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蝕の章 第二幕
メイドとは、魂を導く者 ─後編─
しおりを挟む「それじゃあ今度来た時は、美しいメイドの魂をお持ちの二人のことを占わせてください」
「またのお越しをお待ちしております」
ガチャンと、扉が閉まると当時に人相悪い顔つきをしていたエルゼが、胡散臭い占い師とブツブツ言ってテーブルを拭いていた。
すると、そこへ麗由がやって来て箒とチリトリを手渡した。玄関前と敷地内周辺の清掃を任せるという、メイド長からの合図を受け取るとへいへいと気だるそうに受け取った。
扉の開いたことが分かる、風鈴の音が聞こえなくなったことを確認し、エルゼは掃き掃除を片手間にヘリオを呼びつけた。
「なぁ、おい。何か今日はひと際、店ん中臭くねぇか?」
「えぇ?もしかして、ワテクシ達がお風呂キャンセルしたせいですかな?」
「そうじゃねぇよエヴァン。んで?明らかに匂い濃かったよね?」
「ですねぇ~♪麗由のメイドちゃんから匂ってくるものとは、かなり違っている気もしてるよボクチンは♪」
ヘリオの傀魔を嗅ぎ分ける能力は、エルゼの嗅覚よりも数倍にもなるくらいに繊細だ。
ましてや、傀魔クリスタルを使用した人間が放つという、独特な匂いはエルゼにすら分からない。だがヘリオは、それを嗅ぎ当てることが出来る。
匂いの証跡を追えるかとエルゼが訊ねる前に、ヘリオは指差して言った。この先に匂いが伸びている。つまりはそういうことだろうと。ニヤリと笑顔になるエルゼは、箒とチリトリ地面にほっぽり出して肩を回した。
ここいらで溜まったフラストレーションを、解消させてもらおうじゃねぇかと勢いよくメイド喫茶の出入口である門を駆け抜けた。
静かになった玄関前には、ルビー色の髪をしたメイドがため息混じりに箒とチリトリを手に取り、掃き掃除を引き継いで清掃するのであった。
□■□■□■□■□
魂狩りの通り魔。それは、都市伝説掲示板に書き込まれるほど有名になった不可思議現象だが、ここ最近になって被害報告が多発している。
警察が出動する事態にまで発展するくらい、犯行が鮮やかなようだ。しかし、蓋を開けてみれば案外と、犯行はガサツであることもある。今のご時世、人間に過ぎたオモチャが出回っているくらいだ。
常識に囚われた考え方で、その反抗手口を暴けるものはそう多くはないだろう。
「本日の魂狩りは貴女に決まりました。いやぁ、あの喫茶店は面白い場所になりましたねぇ。こんなにも私が狩り捕りたいと思う美しい【魂】を持っている人々が多いのですから♪」
「い、いや……っ。誰か…………助け、て……」
助けなんて来やしない。
ここはデモニックフィールド、展開した主が許可していない部外者は侵入することのない。まさに絶対的不可侵領域。
最もこの占い師の場合、ターゲットに決めた者であれば出入りは自由にしているようだが、仮に目撃されたのならその魂も狩ってしまえばいい。
恐怖で腰が抜けて動けなくなってしまった女性に、水晶玉を持ちながら近付く占い師。すると、そこへ唸り声を上げて向かってくる人影があった。その人影は脇目も振らずに、占い師に飛び蹴りを繰り出した。
仰け反って女性との間に距離が生まれ、飛び蹴りをした人影がその間に割って入るように着地する。唐突のことに夢でも見ているのだと、女性は白目を向いて気を失う。
崩れ落ちる背中を二匹のハエがキャッチし、その場から連れ出す。お待ちなさいと、立ち上がり追いかけようとする占い師の前にツインテールの女が、握り拳をバキボキと鳴らしながら立ち塞がった。
「っ?誰かと思いましたら、あの喫茶店に居た態度の悪いメイドさんじゃありませんか。妙ですねぇ……、貴女は入室許可を出していないのですが……」
「なんだオマエ?イマドキ、このオレ様のこと全く知らねぇヤツが居んのかぁ?さてはオマエ、モグリだろ」
はて?と首を傾げる占い師の顔は、よく見れば道化師のように白塗りされた奇妙なメイクをしている。
この占い師が、ミユリの相談サイトに書き込みが多かった魂狩りの通り魔で間違いないと、気絶した女性を安全な場所へ運び終えて戻ってきたヘリオが耳打ちする。
エルゼもそうだろうと薄々感ずいてはいた、というよりはデモニックフィールドから察しはついていたと意識を集中させて、《ベルゼブブ》クリスタルを呼び出して掴み構えた。
「あの紅い宝石のような髪をしたメイドさんは、私がこれまで狩って来たどの魂よりも綺麗です♪きっと彼女……処女ですよ♪そういう占い結果が出ていますから♪」
「気持ち悪ぃなオマエ。どうでもいいよ、そんなもん。ここでオレの腹ごしらえとして喰われるんだからな」
どうでもいいのはお互い様と、鼻で笑いながら懐に忍ばせていたクリスタルを手に取る。ここで至高の獲物にまとわりつく、映叡部 エルゼは駆除しておくに尽きると言い捨ててクリスタルを起動する。
──《ソウルテイカー》ッッ!!
「さぁ♪貴女の魂───、テイクアウトさせていただきます♪くふふふっ♪」
漆黒の霧に全身が覆われると、持っていた水晶玉と同じサイズのモノアイが頭部に付いた、占い道具のパーツで人体を構築した怪物へと姿を変えた。
エルゼは前振りに嫌悪感を向けつつ、《エヴァン》《ヘリオ》のネイル装備を振り回しながら、いつものメインデッシュの時間宣言をしようとした。その時、エルゼの鼻っ柱に弾丸が飛んで来た。
間一髪のところで受け止めるも、体勢を戻して打ってきた《ソウルテイカー》傀魔に向かって怒鳴りつけた。
「テメェ今、大事なとこ喋ってんだろがっ!!」
「申し訳ないのですが、これから魂のない抜け殻となる方の遺言は受け付けてはいないのですよ♪」
「ったく……どこまでもいけ好かねぇヤロウだぜ!!」
口上を妨害されたエルゼは、肩を回して爪を構え走り出した。
飛びかかり、避けられたことを確認する間もなく、連続回し蹴りを繰り出す。それを上体を器用に動作させて、躱してみせる傀魔。
体勢を起こしたエルゼの鋭利な爪が突き出される。それを前に微笑するが、攻撃ではなかった。ねこだまし。かと思えば、合わせた両手を突き出し爪を牙に見立てた攻撃を当てる。
そこからはエルゼのターンだ。怯んで揺れる身体に連撃を叩き込み、アクロバットに前転からのかかと落とし。膝に脚を引っ掛け、倒れた傀魔の急所に手刀を。大きく振りかぶったキックをお見舞いする。
『《エヴァン》_ネイルスピナー!』
『《ヘリオ》_ネイルスピナー!』
「ダブルスピナークラッシュッ!!うらあぁあぁぁぁ!!!!」
「ごっはぁあぁぁぁあああ」
枯れ木を巻き起こす強風とともに、傀魔が数メートル先まで吹き飛ぶ。
このまま一気に決めてやる。そうエルゼがクリスタルを取り出した時、戦場に向かって歩いて来る足音に手を止めた。
ヨロヨロと起き上がった傀魔が、その足音の正体を視界に入れて裏返った声をあげる。
「オホホホ♪美しきメイドさん♪会いに来ていただけたとは」
「しまった……、コイツ狙っているヤツは出入り自由なんだったか。おい、メイド長!!ここは危ねぇ!!安全なところに────」
下がっていろ。そう言いかけたエルゼに向かって、手を向けて言葉を遮る。
傀魔の前に現れたのは、神木原 麗由だ。そして、麗由は「ご心配なく」とだけ言い目の色を変えて傀魔を見つめた。
まるで、長い間探し求めていたターゲットを見つけたハンターのように、その眼光は鋭かった。お団子結びの髪留めに手を当て、結び目から桜色の結晶を取り出した。
──《チェリーブロッサム》ッ!《ダンスカーサハ》ッ!
『インテグレートッ♪アクティブ!』
足元から桜吹雪が巻き起こり、デモニックフィールド内に鐘の音が響き渡る。
ルビー色だった髪の毛が桜色に変わり、長軸だったスカートが機動性を重視したミニスカートへ変形し、魔法使いの如き変身ぶりを果たす麗由。
「冥府の扉が貴方さまの魂をお呼びのようです。このわたくしが───水先案内人となりましょう……」
「────っ!?も、もしや……貴女は冥界の奇術師!?」
傀魔の口から聞こえた言葉に、エルゼはビクリと反応をみせた。
しかも、麗由が起動させたクリスタル《ダンスカーサハ》の名を聞いた瞬間、爪武器になっているエヴァン達がブルブルと震え始めている。
この時エルゼは、麗由を相手には何故か逆らえないと本能が感じ取っていたものを、明確に理解したのである。彼女は傀魔クリスタルを扱う。それも冥界の主の力を宿して、純正化されたクリスタルをだ。
純正化しているということは、《ダンスカーサハ》が麗由を資格者と認めているということを意味する。大魔王クラスの傀魔も、冥界に行くことはいい思い出がないらしい。
「ん?てことは、麗由の狙いもこの傀魔だったってことか?」
「左様にございます。エルゼ様、ここはお任せください……というよりお譲りください。この者には、わたくしの恩師の魂を奪われておりますゆえ……」
「あ、はい……」
ペコッとお辞儀して、二歩後ろに下がって武装解除するエルゼ。
会釈を返して傀魔に向き直る麗由。しかし、魂狩りの傀魔は卑怯にも麗由の胸を鷲掴みにする。
彼の持つ《ソウルテイカー》は、文字通り相手の魂を抜き出す力。例え奇術師と言えども、魂を抜かれてしまえば傀魔クリスタルと繋がっていても身動きが取れなくなる。
これで恩師の魂を取り返しにやって来た、哀れなメイドはこれで廃人確定。その澄んだ魂をこの身に受け入れる時を、想像して身震いする傀魔。
「────え?」
「いきなり、女性の胸に掴みかかるとは……冥界へ行く前に罪が重くなりましたね」
「な、何故だ!?何故、私のものにならない?」
「人の魂は奪うのではなく、尽くして勝ち取るものと知りなさい」
人としてのモラルについて、説教をされるも諦めずに魂を奪おうとする。
しかし、結果は変わらない。それもそのはず、魂狩りをする程度の能力で相手しているのは冥界の主である、《ダンスカーサハ》の力を纏っている奇術師なのだから。魂を管理する権能を持つ神から、魂など奪えるものか。
自身の力が通用していないことに戸惑っている顔面に、右ストレートパンチが飛んで来た。ボールのようにバウンドして、木々に激突する傀魔。
空かさず、取り出した邪槍で追撃を仕掛ける。麗由の眼光が残像となって、空気に散布される。突き刺した槍を紙一重で避け、起き上がる傀魔だが薙ぎ払いを受け倒れる。
背中を叩かれ、膝蹴りで顎を蹴り上げられる。回転槍撃で脳天を打ち、みぞおちに拳を突き立て発勁を打ち込んだ。
連続攻撃の前に、立っているのやっとな傀魔。邪槍を振り回し、穂先に備え付けられているクリスタルを装填するスロットに、手を添え新たに取り出したクリスタルを起動する。
──《メイドインスカイ》ッ!Over dose!!
「これで誘って差し上げます」
「く、くっ……うぉああぁあぁ!!」
唸り声を上げて、必殺の構えを取っている麗由に向かっていく傀魔。その横を掠め避け、横払い一閃の一撃を当て目を閉じるメイド。
通過した傀魔の中心から大量の桜吹雪が巻き起こり、爆散してクリスタルが放出される。クルクルと邪槍を回して、肩の力を落として呼吸を再開すると同時に目を開く麗由。決着は着いたのであった。
□■□■□■□■□
数時間後。
魂狩りに遭った魂は、《ソウルテイカー》のクリスタルが壊れたことで解放され、持ち主の身体へと戻って行った。
淀んでいた空間も晴れ、飛び去っていく魂を見届ける麗由がそっと胸を撫で下ろした。その髪色は、元のルビー色に戻っていた。エルゼが恐る恐る、麗由の足元に煙を立たせて落ちているクリスタルに手を伸ばす。
「いいですよ。そちらのクリスタルは差し上げます、エルゼ様。いえ、《ベルゼブブ》様とお呼びした方がよろしいのでしょうか?」
「え?あ、あぁいや……様とか付けなくてもいいぞ。アンタ、まさか冥界のクリスタルを使える人間だったなんてな…………」
「おぉ、エルゼお嬢様も頭が上がらない人間が現れるとは……。ややっ、これは失礼いたしました」
「ちょっと!?皆さま落ち着いてください!わ、わたくしは傀魔クリスタルを使って、《感情》を暴走させてしまった人々を救うべくこの力を────」
麗由は慌てた様子で、頭を下げているエルゼ達に説明した。
魂狩りの通り魔と噂された占い師は、その傀魔クリスタルの力で多くの人から魂を奪っていった。そして、麗由が恩師と慕う女性の魂も占い師は奪っていた。魂を抜かれた人を正気に戻すには、使用者を見つけ出しクリスタルを破壊するしかない。
そのために麗由は、傀魔が目撃されているこの街へやって来て犯行の手口を確認するべく、何度も魂を抜かれた人が搬送される現場に居合わせたのだ。
「そうだったのか。オレもこの傀魔クリスタル探すために、最初はアンタを疑ってたんだ。それでメイド修行と偽って、近付いたって訳なんだが……」
「うふふっ、お互いに利用し合っていたことになりますね。わたくしも恩師が目を覚まされたのなら、もうこの街に用はありません。ですので、メイド喫茶は今日限りで店じまいにさせていただきます」
こうして、エルゼのメイド修行は幕を閉じた。
しかし、この出来事が彼女の配信活動に新たな閃きと可能性を齎したのだが、それはまた別の話である。
━━━映叡部 エルゼの蝕_19/25。残り 6。
━━━映叡部 エルゼの食_21/25。残り 4。
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