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【取引】錬金術師のお姐:等価交換
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「あっ、すごいっ! この店なんだろーっ、全部すごーいっ!」
「だ、騙されてはいけないんです! 雰囲気はかわいいんですけど、きっと錬金術師どもの罠なんです!」
その店は確かにかわいかった。棚もカウンターも飾り布も魔除け飾りも、全てが白、ピンク、紫を基調にしていた。きっと店主さんは女性だろう。
この棚に置かれているポーションとかいうやつ、かわいいハート型のガラス容器に入っているけど、本物なのだろうか……。
店内にはその他様々な治療薬、化粧品、シャンプー・リンス、石鹸が並んでいる。
「ねぇねぇ、すごいお値段付いてるけど、これなんだろー?」
「は、8000シルバーッ!? ロゼお姉さまっ、やっぱりこの店、悪いお店です!」
150ミリリットルほどの小さなガラス瓶に、塩のような粉末が入れられている。
「いーーらっしゃぁぁーいっっ♪」
「わぁぁーっっ?!」
棚を囲んで眺めていると、突如とんでもなく野太い声が店内に響き渡った!
オルベリアは驚きに飛び上がり、ロゼッティアは店の主の姿に口をおった。
遅れて僕も振り返ると――
「あらっキャワイイッッ♪ 坊や、何歳? ああんっ、よく見たら領主のアルト坊やじゃなぁーいっ、うふっ♪」
なんとも言いがたいお人がそこに立っていた。
「みぎゃぁぁっ?! なっ、なっ、なっ、なんなんですかーっ!? この……この……えっと……なんなんですかーっ!?」
まだ13歳のオルベリアはその店主が男なのか女なのかわからず、言葉を失って指さすだけだ。
そこには鞭のように鍛え上げられた姿態を持つ美しきお姐さんがいた。
なぜだかわからないが、両腕で正方形を描いたオシャレポーズで。
「アタシのことはアマルガムとでも呼んで♪ こう見えて錬金術師なのよーん♪」
「すごーーいっっ! こんな変な格好のおじさん、あたし初めて見たーっ!」
「あらっ、奥様ったらっ♪ 女の幸せの絶頂にあるからって調子こいちゃってんもぅっ! アタシッ、どこから見ても、女の子でしょぉーっ!?」
まあ、その、そういうわけである。今日日、こういうった自己矛盾をはらんだ女性、あるいは男性を、明確に定義することは差別表現である。
アマルガムお姐さまは今度は両腕で三角形を作って、僕にウインクを飛ばした。
「そ……そうだねっ、ごめんね、アマルガムさんっ!」
「姐さんでいいわっよっ! アタシとアンタの仲じゃなぁーいっ♪」
「お……思ってた錬金術師と違うんです……。これ、お姐さんが作ったんですか……?」
オルベリアの感想に僕たちも内心同意するしかなかった。
「そーよっ、このお肌トゥルットゥルになれるハンドクリーム、試してみるぅー、これすごいのよぉー?」
「騙されないんです! 錬金術師は、悪い人たちなんです!」
「あたし試してみたーい!」
僕が期待していた錬金術師とも違う。
僕が欲しかったのは、奇跡の力で産業をブーストしてくれる錬金術師様だ。施設のあの効果からして、そういう稀なる人材が現れるとばかり思っていた。
けど出てきたのはこの、いちいちポーズを付けなければ気が済まない変な姐さんだ。
「あ……これ、すごいです……っ!」
「なにこれなにこれーっ、塗ったばかりなのにー、ベタベタが消えてもうお肌スベスベー! お姐さん天才っ!」
「どうなっているんですかっ!? お姐さんっ、これ、いくらなんですかーっ!?」
さっきまであんなに疑っていたのに、オルベリアは手のひら高速回転だった。
「そうねぇ……それは少し値が張るのだけど……。いいわっ、お近付きの印にあげるっ♪」
「ありがとうなんです、姐さん! ここは素敵なお店なんですっ、あっ、これはなんですか!?」
オルベリアがさっきの塩のような物が入った小瓶に触れた。
「ああん、それぇ? それは食欲を増進させる特別な香料よぉ。耳かき1つ分で、お菓子の生地1キロが当工房比2倍の美味しい香りになるのっ♪」
「えーっ、嘘ーっっ!?」
アマルガム姐さんは様々なポーズを取ってクネクネと踊りながら、店内にあるチート商品を次々と紹介していった。
購買意欲を気持ち高めるライト、2万シルバー。精錬の際に金属の質を飛躍的に高める薬品、4万シルバー。怖いくらい作物が実るようになる肥料、8000シルバー。その他なんでもござれ。
その錬金術工房では、生産性や売り上げを高める魔法の品が多数販売されていた。
「見て下さい、ロゼお姉さまっ、これ、彫金の研磨ローラーです!」
「ああそれ、それはちょっと特別なの♪ それはね、磨いた宝石の傷を直してくれるの♪」
「なにそれっ、ほしいっ、絶対ほしい!」
「たーだーしっ、こういうオメガヤバい物はアタシ、物々交換にしてるのよん♪ 貴女の大切なものは、何かしらぁねぇ……ジュルリッ……」
アマルガム姉さんは鳥類のように首を機敏に動かすと、僕を見つめて舌なめずりをした。
「ちょっとっ、アルトはダメー! ここから、ここまで、全部あたしのだからっ!」
頭から足下まで指さして、ロゼッティアは人前で僕を抱き寄せた。逃げようとしても彼女は離してくれない。
「んもうっ、何よ妬けちゃうわぁんっ! じゃあいいわよ、その腰の、ちっぽけなハンマーでいいわよぉ……っ」
「え……っ、なんで、わかるの……? これ、師匠からもらった、大切なやつ……」
「アタシそういうのわかるのよぉー♪ それと、魔法の彫金ローラー、交換でどうかしらぁ……♪」
大切な物との等価交換。アマルガム姐さんは錬金術師というより、魔女みたいな妖しい雰囲気があった。
ロゼッティアはそれからかなり迷った後に、師匠のハンマーと魔法の研磨ローラーを物々交換した。
「んふふふふっ、毎度ありぃぃーっ♪ これだから錬金術師は止められないわぁんっ♪」
「すごい人ですけど、なんだか、怖い人なんです……」
「だってアタシ魔女――ああんっ、錬金術師のアマルガムちゃんだものぉーっ!」
やっぱり魔女なのかなと思いながらも、僕もその錬金術工房にあったとある品物に興味を持ち、大切な物と等価交換させてもらったのだった。
―――――――――――――――――――――
【備蓄:辺境伯領ザラキア】
【兵糧】2531 (+ 931)
→ 補正値1.25=(+ 1164)
【金】 1156 (+ 680)
→ 補正値1.25=(+ 850)
【木材】144 【石材】52 【人材】2
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「だ、騙されてはいけないんです! 雰囲気はかわいいんですけど、きっと錬金術師どもの罠なんです!」
その店は確かにかわいかった。棚もカウンターも飾り布も魔除け飾りも、全てが白、ピンク、紫を基調にしていた。きっと店主さんは女性だろう。
この棚に置かれているポーションとかいうやつ、かわいいハート型のガラス容器に入っているけど、本物なのだろうか……。
店内にはその他様々な治療薬、化粧品、シャンプー・リンス、石鹸が並んでいる。
「ねぇねぇ、すごいお値段付いてるけど、これなんだろー?」
「は、8000シルバーッ!? ロゼお姉さまっ、やっぱりこの店、悪いお店です!」
150ミリリットルほどの小さなガラス瓶に、塩のような粉末が入れられている。
「いーーらっしゃぁぁーいっっ♪」
「わぁぁーっっ?!」
棚を囲んで眺めていると、突如とんでもなく野太い声が店内に響き渡った!
オルベリアは驚きに飛び上がり、ロゼッティアは店の主の姿に口をおった。
遅れて僕も振り返ると――
「あらっキャワイイッッ♪ 坊や、何歳? ああんっ、よく見たら領主のアルト坊やじゃなぁーいっ、うふっ♪」
なんとも言いがたいお人がそこに立っていた。
「みぎゃぁぁっ?! なっ、なっ、なっ、なんなんですかーっ!? この……この……えっと……なんなんですかーっ!?」
まだ13歳のオルベリアはその店主が男なのか女なのかわからず、言葉を失って指さすだけだ。
そこには鞭のように鍛え上げられた姿態を持つ美しきお姐さんがいた。
なぜだかわからないが、両腕で正方形を描いたオシャレポーズで。
「アタシのことはアマルガムとでも呼んで♪ こう見えて錬金術師なのよーん♪」
「すごーーいっっ! こんな変な格好のおじさん、あたし初めて見たーっ!」
「あらっ、奥様ったらっ♪ 女の幸せの絶頂にあるからって調子こいちゃってんもぅっ! アタシッ、どこから見ても、女の子でしょぉーっ!?」
まあ、その、そういうわけである。今日日、こういうった自己矛盾をはらんだ女性、あるいは男性を、明確に定義することは差別表現である。
アマルガムお姐さまは今度は両腕で三角形を作って、僕にウインクを飛ばした。
「そ……そうだねっ、ごめんね、アマルガムさんっ!」
「姐さんでいいわっよっ! アタシとアンタの仲じゃなぁーいっ♪」
「お……思ってた錬金術師と違うんです……。これ、お姐さんが作ったんですか……?」
オルベリアの感想に僕たちも内心同意するしかなかった。
「そーよっ、このお肌トゥルットゥルになれるハンドクリーム、試してみるぅー、これすごいのよぉー?」
「騙されないんです! 錬金術師は、悪い人たちなんです!」
「あたし試してみたーい!」
僕が期待していた錬金術師とも違う。
僕が欲しかったのは、奇跡の力で産業をブーストしてくれる錬金術師様だ。施設のあの効果からして、そういう稀なる人材が現れるとばかり思っていた。
けど出てきたのはこの、いちいちポーズを付けなければ気が済まない変な姐さんだ。
「あ……これ、すごいです……っ!」
「なにこれなにこれーっ、塗ったばかりなのにー、ベタベタが消えてもうお肌スベスベー! お姐さん天才っ!」
「どうなっているんですかっ!? お姐さんっ、これ、いくらなんですかーっ!?」
さっきまであんなに疑っていたのに、オルベリアは手のひら高速回転だった。
「そうねぇ……それは少し値が張るのだけど……。いいわっ、お近付きの印にあげるっ♪」
「ありがとうなんです、姐さん! ここは素敵なお店なんですっ、あっ、これはなんですか!?」
オルベリアがさっきの塩のような物が入った小瓶に触れた。
「ああん、それぇ? それは食欲を増進させる特別な香料よぉ。耳かき1つ分で、お菓子の生地1キロが当工房比2倍の美味しい香りになるのっ♪」
「えーっ、嘘ーっっ!?」
アマルガム姐さんは様々なポーズを取ってクネクネと踊りながら、店内にあるチート商品を次々と紹介していった。
購買意欲を気持ち高めるライト、2万シルバー。精錬の際に金属の質を飛躍的に高める薬品、4万シルバー。怖いくらい作物が実るようになる肥料、8000シルバー。その他なんでもござれ。
その錬金術工房では、生産性や売り上げを高める魔法の品が多数販売されていた。
「見て下さい、ロゼお姉さまっ、これ、彫金の研磨ローラーです!」
「ああそれ、それはちょっと特別なの♪ それはね、磨いた宝石の傷を直してくれるの♪」
「なにそれっ、ほしいっ、絶対ほしい!」
「たーだーしっ、こういうオメガヤバい物はアタシ、物々交換にしてるのよん♪ 貴女の大切なものは、何かしらぁねぇ……ジュルリッ……」
アマルガム姉さんは鳥類のように首を機敏に動かすと、僕を見つめて舌なめずりをした。
「ちょっとっ、アルトはダメー! ここから、ここまで、全部あたしのだからっ!」
頭から足下まで指さして、ロゼッティアは人前で僕を抱き寄せた。逃げようとしても彼女は離してくれない。
「んもうっ、何よ妬けちゃうわぁんっ! じゃあいいわよ、その腰の、ちっぽけなハンマーでいいわよぉ……っ」
「え……っ、なんで、わかるの……? これ、師匠からもらった、大切なやつ……」
「アタシそういうのわかるのよぉー♪ それと、魔法の彫金ローラー、交換でどうかしらぁ……♪」
大切な物との等価交換。アマルガム姐さんは錬金術師というより、魔女みたいな妖しい雰囲気があった。
ロゼッティアはそれからかなり迷った後に、師匠のハンマーと魔法の研磨ローラーを物々交換した。
「んふふふふっ、毎度ありぃぃーっ♪ これだから錬金術師は止められないわぁんっ♪」
「すごい人ですけど、なんだか、怖い人なんです……」
「だってアタシ魔女――ああんっ、錬金術師のアマルガムちゃんだものぉーっ!」
やっぱり魔女なのかなと思いながらも、僕もその錬金術工房にあったとある品物に興味を持ち、大切な物と等価交換させてもらったのだった。
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【備蓄:辺境伯領ザラキア】
【兵糧】2531 (+ 931)
→ 補正値1.25=(+ 1164)
【金】 1156 (+ 680)
→ 補正値1.25=(+ 850)
【木材】144 【石材】52 【人材】2
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