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第93章「禁域の空中列車で爆死!? 陸の果てから天へ続く道」
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「財政破綻ビジネスがダメだった? まあ、そりゃいつも通り大爆発だったけど、落ち込んでる暇はないぞ。なんたって、これだけ死んでも生き返ってる俺はまだ“奇跡”に挑み続ける義務があるんだからな! ……で、今度は“空”を再利用だ。これまで飛行船や空中広告で失敗したけど、まだやってない手段がある。空を走る列車――そう、空中列車だ!」
◇
王都郊外の恒例の廃墟地帯。何度見ても焦げ跡が残るその場所に、やはり黒峰銭丸は懲りずに現れた。並ぶのはいつもの三人、水無瀬ひかり、バルド、メルティナ。彼らはまたしても無謀なプランを聞かされてうんざりしている。
いま銭丸が得意げに掲げているのは「空中列車を建設し、王都から陸の果て、さらに天まで通す」という破天荒な構想。過去に飛行船広告で派手に墜落・爆死したことがあるが、今回はそれを大幅に超える規模だ。なにしろ線路自体を空中に張り、空飛ぶ貨客車両を走らせようというのだ。
「そりゃあ、高架式の魔導レールみたいなものは一部で研究されてますよ。でも本当に数百キロ単位で空を走る列車を作るなんて、現実的に無理です。前に空輸を試みたときも、爆死で終わったじゃないですか」
ひかりが資料を読みながらため息をつくと、銭丸は胸を張りつつ鼻で笑う。
「だから失敗から学んだんだよ。列車なら空中広告の飛行船より安全だろ? 大きなレールを張れば墜落しづらいし、乗客も快適に空の旅を楽しめる。それに天まで線路を敷けば、神域だの竜の秘境だの、何でも巡回できるじゃないか。爆死? もう飽きるほどやってるから卒業だよ!」
バルドはぼそっと「毎度言ってるが卒業できた試しはない……」と呟き、メルティナは過去のメモを見直しながら「あれだけ空輸や飛行船で爆発してるのに……。軌道を作る方が余計難易度高い」と警鐘を鳴らす。が、銭丸は「細かいこと気にするな!」と一蹴するのだった。
◇
こうして「禁域の空中列車計画」が始動する。銭丸が大がかりな資金をかき集め、いつもの裏ギルドや闇金に声をかけ、さらに地方再生で一時抱き込んだ人脈も流用し、壮大なレール設置を目指す。計画では、王都から出発し、周辺の町や荒野をまたぎ、最終的には“竜の峰”や“神の玉座”に近い天空域に伸びるという、常軌を逸した設計。
ひかりは大量の借金文書を整理しながら、「毎回、こういう大プロジェクトをやるたびに爆発するんですけど……」と不安を口にするが、バルドはすでに諦め顔。メルティナが「安全装置を充実させましょう」と最低限の提案をするが、時間も予算も足りない。結局、“いつものように急ごしらえ”でスタートする。
まずは王都から軌道の土台を構築。魔導金属を使って柱を立て、その上を走るレールを浮遊力で支える仕組み――過去に電脳空間や愛の帝国で使った材料の余りなどを寄せ集めている点が怪しさ全開だ。
工事現場ではバルドが警備し、メルティナが技術指導を行うが、実際には各パーツの相性が悪く、あちこちで欠陥やブレが頻発。人手や資金も足りなくなり、ひかりはさらに借金を重ねる。「今回ほど危うい工事はないわ……」と首を振るが、銭丸は「走り始めればどうにかなる!」と自信満々。
◇
ある程度の軌道が完成すると、銭丸はさっそく試験車両を投入。列車は丸みを帯びた流線型の車体に魔導炉を内蔵し、車輪の代わりに反重力のリングを回す仕組みらしい。見た目は近未来だが、寄せ集めの技術なので動作が安定しない。当初の試走でも軌道の継ぎ目でガタガタ揺れ、車体が傾きそうになる事例が多発する。
それでも銭丸は「素晴らしいじゃないか。ちょっと揺れるのはサービスだ!」と笑い、バルドとメルティナが必死に補強工事を進める。ひかりは「また燃えて爆死するんじゃ……」と青ざめるが、周囲の住民や観光客が興味を示し始めるため、計画はさらに加速。最終的には“空の上を目指す”ルートまでレールを伸ばすと宣言した。
しかし、その“禁域”とされるエリアは竜の峰や神玉座の残骸、その他過去に銭丸が荒らしてきた場所が近いということ。誰もが想像するように、そこでは天候や魔力障害がしょっちゅう起こる。バルドが「線路が嵐に耐えられるのか?」と問い詰めれば、銭丸は「まあ、なんとかなる」と楽観論を展開する。
◇
そして、いよいよ開業の日、王都の空中列車駅が完成。開通式に集まった市民や投資家の前で、銭丸が雄弁に「ここから空を駆け抜け、竜の峰や神の玉座遺跡へアクセスできる。まさに新時代の交通だ!」とスピーチし、盛大な拍手を浴びる。ひかりが「本当に大丈夫?」と耳打ちしても、「問題ないさ、俺は爆死なんかしない!」といつもの台詞を繰り返すだけだ。
最初のダイヤでは、試験的に短区間のみ客を乗せて走らせる予定だったが、なぜか銭丸は「勢いで“禁域”まで運行しよう」と思いつき、実際に初運行で竜の峰に突っ込む無謀スケジュールを組んでしまう。メルティナが「まだ軌道の上部は工事が終わってない!」と止めるも、彼は客の熱気を見て「今を逃したら商機を失う!」と聞く耳を持たない。
◇
こうして満員の乗客を乗せた列車が出発。最初は王都周辺を穏やかに走り、景色を見下ろす快適な旅が楽しめた。人々は「これは成功かもしれない」と沸き立ち、バルドとひかりが一瞬ほっとする。だが、中間地点を超えると標高が上がり始め、天候が崩れ、風が強くなってレールが軋む音を立てる。制御室のメルティナが速度を落とそうとするが、銭丸は「客が興奮するからスピードを保て!」と指示を出す。
結果、軌道の継ぎ目が震動に耐えきれず、パネル数枚が剥がれ落ちる事故が起こる。車体に異常が走り、揺れが増して車内が悲鳴の渦に。バルドが緊急停止を進言するが、停止ポイントまでレールが壊れていて停車できない事態に陥る。しかも嵐に吹き付けられ、竜の峰からの怪しい気流がぶつかる恐怖の状況だ。
ここで銭丸は「なんでこうなる……大丈夫だ、きっと最後は助かるさ」と空元気に叫ぶが、案の定、列車が軌道を大きく外れはじめて傾く。メルティナが警報を鳴らしてももう遅く、レールが崩落するように次々倒れ、車両が半ば宙づりに。客は絶叫し、かつてない恐怖のど真ん中に投げ込まれる。
◇
最後の一押しは、嵐の中から突如現れた竜の影か、神玉座の呪いか、とにかく“何かしらの天変”が激突して線路を真っ二つに。宙ぶらりんの列車が一気に落下しそうになるところで、銭丸が車両前頭部に飛び込み、制御を試みるが、まったく効かない。いつものように顔を歪ませて“これで死ぬなんて”と悪足掻きする形だ。
そして、とうとう落下寸前、最後に彼が悲鳴をあげる――
「カ、カネは……裏切らない……女は……たまに……裏切る……。空中列車は……爆死ッ……!!」
車両がグワッと加速して宙に落ち、魔導炉が炎上するかたちで大爆発が起こる。空にも赤い火柱が映り、レールの残骸がバラバラに飛び散って、客は悲鳴をあげながら地面へ激突……あるいは奇跡的に脱出する者もいるかもしれない。とにもかくにも大惨劇は約束されたとおりだ。
◇
翌朝、地上から捜索隊が足を運んでも、崩れ落ちた高架と焼け焦げた車両の一部しか見当たらず、銭丸の姿など当然なし。落下時の衝撃で深いクレーターが残っており、大勢の乗客が行方不明。王都の人々は「またしても、空を目指しては爆死か……」とため息まじりに首を振る。
毎度おなじみ、「あれだけ派手に落ちたら今度こそ助からないだろう」という言葉が交わされるが、「あの男だしな……」というせりふもやはり定番。結局、黒峰銭丸はまた“生死不明”のまま行方をくらまし、一回限りの空中列車構想は壮大に破綻して消える。
こうして“禁域の空中列車”という更なる無謀も、実施わずか一日の運行で終焉。あちこちに被害を出し、借金はさらに増え、残るのはいつものように爆死の跡だけである。王都の住民は「いい加減しろ……」と完全に呆れ顔だが、一部では「また懲りないだろうな」と苦笑する声も止まない。
そうしてまたひとつ、黒峰銭丸の大事業が星のように瞬く間に燃え尽き、いつもの幕を下ろす——それがこの男の運命の輪の上に、例外なく刻まれ続ける“死と再生”の道なのだろうと、人々は半ば諦め混じりに語るだけだった。
◇
王都郊外の恒例の廃墟地帯。何度見ても焦げ跡が残るその場所に、やはり黒峰銭丸は懲りずに現れた。並ぶのはいつもの三人、水無瀬ひかり、バルド、メルティナ。彼らはまたしても無謀なプランを聞かされてうんざりしている。
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「そりゃあ、高架式の魔導レールみたいなものは一部で研究されてますよ。でも本当に数百キロ単位で空を走る列車を作るなんて、現実的に無理です。前に空輸を試みたときも、爆死で終わったじゃないですか」
ひかりが資料を読みながらため息をつくと、銭丸は胸を張りつつ鼻で笑う。
「だから失敗から学んだんだよ。列車なら空中広告の飛行船より安全だろ? 大きなレールを張れば墜落しづらいし、乗客も快適に空の旅を楽しめる。それに天まで線路を敷けば、神域だの竜の秘境だの、何でも巡回できるじゃないか。爆死? もう飽きるほどやってるから卒業だよ!」
バルドはぼそっと「毎度言ってるが卒業できた試しはない……」と呟き、メルティナは過去のメモを見直しながら「あれだけ空輸や飛行船で爆発してるのに……。軌道を作る方が余計難易度高い」と警鐘を鳴らす。が、銭丸は「細かいこと気にするな!」と一蹴するのだった。
◇
こうして「禁域の空中列車計画」が始動する。銭丸が大がかりな資金をかき集め、いつもの裏ギルドや闇金に声をかけ、さらに地方再生で一時抱き込んだ人脈も流用し、壮大なレール設置を目指す。計画では、王都から出発し、周辺の町や荒野をまたぎ、最終的には“竜の峰”や“神の玉座”に近い天空域に伸びるという、常軌を逸した設計。
ひかりは大量の借金文書を整理しながら、「毎回、こういう大プロジェクトをやるたびに爆発するんですけど……」と不安を口にするが、バルドはすでに諦め顔。メルティナが「安全装置を充実させましょう」と最低限の提案をするが、時間も予算も足りない。結局、“いつものように急ごしらえ”でスタートする。
まずは王都から軌道の土台を構築。魔導金属を使って柱を立て、その上を走るレールを浮遊力で支える仕組み――過去に電脳空間や愛の帝国で使った材料の余りなどを寄せ集めている点が怪しさ全開だ。
工事現場ではバルドが警備し、メルティナが技術指導を行うが、実際には各パーツの相性が悪く、あちこちで欠陥やブレが頻発。人手や資金も足りなくなり、ひかりはさらに借金を重ねる。「今回ほど危うい工事はないわ……」と首を振るが、銭丸は「走り始めればどうにかなる!」と自信満々。
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ある程度の軌道が完成すると、銭丸はさっそく試験車両を投入。列車は丸みを帯びた流線型の車体に魔導炉を内蔵し、車輪の代わりに反重力のリングを回す仕組みらしい。見た目は近未来だが、寄せ集めの技術なので動作が安定しない。当初の試走でも軌道の継ぎ目でガタガタ揺れ、車体が傾きそうになる事例が多発する。
それでも銭丸は「素晴らしいじゃないか。ちょっと揺れるのはサービスだ!」と笑い、バルドとメルティナが必死に補強工事を進める。ひかりは「また燃えて爆死するんじゃ……」と青ざめるが、周囲の住民や観光客が興味を示し始めるため、計画はさらに加速。最終的には“空の上を目指す”ルートまでレールを伸ばすと宣言した。
しかし、その“禁域”とされるエリアは竜の峰や神玉座の残骸、その他過去に銭丸が荒らしてきた場所が近いということ。誰もが想像するように、そこでは天候や魔力障害がしょっちゅう起こる。バルドが「線路が嵐に耐えられるのか?」と問い詰めれば、銭丸は「まあ、なんとかなる」と楽観論を展開する。
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そして、いよいよ開業の日、王都の空中列車駅が完成。開通式に集まった市民や投資家の前で、銭丸が雄弁に「ここから空を駆け抜け、竜の峰や神の玉座遺跡へアクセスできる。まさに新時代の交通だ!」とスピーチし、盛大な拍手を浴びる。ひかりが「本当に大丈夫?」と耳打ちしても、「問題ないさ、俺は爆死なんかしない!」といつもの台詞を繰り返すだけだ。
最初のダイヤでは、試験的に短区間のみ客を乗せて走らせる予定だったが、なぜか銭丸は「勢いで“禁域”まで運行しよう」と思いつき、実際に初運行で竜の峰に突っ込む無謀スケジュールを組んでしまう。メルティナが「まだ軌道の上部は工事が終わってない!」と止めるも、彼は客の熱気を見て「今を逃したら商機を失う!」と聞く耳を持たない。
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こうして満員の乗客を乗せた列車が出発。最初は王都周辺を穏やかに走り、景色を見下ろす快適な旅が楽しめた。人々は「これは成功かもしれない」と沸き立ち、バルドとひかりが一瞬ほっとする。だが、中間地点を超えると標高が上がり始め、天候が崩れ、風が強くなってレールが軋む音を立てる。制御室のメルティナが速度を落とそうとするが、銭丸は「客が興奮するからスピードを保て!」と指示を出す。
結果、軌道の継ぎ目が震動に耐えきれず、パネル数枚が剥がれ落ちる事故が起こる。車体に異常が走り、揺れが増して車内が悲鳴の渦に。バルドが緊急停止を進言するが、停止ポイントまでレールが壊れていて停車できない事態に陥る。しかも嵐に吹き付けられ、竜の峰からの怪しい気流がぶつかる恐怖の状況だ。
ここで銭丸は「なんでこうなる……大丈夫だ、きっと最後は助かるさ」と空元気に叫ぶが、案の定、列車が軌道を大きく外れはじめて傾く。メルティナが警報を鳴らしてももう遅く、レールが崩落するように次々倒れ、車両が半ば宙づりに。客は絶叫し、かつてない恐怖のど真ん中に投げ込まれる。
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最後の一押しは、嵐の中から突如現れた竜の影か、神玉座の呪いか、とにかく“何かしらの天変”が激突して線路を真っ二つに。宙ぶらりんの列車が一気に落下しそうになるところで、銭丸が車両前頭部に飛び込み、制御を試みるが、まったく効かない。いつものように顔を歪ませて“これで死ぬなんて”と悪足掻きする形だ。
そして、とうとう落下寸前、最後に彼が悲鳴をあげる――
「カ、カネは……裏切らない……女は……たまに……裏切る……。空中列車は……爆死ッ……!!」
車両がグワッと加速して宙に落ち、魔導炉が炎上するかたちで大爆発が起こる。空にも赤い火柱が映り、レールの残骸がバラバラに飛び散って、客は悲鳴をあげながら地面へ激突……あるいは奇跡的に脱出する者もいるかもしれない。とにもかくにも大惨劇は約束されたとおりだ。
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翌朝、地上から捜索隊が足を運んでも、崩れ落ちた高架と焼け焦げた車両の一部しか見当たらず、銭丸の姿など当然なし。落下時の衝撃で深いクレーターが残っており、大勢の乗客が行方不明。王都の人々は「またしても、空を目指しては爆死か……」とため息まじりに首を振る。
毎度おなじみ、「あれだけ派手に落ちたら今度こそ助からないだろう」という言葉が交わされるが、「あの男だしな……」というせりふもやはり定番。結局、黒峰銭丸はまた“生死不明”のまま行方をくらまし、一回限りの空中列車構想は壮大に破綻して消える。
こうして“禁域の空中列車”という更なる無謀も、実施わずか一日の運行で終焉。あちこちに被害を出し、借金はさらに増え、残るのはいつものように爆死の跡だけである。王都の住民は「いい加減しろ……」と完全に呆れ顔だが、一部では「また懲りないだろうな」と苦笑する声も止まない。
そうしてまたひとつ、黒峰銭丸の大事業が星のように瞬く間に燃え尽き、いつもの幕を下ろす——それがこの男の運命の輪の上に、例外なく刻まれ続ける“死と再生”の道なのだろうと、人々は半ば諦め混じりに語るだけだった。
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