねます。
「ん……、う……、っ!!」
髪を撫でながら唇を何度も軽く啄み、そっと唇が開くと舌を滑り込ませ、甘いフィルの口内を存分に味わってから離れると、フィルは私の胸元に顔を擦り寄せて来ました。
ああ、もうっ!何処まで愛らしいのでしょう!!
毎晩、柔らかな身体を抱きしめ、甘いフィルの香りに包まれながら眠れる幸運。まあ、一部何とも言えないこともありますが………。
「……ん……」
腕の中のフィルは、再び眠りの中へ戻っていました。
「…………」
ダメです。困ります。危険です。
フィルの胸の谷間が夜着がずれて、はっきりと見えてしまいました。
眼福です!試練です!!
熱の集まった場所を、フィルに当てないようにしつつ、そっと腕を抜こうとしました。
「ん…、んん?」
眉間に皺を寄せながら、フィルの頭が追いかけてきました。
待って、フィルさん!ホントに困るからっ!!
『子作りさえしなければ、手を出してもいいぞ♪』
などと、父上達は仰いましたけど、そんな真似が出来るはずもありません。
『………アーディル。分かりますね?』
父上達の背後から、にっこりと扇で口元を隠して微笑む母上は非常に…………いえ、なんでもありません。
ナンデモアリマセンヨ。
「………」
ぷるんとしたピンク色の唇が少し開いた寝顔は、あどけなくて…。少し離れると、追いかけるように擦り寄ってくる姿は可愛くて……。
眼福なのに、眼福なのに……。一部分には拷問です!
こんなのフィルに知られたくありませんし、寝てるフィルに触れるなどもっての外です!
そもそも、来年には何事もなければ婚姻式なのです!
フィルが十六歳になるその日に、私達は晴れて夫婦となるのです!我慢できなくてどうするのです!!
そんな私は試されているのか、フィルが十五の誕生日を過ぎてから、夜着が変わったのです。
主に布が…………。
薄 手 の 丈 の 短 い も の に !
おかげでしがみつかれれば、柔らかなフィルの感触ははっきりと分かるし、薄くなった分、体のラインがはっきりと分かるし……。
おかげで油断すると、体の一部がとんでもない状態になります。
誰ですか?誰の判断ですか!?
処理するために離れようにも、フィルの体が離してくれず、腰を引いた不格好な姿で寄り添いながら、教典やら法典やらの暗誦をして眠りにつく我慢大会を、毎夜過ごしています。
ああ、でも。我慢しただけ、その日が来たら報われるのでしょうか?報われますよね?ね!?
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