狐、始めました。

怠惰

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神話時代

最下層

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 私はステータスを確認して最下層へ降りる。スキルポイントは全て妖力に変わったそうだ。

 私は最下層に降りた。

 そこで見たのは空飛ぶ無数の島々。いや、大陸と言ってもいいかもしれない。

 どこか神聖な雰囲気がある。私は空を浮遊して魔物を探す。
 今の私は自分の魔力と妖力、神力がゆるす範囲で何でもできる。なので飛ぶことぐらい簡単だ。暫くして1匹の飛竜が飛んできた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【名前】No name
【種族】炎龍
【歳】1200  【性別】♂
魔力:S 妖力:S 神力:S
総合:S
【称号】[支配種]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 支配種……それは初めから管理者並み、もしくは支配者並みの力を持っている生まれつき高位の種族の事だ。

 私は即座に水を槍状に操り炎龍に突き刺す。 
 だが炎龍は自身の身体を火に変えて水を蒸発させた。

 私は飛翔で炎龍の真後ろに移動し妖力を拳に纏わせ殴りつける。
 だがこれも、炎龍には効かず私は火に飲まれた。

 管理者になってもスキルなどは受け継がれる。即ち魔力無効がある私は魔法は聞かない。

 私は懐から自前で作った扇子を取り出し、妖力を纏わせ炎龍の首を引き裂いた。
 この攻撃は見事に炎龍の逆鱗を引裂き大ダメージを負わせることに成功した。

 炎龍はすぐさま再生し始めるが私は氷で炎龍を凍らす。

 そして粉々になる炎龍を見つめる。

 そこで私はあることに気がつく、私はもうレベルアップはないが炎龍の魔力、妖力、神力が私に蓄えられている。どうやら大罪スキルも使える様だ。

 私はこの下層で気づけば1000年魔物を倒し続けた。

 



 ある日神殿が立っている1つの島を発見した。

 私は様子を見るために神殿に近づいた。するとそこにあの全身黒鎧の奴がいた。私は黒鎧の能力値を見る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【名前】コクガ
【種族】神竜
【歳】20000  【性別】♂
【職業】神主
魔力:SS 妖力:S 神力:SS
総合:SS
【称号】《最高位竜》
[管理者] [始祖]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 今度はちゃんとステータスを見ることができた。

「あのときの狐か。ずいぶん強くなったな。」

「……」

「我と同格か。早すぎるだろう。」

「……」

「主、あのときもそうだったがものすごい無口だな。名前はなんという。ん? ないのか。」

「……名前……必要なかったから。」

「ん? そうか。と言うか普通に喋られるのだな。」

私の今のステータスはこんな感じだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【名前】No name 
【種族】天狐
【歳】1026  【性別】女
【職業】神主
魔力:S 妖力:SS 神力:SS
総合:SS
【称号】《最高位狐》 
[上層・中層・下層の支配者]
[管理者] [始祖] [最年少神主]
[七大罪所持者][神獣]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「名前はつけんのか。」

「私……ネーミングセンス皆無。」

「まぁ~取り敢えずこい。神殿に入るぞ。アテナ様が待っている。」

 私は言われるがままに神殿に入った。

 そこで現在私はタブレットを見つめている。テレビ電話だ。映るのは金髪に赤目。20代ぐらいの美女だ。

『やっほー! 狐ちゃん元気にしてた? いつの間にか最高位まで進化したんだね! ちょっと早すぎない? それはともかく狐ちゃんにはここで2000年間全狐種の管理と狐ちゃんの後継者作りを頑張って! それ以降は引退していいから! ね?』

「……この神殿。コクガのじゃないの?」

『違うよ! クロスはここに狐ちゃんが来るまで管理してもらう予定でさっき送ったんだよ!  
良かったね! クロちゃん! 待ち時間ゼロ!』

「……管理……何するの?」

『狐ちゃんの役割は狐種の中に変異種やユニーク個体が生まれたら世界に登録し、狐種で世界に悪影響が出るほどの問題が起これば対処するんだよ。それでね! 狐ちゃん! 私の眷属にならない?』

「……なんで?」

『だって狐ちゃん他の神にたくさん狙われてるよ。中には自分に従わない者を消滅させちゃう神もいるからそうなる前に保護しようと思って。別に狐ちゃんの行動に制限がかかるわけじゃないよ。利点は私と言う後ろ盾が出来ることかな。これでも私最上位神の一人だからね!』

「…貴方のメリットは?」

『私ね、眷属が少ないんだ。っていうか一人もいないんだぁ~。私こういう性格じゃん?だから私狐ちゃんを初めから眷属にする気で転生させたんだよ! 他の皆は実はあのときにいざこざを起こした下位神が転移させるから。勇者召喚って言って初めからものすごく高いステータスで召喚されるらしいよ。でもそれじゃ~真に技術を磨けないから、狐ちゃんだけさらって50000年前に転生させたんだよ。だからお願い! 私の眷属もしくは友達になって!』

「……貴方には、転生させてくれた恩がある。友達……私も長い間忘れていた言葉。……これからよろしくアテナ。」

 私がそう言うとアテナの顔がパァ~と明るくなった。

『じゃ~手始めに名前つけてあげるよ! え~とエラなんてどう?』

「エラ……確か紀元や時代を意味するeraの片仮名転記。」

『よく知ってるね! どう? いいなまえでしょ?』

「気に入った。」

『うんうん。良かった! あ、そうだ! ステータス確認してよ!』

 私は言われた通りステータスを確認する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【名前】エラ
【種族】天狐
【歳】1026  【性別】女
【職業】神主
魔力:SS 妖力:E 神力:E
総合:E
【称号】《最高位狐》
[管理者] [始祖] [最年少神主]
[七大罪所持者] [神獣]

《最上位神アテナの筆頭眷属》

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『どの世界でもそうだけど名付けって特別な意味を表すんだよ。名前が決まると存在が世界に個として認識され自身の力をすべて使えるようになる。これでクロちゃんよりも強いね!』

「く、もう抜かれたのか……。」

「……そういえば、コクガはアテナの眷属…じゃないの?」

「ふん。我はどこにも属さん。我は人の下につくことが好かんのだ。だが、アテナ様はこの世界を作りし神。眷属にはならないが言うことは聞くようにしている。」

 基準が分からない。私はそう思うのだった。
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