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プロローグ1
しおりを挟む――いつからだろう?みんなの「色」が変わった。今まで何色ものだった「色」が今は1つになっている。もっと詳しく言うなれば、五采を成していたのが一采に成った。各々が放つ気体が猫から虎になった。それぞれが勇士になった。それまでの褐色が鮮色になった。
いつからだろう?私たちが正義なのか悪なのかわからなくなったのは。反対運動が果たして純粋な正義なのか。私たちが正義だと名乗るには客観性が低すぎるのではないか。私たちが今何をやろうとも、世間は認めない。私たちはもともと何もかも認められていないのだから。
いつからだろう?自らの苦しみを人のせいにしたのは。自分だけが恵まれていない、そうやって印を押された存在だと自分に言い聞かせていたのは。自分をただ諭すだけだった。自分がただ潰れてしまわないように。
いつからだろう?自分が弱いと感じたのは。強いのは必然なのに、なぜ弱いのかと。
いつからだろう?誰がこの世界を作ったのか、と・・・・・・。――
***
「何をするつもりだ?」
確信満ちていた声に思われた。
「何が?」
純粋な声だった。
「・・・・・・学校に喧嘩売るつもりか?」
「・・・・・・」
その沈黙はつまり肯定を意味していた。
「頼むから、・・・・・・
――やるしかないんだ。
止めてくれ。・・・。
今しかないんだ。今やらなきゃこの先何もできやしない。
お願いだから、・・・・・・
学校側が何かを仄《ほの》めかしたんだぞ。俺らは、従うまでだ。・・・・・・
これ以上、・・・・・・
俺たちを苦しみから解放しなきゃ、・・・・・・
俺たちの居場所を潰さないでくれ!」
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