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第88章「輪廻の皇帝で爆死!? 灰の中から蘇る結末」
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「何度も爆死を繰り返してきたが、俺はまだ終わらない。神の玉座や宇宙樹、禁呪の宝庫――すべて失敗したが、その全てを踏まえて最後に残る道はひとつだ。そう、“輪廻”そのものを支配し、過去も未来も、あらゆる世界線をまとめて“皇帝”として統べれば、爆死などというバカバカしいループを超えられるに違いないんだ!」
王都のはずれ、瓦礫だらけになった旧・愛の宮殿の跡地で、黒峰銭丸はいつも以上に気炎を上げていた。周囲には、やはり付き合い続けてきた仲間たち——水無瀬ひかり、バルド、メルティナ。何度同じ末路を見たか分からないほど爆死を重ねてきたのに、銭丸はなお「今度こそ!」と意気盛んである。
ひかりは乾いた笑みを浮かべ、「輪廻を支配する、ですか。あの……これまで散々な大企画を試しては全部爆死だったのに、そこからさらに輪廻そのものに手を出すなんて、まさかまた危険行為になるんじゃありません?」と問いかけるが、銭丸は当然のごとく無視する。
「何度も死んで生き返った俺だが、その正体はたぶん輪廻のループに囚われてるからだろう? だとすれば、俺が輪廻を支配すれば、死ぬどころか世界すら自由に書き換えられるじゃないか。いままでの借金もトラブルも、全部なかったことにできるはずさ。金も女も、裏切りようがない究極の支配だろ?」
相変わらずの大風呂敷に、バルドは苦々しく首を振る。「そんな都合よく運ぶわけがないだろ……今までのお前のパターンを思い返せば、どうなるか分かるだろうに」
メルティナは深い息をついて、「輪廻を支配するなんて、ほぼ“世界そのものの構造”をねじ曲げる行為です。そんなことすれば大規模どころじゃない破壊を呼ぶのがオチですよ」と忠告する。しかし銭丸は笑うばかりで止める気配がない。
◇
こうして始まったのが「輪廻皇帝プロジェクト」。銭丸の狙いは、この世界の根幹に潜む“生と死の回転”を意のままに操る儀式を完成させ、そこで自分が“輪廻の皇帝”として君臨することだという。過去に神や竜の力を借りようとしたように、今度は“死と生のエネルギー”を丸ごと引き寄せる算段。
具体的には、王都下層の古いカタコンベ(地下墓地)を整備し、大量の人骨や魂の痕跡を利用して“輪廻の門”を作り出す。そこへ銭丸が無理矢理集めてきたさまざまな死霊・精霊術、さらには電脳やら宇宙樹のかけらやら、雑多なものを詰め込んで、一挙に起動しようというのだ。ひかりは過去の失敗品が再び顔を出すたびに嫌な予感を増幅させるが、どうしようもない。
バルドが墓地一帯を警備し、メルティナが結界や安全策を準備するが、そもそも死者の怨念や古代の骨がうず高く積まれた空間に、そんな複合装置を持ち込めば大惨事になることは明らか。それでも銭丸は「輪廻を閉じ込めてしまえば、俺が死んでも輪廻を操作して復活できるし、金だって無限に生み出せるんだ」と謎の自信を振りまく。
◇
実際の工事が始まると、地下墓地のあちこちで悪臭や死霊が出現し、作業員が失神する事件が相次ぐ。メルティナはそれを鎮めようと封印術を張るが、数が多すぎて手が回らない。銭丸は「気にするな、爆死なんて昔の話さ」とまた安易に押し通し、バルドの護衛隊が戦々恐々とパトロールを強化する。
やがて地下に大きな祭壇が組み上がり、そこに“輪廻の門”となるゲートフレームを設置。過去の爆死プロジェクトで使った宝珠や魔導石、死霊術式などが寄せ集められ、“これでもか”というほど怪しげな気配を放ち始める。バルドは見ているだけで嫌な汗をかき、ひかりは「毎回よりも最悪の組み合わせに見えるんですけど……」とうろたえる。が、誰も止められない。
◇
儀式当日、なんと外部から闇商人や裏ギルドの首領、さらに一部の貴族や冒険者などが興味本位で集まってくる。死と生を支配して輪廻をコントロールするなんて、どう考えても禁忌の領域だが、銭丸が「うまくいけば不死を得られる」「死者の魂を呼び戻せる」と甘言を言いまくった結果、妙に客寄せに成功してしまったのだ。
地下墓地の広い空間には人だかりができ、バルドがいくら「危険だから避難しろ」と言っても聞かない。メルティナは制御パネルを最後まで調整し、「少しでも暴走を抑えたい……」と汗を拭う。ひかりは魂が抜けたようなため息をつくばかり。
やがて銭丸が壇上に立ち、儀式を宣言する。「これより、輪廻を手に入れ、この世界を次の段階へ導く。爆死のループは今日で終わり、俺が輪廻の皇帝として永遠をもたらす!」——場に響く声はどこか滑稽なほど熱っぽいが、彼の熱気に呼応するかのように祭壇の魔導装置が光を放ち始める。
最初は順調に見えた。死霊や亡者が呼び起こされることなく、門が蒼白い輝きを放ち、結界の前に歪んだ渦ができる。一部の闇商人が「これはすごいな……輪廻の門か」と感心し、観客たちがざわつく。ところが、すぐに装置の負荷が上がりすぎてあちこちで火花を散らし、制御不能のアラートが鳴り出す。メルティナが悲痛な叫びを上げる。
◇
案の定、門の中で死と生のエネルギーが衝突し、さらに絡むように過去の爆死エネルギーが再現されてしまう。竜の咆哮や星霊の稲妻、魔獣の混合体がホログラムじみた形で門から溢れ、祭壇を衝撃波が襲う。その度に観客が悲鳴を上げて逃げ回り、護衛のバルドが「やっぱりこうなるか……」と剣を抜いて対処しようとするが、多すぎる現象に手も足も出ない。
巨大な“輪廻の渦”が徐々に膨れ上がり、地下空間が崩れかかる。ひかりが何度も「停止ボタンを押して!」と叫ぶが、銭丸は「ダメだ、あとちょっとで完成するはずなんだ!」と制御パネルを強引に叩き続ける。まさに破滅のフラグそのものである。
最後には、門の中に巨大な人型の影が見え始める。何なのかは分からないが、あたかも輪廻そのものが人格化したか、あるいはすべての死者の怨念が具現化したかのようでもある。そいつがこちらを振り返るや、まるで次元を切り裂くような一撃を放ち、同時に転移石と魔導炉が爆音を立てて弾ける。
「おいおい、ここで終わり……? ふざけるな……俺は輪廻を……!」——そして、いつもの通りに銭丸の破裂するような絶叫が響く。
「カ、カネは……裏切らない……女は……たまに……裏切る……。輪廻の皇帝は……爆死ッ……!!」
◇
その断末魔とともに、地下祭壇が大爆発を起こし、天井を吹き飛ばす形で地上まで割れ目が走る。観衆ごと崩落し、強烈な衝撃波と炎が空へ突き抜ける。まるで地面に丸ごとクレーターが形成され、何もかも粉々に消滅した後には、ただ荒涼とした焼け野原が広がるだけ。
翌日の捜索隊が見たのは、おなじみの焼け焦げた跡と穴、漂う悪臭とマナの残渣だけ。そこに銭丸の姿はなく、大勢が巻き込まれて死傷し、またしても出資者が地に伏す結果に。世間は「あれだけの破壊なら今度こそ……」と口にしつつ、「あの男だから」と小声で呟くのが毎度のことだ。
こうして、“輪廻そのものを支配して爆死のループから卒業”という最後の夢も、やはり大爆発で散り、被害だけが深く残る。果たして銭丸は本当に死んだのか、それともまたいつか輪廻を超えて“復活”するのか。もはや誰にも推測できないが、王都の人々は苦い顔で「もし生きてても、次何をやるんだろう……」と頭を抱えるしかない。
結局、輪廻の果てすら乗り越えられないほど銭丸の爆死ループは強固であり、どれほど大それた計画を立てようとも最後は同じ運命が繰り返される。今回が本当に終幕なのか、それとも始まりなのか——世界が憂いを含んだ視線で廃墟を眺める中、またひとつ大惨事の伝説が刻まれるのだった。
王都のはずれ、瓦礫だらけになった旧・愛の宮殿の跡地で、黒峰銭丸はいつも以上に気炎を上げていた。周囲には、やはり付き合い続けてきた仲間たち——水無瀬ひかり、バルド、メルティナ。何度同じ末路を見たか分からないほど爆死を重ねてきたのに、銭丸はなお「今度こそ!」と意気盛んである。
ひかりは乾いた笑みを浮かべ、「輪廻を支配する、ですか。あの……これまで散々な大企画を試しては全部爆死だったのに、そこからさらに輪廻そのものに手を出すなんて、まさかまた危険行為になるんじゃありません?」と問いかけるが、銭丸は当然のごとく無視する。
「何度も死んで生き返った俺だが、その正体はたぶん輪廻のループに囚われてるからだろう? だとすれば、俺が輪廻を支配すれば、死ぬどころか世界すら自由に書き換えられるじゃないか。いままでの借金もトラブルも、全部なかったことにできるはずさ。金も女も、裏切りようがない究極の支配だろ?」
相変わらずの大風呂敷に、バルドは苦々しく首を振る。「そんな都合よく運ぶわけがないだろ……今までのお前のパターンを思い返せば、どうなるか分かるだろうに」
メルティナは深い息をついて、「輪廻を支配するなんて、ほぼ“世界そのものの構造”をねじ曲げる行為です。そんなことすれば大規模どころじゃない破壊を呼ぶのがオチですよ」と忠告する。しかし銭丸は笑うばかりで止める気配がない。
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こうして始まったのが「輪廻皇帝プロジェクト」。銭丸の狙いは、この世界の根幹に潜む“生と死の回転”を意のままに操る儀式を完成させ、そこで自分が“輪廻の皇帝”として君臨することだという。過去に神や竜の力を借りようとしたように、今度は“死と生のエネルギー”を丸ごと引き寄せる算段。
具体的には、王都下層の古いカタコンベ(地下墓地)を整備し、大量の人骨や魂の痕跡を利用して“輪廻の門”を作り出す。そこへ銭丸が無理矢理集めてきたさまざまな死霊・精霊術、さらには電脳やら宇宙樹のかけらやら、雑多なものを詰め込んで、一挙に起動しようというのだ。ひかりは過去の失敗品が再び顔を出すたびに嫌な予感を増幅させるが、どうしようもない。
バルドが墓地一帯を警備し、メルティナが結界や安全策を準備するが、そもそも死者の怨念や古代の骨がうず高く積まれた空間に、そんな複合装置を持ち込めば大惨事になることは明らか。それでも銭丸は「輪廻を閉じ込めてしまえば、俺が死んでも輪廻を操作して復活できるし、金だって無限に生み出せるんだ」と謎の自信を振りまく。
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実際の工事が始まると、地下墓地のあちこちで悪臭や死霊が出現し、作業員が失神する事件が相次ぐ。メルティナはそれを鎮めようと封印術を張るが、数が多すぎて手が回らない。銭丸は「気にするな、爆死なんて昔の話さ」とまた安易に押し通し、バルドの護衛隊が戦々恐々とパトロールを強化する。
やがて地下に大きな祭壇が組み上がり、そこに“輪廻の門”となるゲートフレームを設置。過去の爆死プロジェクトで使った宝珠や魔導石、死霊術式などが寄せ集められ、“これでもか”というほど怪しげな気配を放ち始める。バルドは見ているだけで嫌な汗をかき、ひかりは「毎回よりも最悪の組み合わせに見えるんですけど……」とうろたえる。が、誰も止められない。
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儀式当日、なんと外部から闇商人や裏ギルドの首領、さらに一部の貴族や冒険者などが興味本位で集まってくる。死と生を支配して輪廻をコントロールするなんて、どう考えても禁忌の領域だが、銭丸が「うまくいけば不死を得られる」「死者の魂を呼び戻せる」と甘言を言いまくった結果、妙に客寄せに成功してしまったのだ。
地下墓地の広い空間には人だかりができ、バルドがいくら「危険だから避難しろ」と言っても聞かない。メルティナは制御パネルを最後まで調整し、「少しでも暴走を抑えたい……」と汗を拭う。ひかりは魂が抜けたようなため息をつくばかり。
やがて銭丸が壇上に立ち、儀式を宣言する。「これより、輪廻を手に入れ、この世界を次の段階へ導く。爆死のループは今日で終わり、俺が輪廻の皇帝として永遠をもたらす!」——場に響く声はどこか滑稽なほど熱っぽいが、彼の熱気に呼応するかのように祭壇の魔導装置が光を放ち始める。
最初は順調に見えた。死霊や亡者が呼び起こされることなく、門が蒼白い輝きを放ち、結界の前に歪んだ渦ができる。一部の闇商人が「これはすごいな……輪廻の門か」と感心し、観客たちがざわつく。ところが、すぐに装置の負荷が上がりすぎてあちこちで火花を散らし、制御不能のアラートが鳴り出す。メルティナが悲痛な叫びを上げる。
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案の定、門の中で死と生のエネルギーが衝突し、さらに絡むように過去の爆死エネルギーが再現されてしまう。竜の咆哮や星霊の稲妻、魔獣の混合体がホログラムじみた形で門から溢れ、祭壇を衝撃波が襲う。その度に観客が悲鳴を上げて逃げ回り、護衛のバルドが「やっぱりこうなるか……」と剣を抜いて対処しようとするが、多すぎる現象に手も足も出ない。
巨大な“輪廻の渦”が徐々に膨れ上がり、地下空間が崩れかかる。ひかりが何度も「停止ボタンを押して!」と叫ぶが、銭丸は「ダメだ、あとちょっとで完成するはずなんだ!」と制御パネルを強引に叩き続ける。まさに破滅のフラグそのものである。
最後には、門の中に巨大な人型の影が見え始める。何なのかは分からないが、あたかも輪廻そのものが人格化したか、あるいはすべての死者の怨念が具現化したかのようでもある。そいつがこちらを振り返るや、まるで次元を切り裂くような一撃を放ち、同時に転移石と魔導炉が爆音を立てて弾ける。
「おいおい、ここで終わり……? ふざけるな……俺は輪廻を……!」——そして、いつもの通りに銭丸の破裂するような絶叫が響く。
「カ、カネは……裏切らない……女は……たまに……裏切る……。輪廻の皇帝は……爆死ッ……!!」
◇
その断末魔とともに、地下祭壇が大爆発を起こし、天井を吹き飛ばす形で地上まで割れ目が走る。観衆ごと崩落し、強烈な衝撃波と炎が空へ突き抜ける。まるで地面に丸ごとクレーターが形成され、何もかも粉々に消滅した後には、ただ荒涼とした焼け野原が広がるだけ。
翌日の捜索隊が見たのは、おなじみの焼け焦げた跡と穴、漂う悪臭とマナの残渣だけ。そこに銭丸の姿はなく、大勢が巻き込まれて死傷し、またしても出資者が地に伏す結果に。世間は「あれだけの破壊なら今度こそ……」と口にしつつ、「あの男だから」と小声で呟くのが毎度のことだ。
こうして、“輪廻そのものを支配して爆死のループから卒業”という最後の夢も、やはり大爆発で散り、被害だけが深く残る。果たして銭丸は本当に死んだのか、それともまたいつか輪廻を超えて“復活”するのか。もはや誰にも推測できないが、王都の人々は苦い顔で「もし生きてても、次何をやるんだろう……」と頭を抱えるしかない。
結局、輪廻の果てすら乗り越えられないほど銭丸の爆死ループは強固であり、どれほど大それた計画を立てようとも最後は同じ運命が繰り返される。今回が本当に終幕なのか、それとも始まりなのか——世界が憂いを含んだ視線で廃墟を眺める中、またひとつ大惨事の伝説が刻まれるのだった。
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