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それから数日が経った。私は先日の体調不良などは無かったかのような状態で、商売のことばかりを考えていた。
というのは、一旦減少した新型ウイルスの感染者が増加しており、再び緊急事態宣言の発出の可能性も出てきたようだし、その前に飲食店に対する時短要請が出るかもしれない。
営業時間が制限され、人の動きにもブレーキがかかるようであれば、ランチタイムや弁当企画で少し改善しかけた状況も足踏み状態になる可能性が出てくる。またあのストレスを感じる日々になるのか、といった負の気持ちが私の心の中で大きくなっていた。
もちろん、そういうことに対する対応について美津子や矢島とも相談しているが、具体的な解決策は今のところない。
そんな中、ランチタイムの後のちょっとした空き時間に矢島と話す時間ができた。というより、矢島から提案があったのだ。
「店長、これからの営業のことですが、今、新型ウイルスの感染者が増えてるようで、もしかすると2回目の緊急事態宣言なんてこともあり得ますね。少しずつ持ち直しているところにまたそうなったら厳しいですよね。ということで考えたんですが、今、デリバリーサービスがあるじゃないですか。それを活用してお弁当販売の拡大を図ったらどうでしょう。ウチの場合、味には自信があるし、そのことはお客様からの声で分かっています。だから、これまでウチのことを知らなかったお客様への販路拡大ということでこちらから積極的に仕掛けていく、ということはいかがでしょうか?」
矢島の提案はデリバリーサービスの導入だった。そう言えば、街でもそのような光景を見ることが増えている。だから何となくイメージは湧くのだが、そういうサービスを行なう業者も仕事なので、それなりの手数料が必要になる。それはそのまま価格に上乗せになるが、それで実際に売り上げが上がるのか、という心配がある。
だが、そういうサービスを利用している店舗がある以上、一定の利用者はいると思われる。私にはそのメリット・デメリットについての知識が無い分、矢島から話が出た時点では何も回答できなかった。
「矢島君、その提案は有難いけど、俺、あまり内容を知らないんだ。販路拡大、売り上げ増大、あるいは新型感染症で外出を控えているお客様には良いサービスだろうけど、見えないところがある。悪いけど、詳しくそのシステムを確認してくれないか? その上でウチの場合はどういう展開が可能かということ含めプランを示してくれると有難いんだが・・・」
このところの矢島の意識や活躍ぶりを信じ、これまで私たちがやっていた新規プランの検討を矢島に振った。本当は美津子や中村も交えて考えてもらったほうが良いだろうが、なかなか4人で考える時間を作るのは難しい。だから以前やったように、全員で考える前にまずたたき台を作ってもらい、その上でみんなで考えるということを計画した。
ただ、同じようなことを中村にも話し、それをミーティングの時間に発表してもらい、互いの良いところをミックスするという方法もある。この場合、美津子の同意が必要になる。今ここでそこまで決めてしまうには早すぎるので、この話は今晩美津子にも相談し、改めて考えてもらうということを矢島に告げた。ある意味、中村とのアイデア勝負みたいな感じになるので、お互いにライバル心に火が付き、より良いアイデアが出てくることを期待した。
というのは、一旦減少した新型ウイルスの感染者が増加しており、再び緊急事態宣言の発出の可能性も出てきたようだし、その前に飲食店に対する時短要請が出るかもしれない。
営業時間が制限され、人の動きにもブレーキがかかるようであれば、ランチタイムや弁当企画で少し改善しかけた状況も足踏み状態になる可能性が出てくる。またあのストレスを感じる日々になるのか、といった負の気持ちが私の心の中で大きくなっていた。
もちろん、そういうことに対する対応について美津子や矢島とも相談しているが、具体的な解決策は今のところない。
そんな中、ランチタイムの後のちょっとした空き時間に矢島と話す時間ができた。というより、矢島から提案があったのだ。
「店長、これからの営業のことですが、今、新型ウイルスの感染者が増えてるようで、もしかすると2回目の緊急事態宣言なんてこともあり得ますね。少しずつ持ち直しているところにまたそうなったら厳しいですよね。ということで考えたんですが、今、デリバリーサービスがあるじゃないですか。それを活用してお弁当販売の拡大を図ったらどうでしょう。ウチの場合、味には自信があるし、そのことはお客様からの声で分かっています。だから、これまでウチのことを知らなかったお客様への販路拡大ということでこちらから積極的に仕掛けていく、ということはいかがでしょうか?」
矢島の提案はデリバリーサービスの導入だった。そう言えば、街でもそのような光景を見ることが増えている。だから何となくイメージは湧くのだが、そういうサービスを行なう業者も仕事なので、それなりの手数料が必要になる。それはそのまま価格に上乗せになるが、それで実際に売り上げが上がるのか、という心配がある。
だが、そういうサービスを利用している店舗がある以上、一定の利用者はいると思われる。私にはそのメリット・デメリットについての知識が無い分、矢島から話が出た時点では何も回答できなかった。
「矢島君、その提案は有難いけど、俺、あまり内容を知らないんだ。販路拡大、売り上げ増大、あるいは新型感染症で外出を控えているお客様には良いサービスだろうけど、見えないところがある。悪いけど、詳しくそのシステムを確認してくれないか? その上でウチの場合はどういう展開が可能かということ含めプランを示してくれると有難いんだが・・・」
このところの矢島の意識や活躍ぶりを信じ、これまで私たちがやっていた新規プランの検討を矢島に振った。本当は美津子や中村も交えて考えてもらったほうが良いだろうが、なかなか4人で考える時間を作るのは難しい。だから以前やったように、全員で考える前にまずたたき台を作ってもらい、その上でみんなで考えるということを計画した。
ただ、同じようなことを中村にも話し、それをミーティングの時間に発表してもらい、互いの良いところをミックスするという方法もある。この場合、美津子の同意が必要になる。今ここでそこまで決めてしまうには早すぎるので、この話は今晩美津子にも相談し、改めて考えてもらうということを矢島に告げた。ある意味、中村とのアイデア勝負みたいな感じになるので、お互いにライバル心に火が付き、より良いアイデアが出てくることを期待した。
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