35 / 47
34.幕間
しおりを挟むヴォルク将軍の副官オルニスの仕事は、多岐にわたる。
軍内での将軍の業務の補佐はもちろん、自身の訓練や鍛錬に加えて、侯爵としてのヴォルクのちょっとした補佐まで行っていた。
自身を「銀獅子将軍の熱すぎる一番弟子」と称する彼は、軽そうな見かけや態度に反してヴォルクのささいな変化にも敏感だった。
「将軍、最近ケイさんに会いました? 元気っすかねー」
「先日、ココも連れて馬で例の湖に行った。それ以降は会っていないが……元気なんじゃないか」
「……ほー。そうっすね」
軍本部の執務室で書類仕事をしながら雑談を振ると、淡々とした答えが返ってきた。その内容と声色にオルニスはぴくりと反応する。
……今、少し嬉しそうな話しぶりだった。自分じゃなければ気付かない程度だったが、わずかに声の調子が明るかった。
書類に目を落とし、無表情に署名をしていくヴォルクにオルニスは続けて問いかける。
「ケイさんが侯爵邸を出ても、会ったりしてるんすね。なんか話したりします?」
「別に……変わったことは何も。二人とも馬に乗るのに不慣れなのでな。練習も兼ねて誘っただけだ。他意はない」
「……そっすか」
またしても素っ気ないヴォルクの返答に、オルニスは思わず噴き出しかけた。それを寸でのところでこらえ、唇を震わせながら下を向く。
(いやいやいや、他意ありまくりじゃーん! 馬に乗れなくても馬車あるから普通に生活するには別に困らないし、今ちょっと動揺したし! ……なんかあったな? 絶対あったよな!?)
ケイがヴォルクに好意を抱いているのは本人に確認したから知っている。というかバレバレすぎてツッコミまで入れた。
まあそうなってしまった気持ちはめちゃくちゃ分かるが。むしろ、そうならなければあんたの目は節穴かと真剣に肩を揺さぶりたくなってしまうが。
そしてヴォルクも、本人にはまったく自覚はなさそうだったが明らかにケイたち親子を特別扱いしていた。
(普通あんなに気にかけないっしょ……。ココちゃんを見る目めっちゃ優しいっつーか、もはやお父さんだし。ケイさんに至っては、なんかもう気持ちがあふれ出ちゃってるし)
他の奴らは気付かないだろう。ただ、最初からあの三人を見てきた自分には分かる。彼らの間に特別なつながりが生まれていることに。
そしてそれはオルニスにとっても望ましいことだった。憧れの銀獅子将軍がいつも冷静なのもいいが、憧れの人だからこそ幸せにもなってほしい。オルニスは手を組んで念を込める。
(くっつけ~。くっつけくっつけー!)
「……オルニス。用を足したいなら黙って行け」
「いや違うっす。願ってんのは違うことっす」
「そうか。午後は王宮に行ってくる。私がいないからと言ってサボるなよ」
淡々と告げてヴォルクが席を立つ。追いかけ続けたその背中に向かい、オルニスはもう一度特大の念を送った。
「ヴォルクよ。近頃、王都の未亡人や少々歳のいった令嬢たちが涙に暮れているそうだぞ」
「は……?」
当代のオケアノス国王・アステール3世は政務の合間に、軍本部から呼びつけたヴォルクへ最近聞いた噂話を振った。
机を挟んで向かいに立った銀髪の幼馴染は、眉をひそめて不可解な表情を浮かべる。
「何か、彼女たちの負担となることがありましたでしょうか。税率は変わっていないですが、生活を脅かすような事態がどこかで――」
「このたわけが。……相変わらず鈍いな。そなたの話だ」
「私? 私が何かしましたか」
ヴォルクはますます意味が分からないと言うように首を傾げる。男から見ても男らしいその精悍な顔に、アステールはにやりと笑いかけた。
「そなたの後添えを狙っていた女たちが、夢破れて泣いているそうだ。謎多き『恵みの者』の美女が、いつまでも再婚しない銀獅子侯爵をとうとう射止めたと」
「は――」
ヴォルクがぽかんと目を見開く。アステールの言葉を反芻するようにしばらく時間を置くと、ぎょっと顔をしかめた。
「なんですか、それは。また妙な噂が――」
「そうか? ……そうかのう。火のないところに煙は立たぬと言うが」
「……っ」
アステールが目を細めるとヴォルクが言葉に詰まる。先日から妙に機嫌が良く見える側近に向かい、アステールは追及を深めた。
「その後、どうなった? 想いは伝えたのか。ケイは受け入れたか? よもや、もう抱いたのではあるまいな」
「……お答えしかねます」
「言え、ヴォルク」
「嫌です」
強めの口調で命じるも、ヴォルクは苦虫を嚙み潰したように渋面で応じるばかりだ。アステールはため息をつくとやれやれと両手を開いた。
「つまらぬ。根掘り葉掘り聞いて、からかってやろうと思うていたのに。やれそなたの口説き文句だとか、やれケイの抱き心地だとか――」
「おやめください。……そう言われると思ったからこそ、話したくありません。陛下の暇つぶしのネタにされるのはまっぴらです」
「ふん」
長く共にいて互いの性格を知り尽くしているからこそできる、軽口の応酬だ。
少なくとも否定されなかったぶん、悪い方向には向かっていないようだ。それが知れただけでも良しとする。
口を割らない幼馴染に向かい、アステールは唇をつり上げる。
「……そうだ。例の祝賀には、必ずまたケイを同行させよ。先日はそなたしか眼中になくて、まともに話せなかったからな」
ヴォルクが嫌がるのを分かっていてあえて誘うと、幼馴染は予想通り眉をしかめた。アステールはにっこりと笑いながら、たたみかけるように告げた。
「そなたは余に借りがあるな? ……うんと着飾らせて連れてこい。己がものだと見せつけて、ケイに夢見る男どもに冷水を浴びさせてやれ」
意地の悪いたくらみを提案すると、ヴォルクはため息をついたあとにしぶしぶ応えた。
「……御意」
「まあ侯爵。フィアルカ様の喪は明けたのですか? 先日は『車椅子』をありがとうございました」
「ああ。こちらこそ、わざわざ弔いの言葉を送ってもらい感謝する。ここは変わりないようだな」
カルム養老院の院長・ヘレナは久方ぶりのヴォルクの訪れに目元の皺を深めた。いつもと変わらない養老院の様子にヴォルクがうなずく。
「ええ。ラスタとケイが復帰して、また賑やかになりました。あの二人がいないと、入居者の方たちも寂しそうで……。昨日さっそく、『第4回からおけ大会』を開いていましたよ」
「からおけ?」
「はい。歌でする合戦なんですって。ケイが元の世界の歌を熱唱していました。宇宙なんとか……やまとって。いい歌でしたよ」
拳を握りしめて謎の歌を熱唱するケイを思い出して笑うと、ヴォルクが精悍な顔に困ったような笑みを浮かべる。以前と比べて柔らかくなったその表情に、ヘレナは胸が温かくなった。
「車椅子はどうだろうか。伯母のお下がりで悪いが、軍の協力で量産を始めたからいずれ新しいものが届くはずだ」
「便利なものですね。皆さんが乗りたがりますが、歩ける方は乗っては駄目とケイとラスタが叱ってます。必要な方が使えるよう、有効に活用したいと思います」
「そうか」
ヴォルクは無言で、施設内に視線をさまよわせた。その誰かを探しているような眼差しにヘレナはピンと来る。
「ケイですか? 今は上の階におりますが、呼んできますか?」
「あ、いや……。良いのだ。仕事の邪魔をする気はない。ただ、これを渡しておいてもらえるか。あとまた休暇を頼む」
「それは構いませんが……本当によろしいので?」
「ああ。次の予定があるのでな。ヘレナも息災でな」
ヘレナに封書を託したヴォルクが慌ただしく退出を告げて養老院を後にする。ヘレナは預けられたそれを眺め、ふっと笑みを刻んだ。
風の噂で、そしてレダをはじめとする貴族に関わりある友人たちからの話で、なんとなく伝わってくるものだ。あの侯爵が、最近変わりつつあると。
その変化をもたらした人物に手紙を届けるべく、ヘレナはゆっくりと階段を上る。
ヴォルクが前妻と、公にはなっていないが子供を同時に亡くしたとき、彼は深く悲嘆していた。夫婦仲は良くなかったようだが、それゆえこれからに期待を抱いていただろうに、それが崩れ去りしばらくの間は暗い顔をしていた。
それから10年が経ち、ようやく前を向きはじめたヴォルクにヘレナは声援を送る。
(……ぼっちゃま。この老婆にできることならいくらでも手助けしますから、今度こそ幸せにおなり下さいね)
「なぁに~。ニヤニヤしちゃって。……あっ、また手紙来たんでしょ」
「う……。そう、だけど……。見ないでよ」
「あのね。人の恋文なんて見るかっての」
ラスタが午前の仕事を終えて休憩室に入ると、先に休憩に入っていたケイが嬉しそうな顔でまだ封をしてある封書を眺めていた。その緩んだ顔にラスタは軽く肘鉄を入れる。
「顔、緩みすぎ。バレるわよ」
「……っ。ごめん……」
(あーあー、恋する乙女みたいな顔しちゃって)
手紙の差出人を、ラスタは把握していた。そしてケイがそんな顔をするに至った経緯もなんとなく。
ひそかに関係をはぐくみ始めたじれったい三十路たちにラスタはごちそうさまの意でため息をつくと、ケイが大事に持つ封書を顎で示した。
「読んじゃえば? 中、気になるでしょ。急ぎの要件かもしれないし」
「そうだね……うん」
意を決した様子のケイが封を開く。隣で昼食を食べながら横目にそれを眺めていると、ケイは文字を指さしながらゆっくりと手紙を読み、次第に首を傾げた。
「なによ。詩的で難解な愛の言葉でも書いてあった?」
「いや全然そういうんじゃないよ。ごめん、ちょっと意味が分からなくて……悪いけど読んでもらえる?」
「あら、いいの?」
質の良い便箋を受け取ると、おおらかで整った筆跡にラスタはざっと目を走らせた。そこにはラスタが期待したような愛の言葉はなく、当たり障りのない体を気遣う挨拶と、どちらというと事務連絡的な内容がしたためられていた。
「えーと、今度国王陛下の生誕祭があるから、同行してほしい。……あら、またお誘い。しかも今度は公式な」
「だよね? えっ、生誕祭って――お誕生日会?」
「急に子供の行事みたいになったけど、まあそうね。で、40歳の節目で大々的にやるから、自分も礼装を仕立てる。そなたにもドレスを仕立てたいので店に行ってくれ……。あらまあ、大盤振る舞い」
文言は事務的だが、これはなかなかに熱のこもった内容だ。だがケイはというと、まずいものでも食べたかのような微妙な顔をしている。
「えー……盛大なお誕生日会……。しかもまたドレス……」
「あんたね……」
ケイは知らないのだ。この世界で王宮に着ていけるようなドレスを仕立てるのがどれほど費用のかかることで、どれほど特別であるのか。よほどの想いを寄せている相手でなければ、こんなことはするまい。
「だって似合わないんだもん。横に並ぶのが申し訳なくて」
「はぁ~? あんた、こないだあたしがあんなに頑張ったの、忘れたの?」
「いやそれは本当に感謝してるけどさ。――うぶっ!?」
ラスタはケイの両頬を片手で掴んだ。むにっと唇を尖らせたケイが驚いたように瞬きする。その頬をむにむにと揉みながら至近距離からじっと見つめると、ケイは困惑に眉をひそめた。
「なになに!? 美人に睨まれると怖い……!」
「…………」
なぜこの親友は、こんなに自分に自信がないのか。
たしかにいわゆる美人ではないが、愛嬌はあるし、化粧をしたら魅力的な美人になることは証明済みだ。
しかも肌質もいい。ラスタが触れた頬はきめ細やかでもちもちとして、ずっと触っていたくなる手触りだ。
何よりこの体。というか胸。子供を産んでなお、この形と大きさを保っているのは奇跡に近い。本人には言わないが、男を虜にする要素が満載だ。
(しかも性格もいいし……。この子の元旦那、ほんと馬鹿。見る目がない!)
ため息をついて手を離すと、頬に指跡をつけたケイが首を傾げる。年上のくせにどうにも放っておけない親友を見ると、ラスタはケイに手紙を返した。
(今度こそ掴まえときなさいよね、侯爵様……!)
「しょーがない。今回もまた、一肌脱いであげるわよ」
80
あなたにおすすめの小説
責任を取らなくていいので溺愛しないでください
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
漆黒騎士団の女騎士であるシャンテルは任務の途中で一人の男にまんまと美味しくいただかれてしまった。どうやらその男は以前から彼女を狙っていたらしい。
だが任務のため、そんなことにはお構いなしのシャンテル。むしろ邪魔。その男から逃げながら任務をこなす日々。だが、その男の正体に気づいたとき――。
※2023.6.14:アルファポリスノーチェブックスより書籍化されました。
※ノーチェ作品の何かをレンタルしますと特別番外編(鍵付き)がお読みいただけます。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
襲われていた美男子を助けたら溺愛されました
茜菫
恋愛
伯爵令嬢でありながら公爵家に仕える女騎士イライザの元に縁談が舞い込んだ。
相手は五十歳を越え、すでに二度の結婚歴があるラーゼル侯爵。
イライザの実家であるラチェット伯爵家はラーゼル侯爵に多額の借金があり、縁談を突っぱねることができなかった。
なんとか破談にしようと苦慮したイライザは結婚において重要視される純潔を捨てようと考えた。
相手をどうしようかと悩んでいたイライザは町中で言い争う男女に出くわす。
イライザが女性につきまとわれて危機に陥っていた男ミケルを助けると、どうやら彼に気に入られたようで……
「僕……リズのこと、好きになっちゃったんだ」
「……は?」
ムーンライトノベルズにも投稿しています。
【完結】異世界召喚 (聖女)じゃない方でしたがなぜか溺愛されてます
七夜かなた
恋愛
仕事中に突然異世界に転移された、向先唯奈 29歳
どうやら聖女召喚に巻き込まれたらしい。
一緒に召喚されたのはお金持ち女子校の美少女、財前麗。当然誰もが彼女を聖女と認定する。
聖女じゃない方だと認定されたが、国として責任は取ると言われ、取り敢えず王族の家に居候して面倒見てもらうことになった。
居候先はアドルファス・レインズフォードの邸宅。
左顔面に大きな傷跡を持ち、片脚を少し引きずっている。
かつて優秀な騎士だった彼は魔獣討伐の折にその傷を負ったということだった。
今は現役を退き王立学園の教授を勤めているという。
彼の元で帰れる日が来ることを願い日々を過ごすことになった。
怪我のせいで今は女性から嫌厭されているが、元は女性との付き合いも派手な伊達男だったらしいアドルファスから恋人にならないかと迫られて
ムーライトノベルでも先行掲載しています。
前半はあまりイチャイチャはありません。
イラストは青ちょびれさんに依頼しました
118話完結です。
ムーライトノベル、ベリーズカフェでも掲載しています。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる