私たちは君の死をみることができない

鈴華草

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結香(2)

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友達からくるどうでも良いメールにどうでもよい返信をして、次々来るSNSとゆうリア充自慢をみて、寝る。
いつも通りの平凡な毎日。別に楽しくもなんともなかった。

長い長い夏休みが終わり、ひさしぶりに会った
友達と屋上でしゃべっていた。
すると
「お願いします やめてください。」
聞き慣れた声がした。
そちらの方向を見てみると、クラスメイトがいじめられていた。いつもなら助けないのになぜか声をかけてしまった。
「ちょっと、止めなさいよ。」
「は。何様のつもり?」
「いじめはよくないって言ってんの」
「なにそれ。ムカつくんだけど。」
いじめっ子のグループがこちらによってきた。
「わかった。こいつ解放してあげる。でも次はあんただよ。わかってんの?」
嘘だ。今まで平凡に過ごしてきたのに。これで終わった。私はなにを間違えたんだろう。
「じゃーね」
イジメグループのリーダー、内藤さんがニタッと笑った。
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