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 そやつとは小学校から同じだった。当時から運動も勉強もまったくできず顔もとてつもなく不細工でチビでガリガリで面白いことも言えない本当にどうしようもない陰キャなのは間違いなかった。高校は県立の底辺高校に進み大学は偏差値32.5以下のいわゆるボーダーフリーのF蘭大学というものに通っていた。まあ当然そんなところに通っているやつらも将来ニートになるしかない底辺陰キャ集団なのだがそんなゴミのくせにわたしにマウントを取ろうとしてきたのだから呆れるほかない。自慢するつもりは毛頭ないが常にスクールカーストで下の下の底辺にいたやつが同じレベルでたまたまできた友達(学校を休まずノートだけは真面目にとっているいわゆる真面目系クズだったためそれ目当てで寄ってきただけである)をさも自分の力で得た本当の友人のように語り、そして当時周りがバカしかいない環境だっため真面目に学校に通ってなかったわたしを下に見るような発言をしてきたのである。もともとお情けでいつぼぼっちだったため、友達ではなかったもの多少の付き合いをしてやっていただけなのにあろうことかあのゴミはわたしより今は上であるかのような態度で接してきたのである。当然まともな人間なら誰でも殺意がわくのは言うまでない。このゴミいつかボコボコにしてやろう、格の違いというものをを改めて教えてやる必要があると考えていたたのだ。

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