平凡なヒロインはヒロインにざまあされる?!

宵丸

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学園編

第十二話

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今日も今日とて学園に通う私。

朝は家族全員で朝食を食べ、お兄様と学園へ登校する。

学園に着けばロールズ兄妹達が毎朝迎えに来てくれる。この子たちは一体何時から学園にいるのだろうか…。

ここまではいつも通りだった。ここまでは…。その後が問題だった。

いつもならお兄様とグレンと別れた後はビアンカと教室まで行くのに、ビアンカが教師に呼ばれ、私1人で教室に向かった。

ビアンカが呼び出しされるなんて…一体どうしたんだろう?

なんて考えながら廊下を歩いていると何やら人にぶつかったようで…

ドンッ

「イッ…失礼致しました。お怪我は…」

「やぁ!愛しのロゼリア嬢!」

私は運が悪いようで、王子にぶつかった。

「お久しぶりですね、王太子殿下。御身にぶつかったこ」

「ロゼリア嬢、そんなかたっくるしいことしないで…。あ!ぶつかった詫びとしてロゼリア嬢のことを愛称で呼ばせてよ!ね?いいでしょ!」

話についていけない。

「はぁ…?」

「え!本当!嬉しい、じゃあみんなはリアって呼んでるから私はロザリーって呼ぶね!」

「…」

何を言っても無駄だとわかってる私。反論はしない。ロザリーってなんかゴツいなとしか思わなかった。

「ねぇ、ロザリー。さっき『イッ』って言ったよね?私とぶつかった時怪我しちゃったよね?そうだよね?え?なんだって今も痛い?しょーがない。私が直々に保健室に連れて行ってあげるからね!」

確かに私はイッっと言ったが、ぶつかった時鼻が少し痛かったくらいで保健室に行くほどではない。

「王太子殿下、私は怪我などしてませんので大丈夫ですよ」

「え?!そんなに痛かったの?!わかった、すぐ連れて行ってあげるからね」

話聞けや王子ッッッッ

「そこの君、ロゼリア・グランディエ嬢が怪我したようだから私が保健室に連れて行く。故に担任に報告しておいてくれないか?」

「王太子殿下ッ?!かしこまりましたッ」

急に話しかけられた生徒が飛び上がってる。そうだよね…、こんなところにいるとは思わないよね。

「よし!じゃあロザリー、保健室に出発!」

「え?!王太子殿下!下ろしてくださいまし!」

この王子、横抱き…いわゆる姫抱っこで私を持ち上げたのです。ヒィィィィ、前世でも経験ないから落とされないか心配すぎる。

「大丈夫大丈夫、絶対落としたりしないから」

上を見上げれば王子の美しい顔面が。ひぇ、顔面国宝…。

というか心の声読まれた?!

ルンルンで私を運ぶ王子は目立ちすぎたようで…。色んな人に見られながら私は保健室に連れて行かれました…。

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