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ダラダラと流れてくる熱いロウで顔はやけどしているみたいだがそんなこと気にしている場合ではない。とにもかくにもこの呪いの儀式を最後まで誰にも見られずやりきらなければこの呪いは逆に自分の身に降りかかってくるのである。ろうそくの火はあるとはいっても暗い中虫も煩わしいが手元が狂わぬようひっしで五寸釘をこの藁人形に打ち付けていくカーンカーンカンカンカーンカーンカーンカンカンカーンカンッ!! まだまだだまだまだなのだ、この私の婚約を破綻させた罪はこんなに浅いはずがないのだ……
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