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分岐・黒田健
転校生
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"いじめ"騒動からしばらく経って、すっかり寒くなってきた12月の初め。
何がどうなったのか、詳しいことは分からないけれど、東城さんと男子2人は転校して行った。
(東城さんは渋ってたみたいだけど)
かなり強いハートの持ち主、だと思う。尊敬はできないけれど。
ともあれ、流石に親御さんが転校させたらしい。
それから男子2人はーーこれ、敦子さんが絡んでそう。無表情にブチ切れてたし、敦子さん。2人揃って、"急な親の転勤"でお引越し、だそうで……
(まぁ、私ももう顔見たくなかったし)
怖気が走る、というか。
渦中にいた時はテンション高かったし、そこまで「怖い」感覚はなかった。けれど、時間をおいて冷静になると、さすがに怖かったみたい、で。
思い返すと、心に冷水をかけられたかのような気持ちになっていた。
そして、なんとなく日常が返ってきた。取り巻きさんたちは、気まずそうだけど皆学校に来ている。
とにかく、そんな12月の初めに、その子はやってきた。
「転校生の、石宮瑠璃さんです」
相良先生が紹介した転校生、その子を見つめて私は呆然としたし、ぱっと振り返って見てみると、千晶ちゃんは固まってたし、黒田くんは片眉を上げて少し目を細めた。
(……うそでしょ)
夢かと思って頬をひねるけど、うん、ふつうに痛い。
(え、え、え、なんで?)
石宮さんはおどおどとした態度ながらも「よ、よろしくお願いします」とハッキリ言って、大人しく空いた席に座った。
「かわいー」
「おにんぎょさんみたいな子だね」
クラスの皆からのささやき声が聞こえてくる。
当の瑠璃は、何やら考えている顔で、きゅっと唇を結んでいた。
授業前の五分休み、私は千晶ちゃんのところへ駆け寄る。
「ち、千晶ちゃん」
「……想定外ね、これは」
眉間のシワを親指でほぐしながら、千晶ちゃんは言う。
「……そういえば、おばあちゃんちが鎌倉だって言ってたね」
海の帰りに遭遇したときの話だ。
「あー……え、わざわざ引っ越したの? なんのために」
「……なんでだろ」
「親の都合? ううん、"ゲーム"ではそんな展開はなかったはず、だし……あーもう分かんないめんどくさい」
頭を抱える千晶ちゃん。
「とりあえず、様子、みよっか」
「それしかないかー……」
千晶ちゃんは小さく伸びをした。
「何を企んでるかは分からないけど、まぁ、大したことではない、と思うのよねー……謎の正義感に突き動かされてはいるみたい、なんだけど」
私も頷く。
でも後から、本当に後から思えば、石宮瑠璃のあの「謎の正義感」は、人に利用されやすいものだった。それに私が気づくには、あまりにもピースが足りなさすぎた、んだけれど。
ともあれ、授業は特に問題なく進む。合間合間の休み時間にも、特に私達に絡んでくることもなかった。
(……?)
私は不思議に思う。やっぱり、ただの偶然?
そんなことを考えていると、石宮さんは動いた。昼休みのことだ。
給食後、石宮さんは教卓をばん、と叩き、皆の注目を集めた。
「め、名探偵、皆を集めてサテと言い、という伝統に則って、さて、という言葉から始めたいと思い、ます」
皆は首をかしげるーーというよりは、「何この子」という少し引いた視線がほとんどだったと思う。
そんな視線を知ってか知らずか、瑠璃は少しびくつきながらも、こう続けた。
「松影ルナを殺したのは、あなたですね、設楽華さんっ」
突然に名前を呼ばれて、私はびくりと教卓に立つ石宮さんを見た。
「え? ええっ!?」
「ふ、ふんっ、演技が上手、ですねっ」
(なぜか)勝ち誇ったように言う石宮さん。自分の机で固まっている私のところに、黒田くんが来て横に立ってくれた。見上げると、超不機嫌そうな顔で石宮さんを見ている。
「何ほざいてんだてめー」
「く、黒田くんっ、あなたも騙されているんですっ。そ、そうでなければっ、あなたが恋する相手はべ、べつにいるからですっ」
私は思わず、肩を揺らした。
"ゲーム"のシナリオ通りなら、黒田くんは、ひよりちゃんに恋をしていたはずなのだ。
思わず、黒田くんの学生服の裾を少し掴む。
「は?」
黒田くんの眉間のシワが一層深くなる。
それから、私を見て「お前もいちいち不安になってんじゃねー」と言って乱暴に頭を撫でてくれた。撫でる、というか、もはや髪の毛をぐちゃぐちゃにかき混ぜられた、というか。
「わぁ」
「お前以外見えねーから」
目が合う。不機嫌そうな表情だけど、その目にはとても優しい光があって安心する。
「うん」
少し微笑んで答えて、それから周りからの生温い視線に気がついた。
北山さんが後ろの席から「らぶらぶう~」とニヤついて言ってくる。あ、これ後でからかわれるパターンだぞ……。
「ま、まったく、とんでもない女狐ですっ。玉藻前もかくや、という感じですねっ」
石宮さんは、ひとつ息をつく。
教室の皆のドン引きしてる雰囲気にも、黒田くんの冷たい視線にも怯むことはない。
(つ、強い)
鈍感なのか、異常にハートが強いのかは分からないけど、この子は思っている以上に……、なんていうか「やっかい」なのかもしれなかった。
「さ、さて! 設楽華ッ! ここで、あ、あなたの罪の一つを、だ、断罪しますっ」
「……罪?」
私は首を傾げた。
(断罪、って)
心が騒つく。だって"悪役令嬢"は、断罪されるものだから。
「そ、そうです……! ま、松影、松影ルナちゃんを殺したのは、設楽華、あ、あなたですねっ!?」
「……え?」
ぽかん、と石宮を見つめる。
(さすがに、……え?)
私が、松影ルナを殺した?
(な、何をどうやったらその結論に!?)
私はおたおたと黒田くんを見上げる。黒田くんは「なんだあいつ」と小さく呟いて目を細めた。
「そうでなければっ、松影ルナちゃんがあんなとこで死ぬ、なんてこと、あるはずないから、ですっ」
得意げに石宮さんは続ける。
「る、ルナちゃんと小学校が同じだった、って子から、聞きましたっ。あなたは、ルナちゃんとトラブルになってたって。ルナちゃんは、あなたを許さないって、何度も言ってたって」
私は目を見開く。
そう、松影ルナはたしかに言っていた。私を許さない、と。
「調べたところによりますとっ、ルナちゃんが家からいなくなったのは夜8時前後っ。あなたはそれくらいの時間にルナちゃんを呼び出して、海へ行き、そして殺したんだわ! そして久保とかいう人も殺して、罪をなすりつけた! そうに違いない、んですっ」
ふん、と石宮さんは得意げに鼻息をついた。
(ええと?)
どうしたらいいんだろ、こんな時?
「設楽」
「なに?」
「無視するか? ただのアホみたいだ」
「え、あー」
黒田くんは不機嫌を通り越して呆れ顔になっている。
「あのさぁ」
北山さんが手を挙げて言った。
「設楽ちゃんには、そもそも無理だと思うんだけど、その、夜にそのルナって子を呼び出すの」
「な、なぜですか」
「設楽ちゃん、暗い屋外に出るの無理なの。発作起こすの、皆知ってるでしょ」
周りも頷く。キャンプでやっちやったから。
「な、なるほど、ですっ」
瑠璃はひとりでうんうん、と頷く。
「そういう、アリバイ工作ですねっ。それは演技ですっ」
「演技ぃ?」
北山さんは眉をしかめた。
「演技であんな風になるわけないじゃんっ」
「どんな風かは分かりませんが、みなさん騙されてますっ。あの子は、悪役令嬢なんですよ? 悪いんですっ」
力説する瑠璃と、引いていく面々。
「やばっ」なんて言葉も聞こえている。
黒田くんが、大きくため息をついて口を開いた。
「……クソどーでも良くて黙って聞いてたけどよ、設楽に妙な噂がこれ以上立つのも業腹だから言っとくわ」
「な、なんですか?」
「その日、設楽にアリバイ工作も何もねーんだよ。夜8時過ぎまで、設楽は俺といたよ」
「ん、え?」
「アリバイ工作もクソもねぇっつってんだよ、そもそも設楽にはアリバイがあるんだよ。8時に松影に連絡なんかムリだ」
「ほ、ほええ?」
「分かったらその煩せぇ口閉じとけ」
それからつかつか、と教卓まで行って、教卓を叩く。かなり抑えてる感じではあったけど、それでもびくり、とした石宮さんに、黒田くんは低く言う。
「次、設楽に変な話してみろ、女だからって容赦はしねー」
石宮さんはそれには答えず、ただ私を(なぜ!?)ただ強く睨みつける、のだった。
何がどうなったのか、詳しいことは分からないけれど、東城さんと男子2人は転校して行った。
(東城さんは渋ってたみたいだけど)
かなり強いハートの持ち主、だと思う。尊敬はできないけれど。
ともあれ、流石に親御さんが転校させたらしい。
それから男子2人はーーこれ、敦子さんが絡んでそう。無表情にブチ切れてたし、敦子さん。2人揃って、"急な親の転勤"でお引越し、だそうで……
(まぁ、私ももう顔見たくなかったし)
怖気が走る、というか。
渦中にいた時はテンション高かったし、そこまで「怖い」感覚はなかった。けれど、時間をおいて冷静になると、さすがに怖かったみたい、で。
思い返すと、心に冷水をかけられたかのような気持ちになっていた。
そして、なんとなく日常が返ってきた。取り巻きさんたちは、気まずそうだけど皆学校に来ている。
とにかく、そんな12月の初めに、その子はやってきた。
「転校生の、石宮瑠璃さんです」
相良先生が紹介した転校生、その子を見つめて私は呆然としたし、ぱっと振り返って見てみると、千晶ちゃんは固まってたし、黒田くんは片眉を上げて少し目を細めた。
(……うそでしょ)
夢かと思って頬をひねるけど、うん、ふつうに痛い。
(え、え、え、なんで?)
石宮さんはおどおどとした態度ながらも「よ、よろしくお願いします」とハッキリ言って、大人しく空いた席に座った。
「かわいー」
「おにんぎょさんみたいな子だね」
クラスの皆からのささやき声が聞こえてくる。
当の瑠璃は、何やら考えている顔で、きゅっと唇を結んでいた。
授業前の五分休み、私は千晶ちゃんのところへ駆け寄る。
「ち、千晶ちゃん」
「……想定外ね、これは」
眉間のシワを親指でほぐしながら、千晶ちゃんは言う。
「……そういえば、おばあちゃんちが鎌倉だって言ってたね」
海の帰りに遭遇したときの話だ。
「あー……え、わざわざ引っ越したの? なんのために」
「……なんでだろ」
「親の都合? ううん、"ゲーム"ではそんな展開はなかったはず、だし……あーもう分かんないめんどくさい」
頭を抱える千晶ちゃん。
「とりあえず、様子、みよっか」
「それしかないかー……」
千晶ちゃんは小さく伸びをした。
「何を企んでるかは分からないけど、まぁ、大したことではない、と思うのよねー……謎の正義感に突き動かされてはいるみたい、なんだけど」
私も頷く。
でも後から、本当に後から思えば、石宮瑠璃のあの「謎の正義感」は、人に利用されやすいものだった。それに私が気づくには、あまりにもピースが足りなさすぎた、んだけれど。
ともあれ、授業は特に問題なく進む。合間合間の休み時間にも、特に私達に絡んでくることもなかった。
(……?)
私は不思議に思う。やっぱり、ただの偶然?
そんなことを考えていると、石宮さんは動いた。昼休みのことだ。
給食後、石宮さんは教卓をばん、と叩き、皆の注目を集めた。
「め、名探偵、皆を集めてサテと言い、という伝統に則って、さて、という言葉から始めたいと思い、ます」
皆は首をかしげるーーというよりは、「何この子」という少し引いた視線がほとんどだったと思う。
そんな視線を知ってか知らずか、瑠璃は少しびくつきながらも、こう続けた。
「松影ルナを殺したのは、あなたですね、設楽華さんっ」
突然に名前を呼ばれて、私はびくりと教卓に立つ石宮さんを見た。
「え? ええっ!?」
「ふ、ふんっ、演技が上手、ですねっ」
(なぜか)勝ち誇ったように言う石宮さん。自分の机で固まっている私のところに、黒田くんが来て横に立ってくれた。見上げると、超不機嫌そうな顔で石宮さんを見ている。
「何ほざいてんだてめー」
「く、黒田くんっ、あなたも騙されているんですっ。そ、そうでなければっ、あなたが恋する相手はべ、べつにいるからですっ」
私は思わず、肩を揺らした。
"ゲーム"のシナリオ通りなら、黒田くんは、ひよりちゃんに恋をしていたはずなのだ。
思わず、黒田くんの学生服の裾を少し掴む。
「は?」
黒田くんの眉間のシワが一層深くなる。
それから、私を見て「お前もいちいち不安になってんじゃねー」と言って乱暴に頭を撫でてくれた。撫でる、というか、もはや髪の毛をぐちゃぐちゃにかき混ぜられた、というか。
「わぁ」
「お前以外見えねーから」
目が合う。不機嫌そうな表情だけど、その目にはとても優しい光があって安心する。
「うん」
少し微笑んで答えて、それから周りからの生温い視線に気がついた。
北山さんが後ろの席から「らぶらぶう~」とニヤついて言ってくる。あ、これ後でからかわれるパターンだぞ……。
「ま、まったく、とんでもない女狐ですっ。玉藻前もかくや、という感じですねっ」
石宮さんは、ひとつ息をつく。
教室の皆のドン引きしてる雰囲気にも、黒田くんの冷たい視線にも怯むことはない。
(つ、強い)
鈍感なのか、異常にハートが強いのかは分からないけど、この子は思っている以上に……、なんていうか「やっかい」なのかもしれなかった。
「さ、さて! 設楽華ッ! ここで、あ、あなたの罪の一つを、だ、断罪しますっ」
「……罪?」
私は首を傾げた。
(断罪、って)
心が騒つく。だって"悪役令嬢"は、断罪されるものだから。
「そ、そうです……! ま、松影、松影ルナちゃんを殺したのは、設楽華、あ、あなたですねっ!?」
「……え?」
ぽかん、と石宮を見つめる。
(さすがに、……え?)
私が、松影ルナを殺した?
(な、何をどうやったらその結論に!?)
私はおたおたと黒田くんを見上げる。黒田くんは「なんだあいつ」と小さく呟いて目を細めた。
「そうでなければっ、松影ルナちゃんがあんなとこで死ぬ、なんてこと、あるはずないから、ですっ」
得意げに石宮さんは続ける。
「る、ルナちゃんと小学校が同じだった、って子から、聞きましたっ。あなたは、ルナちゃんとトラブルになってたって。ルナちゃんは、あなたを許さないって、何度も言ってたって」
私は目を見開く。
そう、松影ルナはたしかに言っていた。私を許さない、と。
「調べたところによりますとっ、ルナちゃんが家からいなくなったのは夜8時前後っ。あなたはそれくらいの時間にルナちゃんを呼び出して、海へ行き、そして殺したんだわ! そして久保とかいう人も殺して、罪をなすりつけた! そうに違いない、んですっ」
ふん、と石宮さんは得意げに鼻息をついた。
(ええと?)
どうしたらいいんだろ、こんな時?
「設楽」
「なに?」
「無視するか? ただのアホみたいだ」
「え、あー」
黒田くんは不機嫌を通り越して呆れ顔になっている。
「あのさぁ」
北山さんが手を挙げて言った。
「設楽ちゃんには、そもそも無理だと思うんだけど、その、夜にそのルナって子を呼び出すの」
「な、なぜですか」
「設楽ちゃん、暗い屋外に出るの無理なの。発作起こすの、皆知ってるでしょ」
周りも頷く。キャンプでやっちやったから。
「な、なるほど、ですっ」
瑠璃はひとりでうんうん、と頷く。
「そういう、アリバイ工作ですねっ。それは演技ですっ」
「演技ぃ?」
北山さんは眉をしかめた。
「演技であんな風になるわけないじゃんっ」
「どんな風かは分かりませんが、みなさん騙されてますっ。あの子は、悪役令嬢なんですよ? 悪いんですっ」
力説する瑠璃と、引いていく面々。
「やばっ」なんて言葉も聞こえている。
黒田くんが、大きくため息をついて口を開いた。
「……クソどーでも良くて黙って聞いてたけどよ、設楽に妙な噂がこれ以上立つのも業腹だから言っとくわ」
「な、なんですか?」
「その日、設楽にアリバイ工作も何もねーんだよ。夜8時過ぎまで、設楽は俺といたよ」
「ん、え?」
「アリバイ工作もクソもねぇっつってんだよ、そもそも設楽にはアリバイがあるんだよ。8時に松影に連絡なんかムリだ」
「ほ、ほええ?」
「分かったらその煩せぇ口閉じとけ」
それからつかつか、と教卓まで行って、教卓を叩く。かなり抑えてる感じではあったけど、それでもびくり、とした石宮さんに、黒田くんは低く言う。
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