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反抗期

友だちを泣かせた日

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学校では男の子と混じって
朝から野球して
みんなで元気に遊んでいました。

小学5年になると
私は徐々に一人でいるように
なっていきました。
大概は担任の先生の机辺りにいるか
職員室で普通に先生たちとお喋りしたり。

休み時間になり、
「遊び行こう!」
と友だちが誘ってくれても
断りました。

毎日一緒に下校してた1番大事な友だちにも
「なんで喋らないの?」
と聞かれ
私は
「別に。」
としかいいません。
大事な友だちを泣かせました。
友だちはその日、走って帰っていきました。
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