狐、始めました。

怠惰

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神話時代

初めての戦闘

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 暫くして私は再び意識を取り戻した。ハッとして慌てて辺りを見渡す。

 ものすごい情報量だった。感覚としては広大な海に沈む塵のような気分。

当然私は塵の方。

 鑑定する時は具体的な対象を定めないと頭が割れる事があるみたいだ。

 とりあえず再びステータスを確認する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【名前】No name (Lv1/10)
【種族】ベビーフォックス
【歳】17  【性別】♀
体力:15
魔力:30
物理攻撃:10
物理防御:5
素早さ:50
魔力攻撃:20
魔力防御:10
【スキル】
[狐火Lv1(灯火)] [看破Lv1] [暗視Lv3]
[隠密Lv1] [高速思考Lv5] [自己回復Lv1]
[気配察知Lv1] [危険察知Lv1] [魔力操作Lv2]
[恐怖耐性Lv1]
【ユニークスキル】
[強欲Lv1]
【SP】0
【称号】
[転生者]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・灯火:狐火の能力の1つ。実体の無い火を付ける。火は実体が無いので触っても熱くない。付けた本人にしか火は見えず、他の者はそこだけ明るく見える。

・看破:対象の情報が見れる。隠蔽されている情報もレベルに応じてある程度は見られる。

・高速思考:高速で思考できるようになる。


 自身のステータスを確認して少し鑑定の練習をしたあとに私は再び看破の対象をこのダンジョンに向けてから鑑定の上位スキル、看破を発動した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名称:世界迷宮

世界で1番大きく危険な迷宮。大陸と大陸を繋いでいる。魔物の強さは下層に行くほど強くなるが、大陸を渡るための道は上層にあるため全く問題ない。

上層→中層→下層→最下層

と、このように階層分けされている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 想像以上だった。

 それよりも私の成長早すぎやしないだろうか。

--これが成長補正の力?

 ついでにここは何階層か看破してみると、上層だった。

 大陸を繋ぐ程の広大な迷宮で出口を見つけるのはいったい何年かかるだろう。

 考えても仕方ないのでひとまずの目標はこの迷宮で生きて行けるほど強くなる事にした。

 じっとしても仕方ないので私は迷宮の通路を進み始める。

 常に気配察知を発動し続けて、ついでに隠密を発動しているので普通に歩くよりは安全なはずだ。
 この迷宮にいったいどんな危険があるのか分からない。

 しかし、私のような存在がこの場にいる時点でお察しだろう。

 今の私の強さが、どのくらい強いか分からない。故に私は慎重に進んでいく。

 しばらくすると通路の曲がり角で全長5メートルぐらいのカエルがいた。

 何をもって5メートルかと言うとそれは感覚的な問題。

 余談だが今の私の容姿は水晶の柱で見る限り黄色の毛並みと黒い目。全長1メートルぐらいの狐だったりする。

 取り敢えず目の前の巨大なカエルを看破。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【名前】No name (Lv15)
【種族】ポイズンフロッグ
【歳】20  【性別】♂
体力:150
魔力:200
物理攻撃:50
物理防御:10
素早さ:5
魔力攻撃:30
魔力防御:50
【スキル】
[毒生成Lv3]
【SP】50
【称号】なし
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 普通に強い。

 今の私で勝てるだろうか? 逃げる?

 しかし、ここは世界で最も危険な迷宮。

 私と能力値が近い時点でこの魔物は弱い部類に入る気がする。

 そして何より毒生成スキル……。欲しい。

 ユニークスキルにもあるように私は強欲。
ここまで来ると私は最早迷わず対象を倒すことに決めた。

 ということで早速、目の前のカエルを倒す方法を考える。

 正面から攻撃しても勝てない事は初めから分かっている。

 ということで私はポイズンフロッグの背後に灯火を灯す。

 その時、ポイズンフロッグは驚いたように後ろを振り向くが、そのすきにポイズンフロッグの首に噛みつきその血肉を引きちぎった。

 カエルの生々しい感触が口を襲い少し吐きそうになる。

 目の前のカエルはしばらく痙攣していたが次第に動かなくなった。

 私の勝利だ。

 取り敢えず何とかなった。

 やはり急所が喉なのは全生物共通なのではないだろうか。

 私がそんな事を思っていると身体が熱くなった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【名前】No name (Lv7/10)
【種族】ベビーフォックス
【歳】17  【性別】♀
体力:120
魔力:350
物理攻撃:60
物理防御:50
素早さ:190
魔力攻撃:100
魔力防御:50
【スキル】
[狐火Lv1(灯火)] [看破Lv2] [暗視Lv6]
[隠密Lv3] [高速思考Lv5] [自己回復Lv1]
[気配察知Lv5] [危険察知Lv3] [魔力操作Lv7]
[恐怖耐性Lv1] [毒生成Lv3]
【ユニークスキル】
[強欲Lv2]
【SP】30
【称号】
[転生者]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 私は早速強欲のスキルを使って毒生成を手に入れたようだ。

 これで戦闘のバリエーションが少し増える。

 そんな事を考えていると、危険察知に突然何かが引っかかった。

 私は咄嗟にジャンプして横に避ける。

 すると私が先程までいた場所に大きな舌が突き刺さった。

 周りを見るとポイズンフロッグが5体いる。

 --完全に囲まれた。

 私は仕方なく戦闘体制を取る。
 これまでに無い緊張感が私を襲っていた。

 すると我慢の限界だったのか一体目ののポイズンフロッグが舌を伸ばし攻撃してくる。

 あの舌に毒がついているのだろう。

 絶対に当たるわけにはいけない。私は舌を避けてポイズンフロッグに駆け寄り喉元に噛みつき一体を絶命させた。

 やはりポイズンフロッグは防御が低いので一撃で倒せる。
 急所を狙えば与えるダメージも増加するようだ。そして2体目。順調だ。

 そう思ったとき私の横腹に衝撃が走る。

 私は面白いように飛ばされた。

 とてつもなく痛い。そしてヒリヒリする。

 ポイズンフロッグの舌に殴られたようだ。衝撃が伝わったってきたところが痺れる。
 どうやらポイズンフロッグの毒は弱毒のようで即死はしなかった。

 私は前足に力を入れ、ポイズンフロッグを引っかく。当たりはしたが、致命傷にはなっていない。

 試しに毒を生成して爪に付与してみたが、案の定弱毒のようであまり効いた様には見えない。

 私はふとおもった。狐火……あれは火を自在に操れると書いていなかったか?
 だったら……と、私は残り3体のポイズンフロッグに向けて狐火を灯し温度を通常の火と同じにした。

 もっと熱くしたかったが、今の私にはこれが限界だ。

 1つの狐火が温度を持ってポイズンフロッグに迫る。
 そして接触。ポイズンフロッグ達は燃え散った。やはり火は危険だと思う。それも見えない炎。

 魔力が減ったのか、今にも意識が飛びそうだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【名前】No name (Lv10/10 進化可能)
【種族】ベビーフォックス
【歳】17  【性別】♀
体力:200
魔力:1000
物理攻撃:100
物理防御:80
素早さ:250
魔力攻撃:150
魔力防御:80
【スキル】
[狐火Lv2(灯火、火炎)] [看破Lv2] [暗視Lv6]
[隠密Lv4] [高速思考Lv6] [自己回復Lv2]
[気配察知Lv5] [危険察知Lv3] [魔力操作Lv8]
[恐怖耐性Lv3] [毒生成Lv4]
【ユニークスキル】
[強欲Lv2]
【SP】210
【称号】
[転生者]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 強欲はスキルポイントと魔力に使った。

 そんなことよりも進化が出来るらしい。進化とは魂と肉体の格を上昇させる魔物特有の能力。レベルが上限になればさらなる力を手に入れるのだ。

 取り敢えず、進化先を見る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
進化先

フォックス:狐種のノーマル個体。ここから様々な進化先が生まれる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 まだ進化先は1つしかないようだ。進化すると全ステータスの上昇と回復の効果があるらしい。
 ということで、私は早速進化を開始した。
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