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新企画立案 1
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次の日の夜9時、1号店で予定通りミーティングのために全員集まった。この日の議題は既に伝えてある。私はそのことで有意義な内容になることを期待しているが、小鉢の提供時の合計価格の問題と原価率のことも考慮しなければならない。こういうところはアルバイトスタッフに考えることは難しいだろうが、必要に応じて私たちが意見を述べることで対応できる。中にはみんなの意見に反することになるかもしれないが、商売として行なう限り、この点は重要だ。基本はどうしたら売り上げをアップできるかということなので、その点を念頭に話を進めることを意識している。こういうところは矢島や中村は熟知しているはずなので、必要に応じてみんなの意見の方向性をリセットしてくれるものと理解している。
この日、以前同様、飲み物や食べ物は自由にしている。ミーティングが始まる前には、すでに準備万端といった感じだった。もちろん、互いの距離は十分とってあるし、その間には衝立も立っており、こういうところは普段の営業の環境と同じだ。そういう中で私からこの日の議題について、改めて説明した。
「みんな、今日はお疲れさまでした。これまでと同じだが、慰労会も兼ねているので今日はゆっくり食べながら意見を交わしたい。話しながら食事するというのは集中できないかもしれないが、そこはあまり気にしないで食べたい人はしばらくそちらに集中しても構わない。変に気を遣うのではなく、自然にやろう」
私は全員の顔を見ながら、なるべく精神的な負担をかけないように話したつもりだった。
「・・・それで今日の議題だけど、すでにランチタイムで試験的に1週間だけ無料ということでサイドメニューの提供をしているよね。まず、みんなから見たその状況を教えて欲しいんだけど・・・」
その問いにまず発言したのは2号店の柏木だった。アルバイトスタッフが最初の発言者というのは良い傾向だと思い、その言葉に耳を傾けた。その意識は全員同じようで、食事には一切手を付けず、柏木に注目した。
「なんだか見つめられて恥ずかしいな。最初の発言だし緊張するけど、私は今回の企画の手応えを感じています。まだ無料サービスということでやっていますが、数名のお客様から有料になった時の価格について質問がありました。私はきちんと答えられませんでしたが、その時の雰囲気からすると、悪い印象はありませんでした。いずれもレジでのお会計の時でしたから、食べられた後でのことであり、それなりに満足された結果と考えています。伝票にはオーダーされたサイドメニューについても記されていましたので、何を召し上がったのか分かりますが、男性・女性で違っていたように思います。さっきお話ししたように、私が会計したお客様の全員から質問があったわけではありませんので、有料になった場合のことを全員が意識されているかどうかは分かりません。でも、好みの傾向としては性別で異なるような感じはしました」
そういう話を聞いて、1号店の椎名も発言した。
「今、中村さんが言ったようなことは俺も感じました。だからといって、メインメニューのようにあえて男性用・女性用に分けず、そこも含めて自由に選択できるようにし、一定の価格帯の中に複数のメニューを設定する、というのが良いと思います」
ここで具体的なアイデアが出てきた。この案は私も同じようなことを考えていたので、その意味は理解しているつもりだ。そのことがスタッフの方から出てきたことは私がイメージしていた通りだ。だからここはあえて自分も考えていたといった無粋なことを言わず、そのアイデアを誉め、即採用ということにした。当然、意見を言った椎名の表情は明るく、その前フリのようになった柏木も同様だった。
こういった雰囲気の中、具体的な価格帯とそこに含まれるメニュー例を全員でアイデアを出してもらったが、この日はそこまでとして、具体的には原価率を改めて計算し、私と美津子でまとめることになった。あらかじめ考えていたテーマは事前に知らせていたために思った以上に早く終了したので、その後はお腹を満たすことになった。あまり遅くなっても、というところから11時ちょっとすぎくらいには終了したが、有意義なミーティングになった。
この日、以前同様、飲み物や食べ物は自由にしている。ミーティングが始まる前には、すでに準備万端といった感じだった。もちろん、互いの距離は十分とってあるし、その間には衝立も立っており、こういうところは普段の営業の環境と同じだ。そういう中で私からこの日の議題について、改めて説明した。
「みんな、今日はお疲れさまでした。これまでと同じだが、慰労会も兼ねているので今日はゆっくり食べながら意見を交わしたい。話しながら食事するというのは集中できないかもしれないが、そこはあまり気にしないで食べたい人はしばらくそちらに集中しても構わない。変に気を遣うのではなく、自然にやろう」
私は全員の顔を見ながら、なるべく精神的な負担をかけないように話したつもりだった。
「・・・それで今日の議題だけど、すでにランチタイムで試験的に1週間だけ無料ということでサイドメニューの提供をしているよね。まず、みんなから見たその状況を教えて欲しいんだけど・・・」
その問いにまず発言したのは2号店の柏木だった。アルバイトスタッフが最初の発言者というのは良い傾向だと思い、その言葉に耳を傾けた。その意識は全員同じようで、食事には一切手を付けず、柏木に注目した。
「なんだか見つめられて恥ずかしいな。最初の発言だし緊張するけど、私は今回の企画の手応えを感じています。まだ無料サービスということでやっていますが、数名のお客様から有料になった時の価格について質問がありました。私はきちんと答えられませんでしたが、その時の雰囲気からすると、悪い印象はありませんでした。いずれもレジでのお会計の時でしたから、食べられた後でのことであり、それなりに満足された結果と考えています。伝票にはオーダーされたサイドメニューについても記されていましたので、何を召し上がったのか分かりますが、男性・女性で違っていたように思います。さっきお話ししたように、私が会計したお客様の全員から質問があったわけではありませんので、有料になった場合のことを全員が意識されているかどうかは分かりません。でも、好みの傾向としては性別で異なるような感じはしました」
そういう話を聞いて、1号店の椎名も発言した。
「今、中村さんが言ったようなことは俺も感じました。だからといって、メインメニューのようにあえて男性用・女性用に分けず、そこも含めて自由に選択できるようにし、一定の価格帯の中に複数のメニューを設定する、というのが良いと思います」
ここで具体的なアイデアが出てきた。この案は私も同じようなことを考えていたので、その意味は理解しているつもりだ。そのことがスタッフの方から出てきたことは私がイメージしていた通りだ。だからここはあえて自分も考えていたといった無粋なことを言わず、そのアイデアを誉め、即採用ということにした。当然、意見を言った椎名の表情は明るく、その前フリのようになった柏木も同様だった。
こういった雰囲気の中、具体的な価格帯とそこに含まれるメニュー例を全員でアイデアを出してもらったが、この日はそこまでとして、具体的には原価率を改めて計算し、私と美津子でまとめることになった。あらかじめ考えていたテーマは事前に知らせていたために思った以上に早く終了したので、その後はお腹を満たすことになった。あまり遅くなっても、というところから11時ちょっとすぎくらいには終了したが、有意義なミーティングになった。
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