11 / 41
・皇女ソーミャの祝福
しおりを挟む
「こんばんは」
「……えっ?」
ところがそこに乱入者が現れた。同い年くらいの女の子が白いドレスの裾をたくし上げて、颯爽とした早足でこちらに突っ込んできた。
「素晴らしい月夜ですね」
彼女は艶のある漆黒の髪をお尻の辺りまで伸ばしていた。見れば目を離せなくなるほどの、とても綺麗な女の子だった。
それが口ケンカに割って入って月の話を始めるのだから、なかなかの大物だ。
「えっと……初めまして、こんばんは。アルヴェイク・イポスともうします」
「あ、これはわたくしとしたことが失礼を。私はソーミャ・ガラド・アザゼルともうします」
ソーミャがそう名乗ると、成金紳士が悲鳴混じりに息を呑んだ。続いて彼は後ずさり、さらに後ずさり、俺たちの前から静かにフェードアウトしていった。
「不思議なものですね……」
「え、それはいったい何がでしょうか……?」
ソーミャは成金紳士のことなど眼中にすらなかった。それどころか、さも当然と、遠巻きに見られているというのに距離をつめてきた。
「こうして貴方とわたくしめがここに立っていることが、不可解ともうしますか、感慨深いともうしますか、わたくし、今若干、ハッスルハッスルしております」
「ハ、ハッスル……?」
お嬢様らしからぬ語彙に戸惑った。
この特別な祝いの席で、子供ながらしてここに立っているという時点で、彼女はただ者ではない。
「あ、お礼を言っていませんでした! 先ほどはありがとうございます! おかげで助かりました!」
「……はい?」
感謝の気持ちを伝えると、黒髪のお嬢様は首を傾げて目を丸くした。
「わたくし、何か感謝されるようなことを、いたしましたか?」
子供なのに彼女はしっかりとしたしゃべり方をする。けれどお堅い感じはしない。丁寧語が彼女の自然体なのかもしれない。
「あの紳士にからまれていた俺を、助けようとしてくれたのでは、ないのですか……?」
「まあっ、それは存じ上げませんでした!」
「そ、そう……」
つまり気付かずに俺の前に突っ込んできて、『こんばんは』『素晴らしい月夜ですね』と、彼女は素で語りかけたことになる。
隣の大人を豪快にスルーしたところも、かなり個性的だと評価する他にない。
一般論でもうし上げて、ソーミャ・ガラド・アザゼルは浮き世離れした少女だった。
また個人的見解で申し上げると、彼女は清潔な雰囲気がちょっと素敵だったかもしれない。
「とにかく助けていただきありがとうございました」
「いえ、わたくしは貴方様をお見かけして、ただいてもたっていられず、言葉を投げかけただけにございます」
「それはそうですけど、助かった事実は変わりません、ありがとう」
その辺りの話はどうでもいいのか、彼女は無感動だ。彼女は白くて小さな手で俺の背後を指さした。
「見れば湖にご執心のご様子。よろしければ、そこのベンチでお話でも」
「ぜひお付き合いするよ! 大人ばかりで居場所がなかったんです!」
彼女は静かに微笑み、湖の前に置かれた白いベンチに腰掛けた。俺もその左隣に腰を落ち着かせた。
「もっと早く、貴方にお会いしたかったのですが」
「え……それは、どういうことですか? 俺のことを、ソーミャさんは知っているのですか……?」
「はい、会っていますよ、一度」
「もしかして君、帝国学院の生徒さん……?」
「いいえ」
彼女はにじりと距離を数センチつめて、膝に置いていた俺の手の甲にその美しい手を重ねた。
「あ、あの……なぜ、俺の手を……?」
「わたくし、あの後叱られてしまいまして」
「え、あの、突然なんの話ですか……? 失礼ながら、主語をうかがっても……?」
「ああ、これはとんだ失礼を。わたくしとしたことが、再会の感動に、気持ちが高ぶってしまったようでして」
と言いながら彼女はまたにじりと、男の子との距離をつめた。
「わたくし、あの後――神様に叱られてしまいまして」
「…………へっ?」
隣の美少女に両手を取られた。
夜空のように黒い髪、月のように白い肌をした素敵な女の子だったけど、やはりかなりの変わり者だった。
「貴方が転生したその後、神はこうおっしゃいました」
「んなっ?!」
俺の転生に立ち会った人は1人だけだ。変わり者の天使に俺は転生させられた。
この常人と感性がズレた捉え所のない性格。ズレた言葉のやり取り。あの時の天使にそっくりそのままだった。
「貴女はあの時の天使様……なのですか……?」
「まあ、気付いていただけるなんて光栄でございます」
「気付いたっていうか、気付かされたっていうか……。でも怒られたって、どういうことですか? もしかして俺、迷惑をかけてしまいましたか?」
あの時もらった転生特典、いまだに上手く活用できていない。せっかくもらったのに使わないなんて、本人を前にすると申し訳なかった。
「いいえとんでもない! 神はこうおっしゃいました! 『チート能力の盛り方が全く足りていないっ、お前も転生して彼の後を追うのじゃ!』……と」
「…………はい?」
「これからわたくしは、貴方の能力を100倍にいたします。このたびはわたくしの至らなさのあまりに、ご迷惑をおかけいたしました」
「ひゃ……100、倍……? え……っ!?」
「拒否権はございません。では、少し儀式が恥ずかしいのですが、淡い喜び混じりに、失礼……」
天使は身を乗り出して、少年の額に祝福の接吻をした。それから上手く聞き取れない魔法の言葉を唱えた。
俺は歳の近い女の子にキスをされた。彼女の唇は小さくてやわらかかった。
「今夜の催しを終えたら、お好きな骨董を手に取ってみるとよいでしょう」
驚きと興奮に真っ白になっていた頭を振り払った。
「それはあの赤いオーラのことですか?」
「はい。貴方の力【リィン・サイクル】は【魂を得た物品】を【転生】させる力です」
「転生……。つまり、別の物に変える力、ということですか?」
「はい。剣を盾に。盾をまな板に。まな板を最強の剣に変える力がそちらにございます」
「な、何、それ……?」
「因果なものですね、生前に貴方がしていた行為が、強大な力となって貴方を祝福するのですから」
まな板を最強の剣にする力と言われても、どうもよくわからない。まな板が剣になるわけがない。
「必ずや古品は貴方の力となるでしょう。新たな人生に感謝して、貴方の助けとなるでしょう。……あら?」
両手を取ったまま離してくれない彼女の視線を追うと、ベンチの端にベルナディオ皇太子殿下がいた。
「何をやっている、ソーミャ?」
「あら、お兄様……」
「えっっ!?」
彼女は皇太子殿下を兄と呼んだ。
その兄は否定せず、少し困った様子で手の早い妹と属国の王子を見る。
「わたくし、この方が気に入りました。王子様でなければ『買って』と父上におねだりをしていたでしょう」
「生憎、私は奴隷制には反対だ。今の過酷な属国経営にもな。奴隷に依存した大国の未来は暗い」
なんて立派な皇太子様だろう。皇太子の立場で言っていい言葉かは、わからないけれど。
「ソーミャ、それは私の客人だ。母上のところに戻るがよい」
「少しくらい、ご自分のオモチャを妹に貸して下さってもよいではありませんか……」
「お前の目には、友人の息子をオモチャにする男に見えるのか、私が」
「ええ、いいご趣味だこと。ここに集う虚飾を喰らう豚どもに、属国の王子を寵愛するお姿を見せつけたいのでしょう?」
重要な単語は声をひそめていたが、それは皇太子殿下を困らせ、焦らせるのに十分な発言だった。
「ソーミャが迷惑をかけた。去年の暮れから妙に頭が冴えるようになってな、母上も手を焼いている」
「ではアルヴェイグ様、またお会いいたしましょう。わたくし、貴方の、大ファンですので、騒動を期待しております」
転生しても変わらない天使様は、翼でも付いていそうな軽い足取りで建物の方へと駆けていった。
俺がその後ろ姿を見つめていると、皇太子殿下はソーミャ皇女が温めたベンチに腰掛けていた。
「虚飾を喰らう豚、か……。ああ、実は私もそう思っている。どんなに嫌おうと、私の人生とそいつらは、切っても切り離せない運命なのもな……」
「えっと……。少しくらいなら愚痴に付き合いますよ?」
「アリラテの王太子よ、これが我が帝国の現状だ……。土地と奴隷を持つ者は富み、物価は奴隷経済を中心に成り立ってしまっている……」
愚痴というよりも難しい経済の話を聞かされた。
奴隷を働かせて作られた商品に、一般の職人や農民は対抗することができない。そのせいで奴隷が増え、奴隷が増えるせいで経済がさらに悪化する。
その負のループが際限なく帝国を蝕んでいると皇太子様は言う。
「その歳でこの話を理解できるとは、やはり賢いな」
「それは皇太子殿下の説明がわかりやすいからです」
「フ……世辞も上手い。さて、そろそろ君を母上に紹介しよう。君はこれからも社交界に身を置き、有力者との親交を結ぶといい。それが故郷の家族のためにもなる。それが、務めたくなかろうと我々の仕事だ……」
ベルナディオ皇太子殿下はパーティの中心にアルヴェイグ王太子を引き連れて進んだ。そして皇太子殿下は驚く彼らにこう言ってくれた。
「この子は猛獣の子ではない。我がアザゼリアが盟友アリラテ国の誉れある王太子だ。血塗れのオラフが浴びた血は、我々がかぶるはずだった血だった。それを蔑むことは私が許さん」
プワン皇后様にもまあまあ気に入られ、アルヴェイグ王子の後ろ盾に皇太子様がいると、場の者に周知されることにもなった。
俺の社交界デビューは成功で終わった。
「……えっ?」
ところがそこに乱入者が現れた。同い年くらいの女の子が白いドレスの裾をたくし上げて、颯爽とした早足でこちらに突っ込んできた。
「素晴らしい月夜ですね」
彼女は艶のある漆黒の髪をお尻の辺りまで伸ばしていた。見れば目を離せなくなるほどの、とても綺麗な女の子だった。
それが口ケンカに割って入って月の話を始めるのだから、なかなかの大物だ。
「えっと……初めまして、こんばんは。アルヴェイク・イポスともうします」
「あ、これはわたくしとしたことが失礼を。私はソーミャ・ガラド・アザゼルともうします」
ソーミャがそう名乗ると、成金紳士が悲鳴混じりに息を呑んだ。続いて彼は後ずさり、さらに後ずさり、俺たちの前から静かにフェードアウトしていった。
「不思議なものですね……」
「え、それはいったい何がでしょうか……?」
ソーミャは成金紳士のことなど眼中にすらなかった。それどころか、さも当然と、遠巻きに見られているというのに距離をつめてきた。
「こうして貴方とわたくしめがここに立っていることが、不可解ともうしますか、感慨深いともうしますか、わたくし、今若干、ハッスルハッスルしております」
「ハ、ハッスル……?」
お嬢様らしからぬ語彙に戸惑った。
この特別な祝いの席で、子供ながらしてここに立っているという時点で、彼女はただ者ではない。
「あ、お礼を言っていませんでした! 先ほどはありがとうございます! おかげで助かりました!」
「……はい?」
感謝の気持ちを伝えると、黒髪のお嬢様は首を傾げて目を丸くした。
「わたくし、何か感謝されるようなことを、いたしましたか?」
子供なのに彼女はしっかりとしたしゃべり方をする。けれどお堅い感じはしない。丁寧語が彼女の自然体なのかもしれない。
「あの紳士にからまれていた俺を、助けようとしてくれたのでは、ないのですか……?」
「まあっ、それは存じ上げませんでした!」
「そ、そう……」
つまり気付かずに俺の前に突っ込んできて、『こんばんは』『素晴らしい月夜ですね』と、彼女は素で語りかけたことになる。
隣の大人を豪快にスルーしたところも、かなり個性的だと評価する他にない。
一般論でもうし上げて、ソーミャ・ガラド・アザゼルは浮き世離れした少女だった。
また個人的見解で申し上げると、彼女は清潔な雰囲気がちょっと素敵だったかもしれない。
「とにかく助けていただきありがとうございました」
「いえ、わたくしは貴方様をお見かけして、ただいてもたっていられず、言葉を投げかけただけにございます」
「それはそうですけど、助かった事実は変わりません、ありがとう」
その辺りの話はどうでもいいのか、彼女は無感動だ。彼女は白くて小さな手で俺の背後を指さした。
「見れば湖にご執心のご様子。よろしければ、そこのベンチでお話でも」
「ぜひお付き合いするよ! 大人ばかりで居場所がなかったんです!」
彼女は静かに微笑み、湖の前に置かれた白いベンチに腰掛けた。俺もその左隣に腰を落ち着かせた。
「もっと早く、貴方にお会いしたかったのですが」
「え……それは、どういうことですか? 俺のことを、ソーミャさんは知っているのですか……?」
「はい、会っていますよ、一度」
「もしかして君、帝国学院の生徒さん……?」
「いいえ」
彼女はにじりと距離を数センチつめて、膝に置いていた俺の手の甲にその美しい手を重ねた。
「あ、あの……なぜ、俺の手を……?」
「わたくし、あの後叱られてしまいまして」
「え、あの、突然なんの話ですか……? 失礼ながら、主語をうかがっても……?」
「ああ、これはとんだ失礼を。わたくしとしたことが、再会の感動に、気持ちが高ぶってしまったようでして」
と言いながら彼女はまたにじりと、男の子との距離をつめた。
「わたくし、あの後――神様に叱られてしまいまして」
「…………へっ?」
隣の美少女に両手を取られた。
夜空のように黒い髪、月のように白い肌をした素敵な女の子だったけど、やはりかなりの変わり者だった。
「貴方が転生したその後、神はこうおっしゃいました」
「んなっ?!」
俺の転生に立ち会った人は1人だけだ。変わり者の天使に俺は転生させられた。
この常人と感性がズレた捉え所のない性格。ズレた言葉のやり取り。あの時の天使にそっくりそのままだった。
「貴女はあの時の天使様……なのですか……?」
「まあ、気付いていただけるなんて光栄でございます」
「気付いたっていうか、気付かされたっていうか……。でも怒られたって、どういうことですか? もしかして俺、迷惑をかけてしまいましたか?」
あの時もらった転生特典、いまだに上手く活用できていない。せっかくもらったのに使わないなんて、本人を前にすると申し訳なかった。
「いいえとんでもない! 神はこうおっしゃいました! 『チート能力の盛り方が全く足りていないっ、お前も転生して彼の後を追うのじゃ!』……と」
「…………はい?」
「これからわたくしは、貴方の能力を100倍にいたします。このたびはわたくしの至らなさのあまりに、ご迷惑をおかけいたしました」
「ひゃ……100、倍……? え……っ!?」
「拒否権はございません。では、少し儀式が恥ずかしいのですが、淡い喜び混じりに、失礼……」
天使は身を乗り出して、少年の額に祝福の接吻をした。それから上手く聞き取れない魔法の言葉を唱えた。
俺は歳の近い女の子にキスをされた。彼女の唇は小さくてやわらかかった。
「今夜の催しを終えたら、お好きな骨董を手に取ってみるとよいでしょう」
驚きと興奮に真っ白になっていた頭を振り払った。
「それはあの赤いオーラのことですか?」
「はい。貴方の力【リィン・サイクル】は【魂を得た物品】を【転生】させる力です」
「転生……。つまり、別の物に変える力、ということですか?」
「はい。剣を盾に。盾をまな板に。まな板を最強の剣に変える力がそちらにございます」
「な、何、それ……?」
「因果なものですね、生前に貴方がしていた行為が、強大な力となって貴方を祝福するのですから」
まな板を最強の剣にする力と言われても、どうもよくわからない。まな板が剣になるわけがない。
「必ずや古品は貴方の力となるでしょう。新たな人生に感謝して、貴方の助けとなるでしょう。……あら?」
両手を取ったまま離してくれない彼女の視線を追うと、ベンチの端にベルナディオ皇太子殿下がいた。
「何をやっている、ソーミャ?」
「あら、お兄様……」
「えっっ!?」
彼女は皇太子殿下を兄と呼んだ。
その兄は否定せず、少し困った様子で手の早い妹と属国の王子を見る。
「わたくし、この方が気に入りました。王子様でなければ『買って』と父上におねだりをしていたでしょう」
「生憎、私は奴隷制には反対だ。今の過酷な属国経営にもな。奴隷に依存した大国の未来は暗い」
なんて立派な皇太子様だろう。皇太子の立場で言っていい言葉かは、わからないけれど。
「ソーミャ、それは私の客人だ。母上のところに戻るがよい」
「少しくらい、ご自分のオモチャを妹に貸して下さってもよいではありませんか……」
「お前の目には、友人の息子をオモチャにする男に見えるのか、私が」
「ええ、いいご趣味だこと。ここに集う虚飾を喰らう豚どもに、属国の王子を寵愛するお姿を見せつけたいのでしょう?」
重要な単語は声をひそめていたが、それは皇太子殿下を困らせ、焦らせるのに十分な発言だった。
「ソーミャが迷惑をかけた。去年の暮れから妙に頭が冴えるようになってな、母上も手を焼いている」
「ではアルヴェイグ様、またお会いいたしましょう。わたくし、貴方の、大ファンですので、騒動を期待しております」
転生しても変わらない天使様は、翼でも付いていそうな軽い足取りで建物の方へと駆けていった。
俺がその後ろ姿を見つめていると、皇太子殿下はソーミャ皇女が温めたベンチに腰掛けていた。
「虚飾を喰らう豚、か……。ああ、実は私もそう思っている。どんなに嫌おうと、私の人生とそいつらは、切っても切り離せない運命なのもな……」
「えっと……。少しくらいなら愚痴に付き合いますよ?」
「アリラテの王太子よ、これが我が帝国の現状だ……。土地と奴隷を持つ者は富み、物価は奴隷経済を中心に成り立ってしまっている……」
愚痴というよりも難しい経済の話を聞かされた。
奴隷を働かせて作られた商品に、一般の職人や農民は対抗することができない。そのせいで奴隷が増え、奴隷が増えるせいで経済がさらに悪化する。
その負のループが際限なく帝国を蝕んでいると皇太子様は言う。
「その歳でこの話を理解できるとは、やはり賢いな」
「それは皇太子殿下の説明がわかりやすいからです」
「フ……世辞も上手い。さて、そろそろ君を母上に紹介しよう。君はこれからも社交界に身を置き、有力者との親交を結ぶといい。それが故郷の家族のためにもなる。それが、務めたくなかろうと我々の仕事だ……」
ベルナディオ皇太子殿下はパーティの中心にアルヴェイグ王太子を引き連れて進んだ。そして皇太子殿下は驚く彼らにこう言ってくれた。
「この子は猛獣の子ではない。我がアザゼリアが盟友アリラテ国の誉れある王太子だ。血塗れのオラフが浴びた血は、我々がかぶるはずだった血だった。それを蔑むことは私が許さん」
プワン皇后様にもまあまあ気に入られ、アルヴェイグ王子の後ろ盾に皇太子様がいると、場の者に周知されることにもなった。
俺の社交界デビューは成功で終わった。
113
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる