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体調不安 2
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7月17日、東京の感染者数が293人になり、過去最高になった。これは緊急事態権限中の数字よりも多い。また感染拡大か、また緊急事態宣言か、といった不安が出てきた。ここ数日、過去最高を更新しており、せっかく客足も戻ってきているところにこの状態はまずい。
まだ本格的な動きにはなっていないが、新しくスタートした弁当企画も少しずつ手応えを感じているところに再びの感染者増加は商売にとっては痛手だ。
暑さで疲れている時に精神的な追い打ちをかけられているようで、心身への影響を内心、心配している。先日も矢島から指摘され、その時は何とか空元気で乗り切ったが、今のような状態が続けばそれもできない。幸い、美津子はそこまでではないようだが、私の立場は社長ということもあり、余計と思われそうなことまで考えてしまう。
感染者数の話を知ったのは18日の朝のワイドショーだが、いつものように自宅のリビングでは美津子とこのことについて話した。私たちにできることはいつもの対策までしかできないし、新しい企画がうまくいってくれることを願うだけだ。話としては何の進展もないまま、私たちは店に行った。
いつものようにランチタイムや弁当の仕込み・準備を矢島と一緒にやっていたが、この日は身体が重い。疲れからだろうと考え、近日中に奥田のところに行こうと思いながらランチタイムを何とかこなした。
夜の部のための仕込みに入る時間になったが、疲れが取れないので店に出る前に買ったドリンク剤を飲んだ。そういうことで解消されるとは思っていなかったが、ここは気休めでも良いので、といった思いだった。
その様子を見ていた矢島は先日同様、私のことを心配した。
同じように私は「大丈夫!」と言ったが、客観的に見ていると先日とは様子が違っていたようだ。
「店長、大丈夫とおっしゃっても先日とは様子がちょっと違いますよ。顔色も熱っぽい感じがします。・・・体温計、持ってきますね」
感染症の問題の関係で、今は入店時に体温を計測し、問題が無い場合に入店してもらっている。もちろん、それは私たちも同様で、仕事前には必ず検温をやっている。この日もその時は体温に問題なかったので仕事をしたわけだが、お昼を過ぎると様子が変わったようだ。改めて熱を測ってみると38度だった。私は熱に強いほうだと思っているので、数字を聞いてもピンと来なかった。微熱はあるかもしれないが、といった感じだったのだ。
「店長、すぐに帰って病院に行ってください。今、感染者が増えていますので、今ここで店長がそうなっていたら店にとってはマイナスです。夜の客足は戻ってきていますが、以前ほどではありません。今日は私とアルバイトで回しますので、今夜は休んでください。保健所に相談が必要になると思いますので今、ネットで電話番号を検索します。まずそこに電話してください」
矢島はそういってスマホで検索した。すぐに分かったので電話をしたがつながらない。相談者が多いのだろう思い、一旦切って再度電話した。今度はつながったので現在の様子を話し、検査ができる近場の病院を紹介してもらった。
その上で私はすぐに2号店に電話した。今の状況を美津子に伝えるためだ。
当然美津子は驚いたが、今は安全管理が第一だ。今晩はとりあえず家に帰るが、もし新型ウイルスに感染していたら保健所の指導に従い、入院かホテル療養になるだろう。そういうことも考慮し、矢島に後を託し、その足で病院に向かった。
まだ本格的な動きにはなっていないが、新しくスタートした弁当企画も少しずつ手応えを感じているところに再びの感染者増加は商売にとっては痛手だ。
暑さで疲れている時に精神的な追い打ちをかけられているようで、心身への影響を内心、心配している。先日も矢島から指摘され、その時は何とか空元気で乗り切ったが、今のような状態が続けばそれもできない。幸い、美津子はそこまでではないようだが、私の立場は社長ということもあり、余計と思われそうなことまで考えてしまう。
感染者数の話を知ったのは18日の朝のワイドショーだが、いつものように自宅のリビングでは美津子とこのことについて話した。私たちにできることはいつもの対策までしかできないし、新しい企画がうまくいってくれることを願うだけだ。話としては何の進展もないまま、私たちは店に行った。
いつものようにランチタイムや弁当の仕込み・準備を矢島と一緒にやっていたが、この日は身体が重い。疲れからだろうと考え、近日中に奥田のところに行こうと思いながらランチタイムを何とかこなした。
夜の部のための仕込みに入る時間になったが、疲れが取れないので店に出る前に買ったドリンク剤を飲んだ。そういうことで解消されるとは思っていなかったが、ここは気休めでも良いので、といった思いだった。
その様子を見ていた矢島は先日同様、私のことを心配した。
同じように私は「大丈夫!」と言ったが、客観的に見ていると先日とは様子が違っていたようだ。
「店長、大丈夫とおっしゃっても先日とは様子がちょっと違いますよ。顔色も熱っぽい感じがします。・・・体温計、持ってきますね」
感染症の問題の関係で、今は入店時に体温を計測し、問題が無い場合に入店してもらっている。もちろん、それは私たちも同様で、仕事前には必ず検温をやっている。この日もその時は体温に問題なかったので仕事をしたわけだが、お昼を過ぎると様子が変わったようだ。改めて熱を測ってみると38度だった。私は熱に強いほうだと思っているので、数字を聞いてもピンと来なかった。微熱はあるかもしれないが、といった感じだったのだ。
「店長、すぐに帰って病院に行ってください。今、感染者が増えていますので、今ここで店長がそうなっていたら店にとってはマイナスです。夜の客足は戻ってきていますが、以前ほどではありません。今日は私とアルバイトで回しますので、今夜は休んでください。保健所に相談が必要になると思いますので今、ネットで電話番号を検索します。まずそこに電話してください」
矢島はそういってスマホで検索した。すぐに分かったので電話をしたがつながらない。相談者が多いのだろう思い、一旦切って再度電話した。今度はつながったので現在の様子を話し、検査ができる近場の病院を紹介してもらった。
その上で私はすぐに2号店に電話した。今の状況を美津子に伝えるためだ。
当然美津子は驚いたが、今は安全管理が第一だ。今晩はとりあえず家に帰るが、もし新型ウイルスに感染していたら保健所の指導に従い、入院かホテル療養になるだろう。そういうことも考慮し、矢島に後を託し、その足で病院に向かった。
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