もうダメだ。俺の人生詰んでいる。

静馬⭐︎GTR

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機動兵士

反撃

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「バギューン」
   ビームソードを手にして振り下ろしたガルダンの攻撃を弾き返したのは、ザゴの持っていたビームアクスであった。
「拾っておいてよかった」
    反撃する暇もなくたちどころに倒された、二機の新型ザゴの脇に落ちていた斧を拾って、手に持っていたのである。
 しかし、オムロンもすぐに立ち直ると、もう一太刀浴びせかけてきた。
「ギュワン!ギュワン!」
   必死に防戦する。こちらも当然のことながら命がかかっている。
 大した装甲もない作業用ザゴがあんな激烈な攻撃を受けたら羊羹のように真っ二つになってしまうだろう。
 しかし、新型のザゴでさえパワーが段違いだったのであるから、この作業用ザゴでは押されるしかなかった。ビームアックスの出力だって無限に持つわけではない。
「おじさんみたいな、犯罪者は、死んでしまえ!死んでしまえ!死んでしまえ!」
  と叫ぶオムロンの声が頭に響いてくる。
「うぬぐっ!こいつは」
  と私は絶体絶命の状態に立たされてしまったのである。だが、考えてみたら私の置かれた状態はいつも絶体絶命であった。こんな時は、何か知恵がありさえすれば……。
「これだっ」
  思いついた私は敢えて緩い感じで斧を振り下ろす。それをみて
「ビシュン!」
   とガルダンがビームソードで腕を両断する。肘の部分で千切れてしまって、落ちてゆく斧を握った片腕を、空中で、もう一つの手で掴むと、斧を手にした片腕ごと、横様に斬りつけたのだ。
 斧は、ガルダンの脇腹部分の装甲に深くめり込んだ。
「熱いよっ!」
  パイロット席は腹部にある。恐らく、ヒートアックスの刃が装甲を削り、熱が内部の温度を上昇させているのであろう。しかし、貫くまではいかなかった。
 オムロン少年が怯んでいるうちに、私のザゴは小ジャンプを繰り返しながらトラックのもとまで追いついて、退却したのであった。
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