意味が分かったとしても意味のない話

韋虹姫 響華

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第一章

インフェクター

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    【ヘンゼルとグレーテル】の消滅から一週間の時が経った噂観測課極地第2課屋上。

「あ~~~……」
「────。」

    晴れ渡った空を小さな子どものように弁当箱を持ってボーッと眺める燈火ともしびと、大人しく食事をしている辰上たつがみの間をを風が吹き抜けた。

「………後輩?」
「んぐっ、もぐもぐ……なんだよ?はむっ」
麗由りゆさんとは、ヤッたんですか?」
「ブッ、────プゥゥ!?ゲホゲホッ!?急に、何言ってんだ?お前は……」

    咳き込んで咽せる辰上はペットボトルのお茶を一気に飲んで、喉の調子を整えた。息を整えながら、燈火の方を少し向いて【ヘンゼルとグレーテル】を浄化させた後の出来事とその後の所内での様子を早口気味に話し始めた。

「であってだな?麗由さんとはこの前、お家にお邪魔させてもらって泊まらせては貰ったくらいで……って、あああ!!??」
「エビフライ貰いますね……はい♪はむ♪んぐんぐ……ゴクリッ♪あ、尻尾は要らないので返しますね……」
「ふざけるなお前ッ!!」

    箸で辰上の弁当箱からエビフライを取り、残した尻尾を返そうとしたのを背を向けるようにして避ける辰上を見てクスクスと笑った。同時に真面目な顔に戻って、自分の弁当をつつきながら口を開いた。

「それは、麗由さん……ショックだったでしょうね~~、はい」
「ショック?何でだよ?」
「ん?はぁ……。後輩?麗由さんはお前の死を1番受け入れなかったんですよ?それどころか、恥じらいすら忘れてお前に抱き着いていたんですよ?そんな後輩をプライベートで自宅に招待!!それも、泊まりの用意までして……。これ、どういうことか分かってますか?はい?」
「泊まることになってもいいって、時間遅くまで話し込んじゃったから……」
「じゃかしいッ!!」

    鈍感を決め込んでいる辰上の頭をハリセンでぶっ叩く燈火。そして、それは麗由からのOKのサインだったことを伝える。すると、顔を赤くして目をグルグルと泳がせながら驚いていた。
    やれやれと両手を上げてから、辰上に今度二人で行くデートプランを組むと言って手を引いて屋上から連れ出した。

□■□■□■□■□

━ 同時刻 調査先の喫茶店 ━

    怪異調査に出向いた麗由と茅野かやのは、立ち寄った喫茶店でランチタイムに入っていた。麗由はメニューが届くまで空いているテーブルに額を埋めて落ち込んでいた。

「龍生様……、わたくしが家にお泊めしたのですが……芳佳よしか様仰っていた殿方とは違うのか、何もありませんでした……」
「そうか~、辰上くんには夜這いは無理だったかぁ~……」
「もしくは、わたくしに女としての魅力が……備わっていなかったのでしょうか……?」

    劣等感を抱いて落ち込む麗由の背中を擦りながら慰める茅野は、バックからメモ帳を取り出した。表紙には《辰上くんの生態》と書かれていた。茅野は噂観測課に来る前から辰上と過ごしていたため、一緒に旅行に行ったり仕事で一緒に徹夜残業した時の情報を書き記していたのだ。
    凹んでいる麗由の隣でパラパラとページを捲り、次の作戦を考え始める。すると、テーブルにメモ帳を叩きつけるように置き周囲の客が注目している中、立ち上がって麗由に向かって言った。

「あったわ麗由ちゃん!!辰上くんを素直丸裸にする方法がっ!!」
「ほ、本当ですか?でしたら是非!ご教授お願いしますっ!!」
「そうね♪まず、今度辰上くんとデートに行くのよ?それで────」

    そうして、茅野はこれまでのから辰上が迷うことなく麗由と一線を越えられるように出来るデートプランを麗由に教えた。
    最初は、そんなことまでしないといけないのかと顔を赤らめて恥ずかしがりながらも、自分の素直な気持ちを受け止めて欲しい麗由は茅野から教えてもらったプランをしっかりと頭に叩き込んだ。

「これで……龍生様と……その……が出来るのでしょうか……?」
「あはは、麗由ちゃん。それだとお風呂に入りに行く方になっちゃうかな?とにかく、辰上くんだって麗由ちゃんと愛し合いたいと思っているはずよ?頑張って!」
「は、はい。芳佳様……ありがとうございますっ!!必ずや、神木原かみきばら家の女として、この任を全うしたいと思いますっ!」

    ちょっと堅過ぎるところがあるなとは感じつつも、腕を上げて応援する姿勢を崩さないでいるとちょうど注文していたメニューが届いたので、食事を始める二人であった。
    安心からなのか、その後も追加で注文を始めた麗由を目を点にして見ていた茅野。その目の前には山積みになったスパゲティの皿があり、もう既に麗由の顔は見えなかった。

「麗由ちゃん……まだ、食べる?」
「はい!一世一代の大イベントの前には、沢山食べて寝る。それが神木原の教えですので。すみません、これもお代りを!」
「あは、アハハハ……」
(麗由ちゃんって……胃袋は猛獣級だったのね……)

    同じ女性を相手に茅野は、初めて蛙化現象を起こしていた。しかし、そんな茅野の様子に気付くことない麗由は黙々と食べるペースを落とすことなく、その後も食べ続けていた。

(龍生様……、わたくしはその時のために英気を養わせていただきますっ!!)

    その心は今、辰上とのデートで目標としているチャックインゴールに向けて燃えていたのであった。

✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳

━ とある空港受付 ━

    これから離陸する便には空きがある。団体が予約で使うことがほとんどのVIP席だから、珍しいことではない。今回の便に予約がなかっただけだと受付での処理を行っているところにサングラスをかけた男が、だらしなくカウンターに両肘を着いて係の人の顔を覗き込むように首を曲げていた。

Are there any seats available on the upcoming flight?今のフライトって席に空きあるよな?
Yes, it is a VIP seat, but there are seats available.はい。ただしVIP席になりますが空いております

    そう言うと、男はバックから紙幣の束を置いて手続きをしてもらい機内に案内をしてくれるキャビンアテンダントが来るのを待っていた。すると、同じくVIP席に乗るように手続きを貰った人達が集まるなか、一人だけゲート出入口で鳩を手に乗せている帽子を被った美麗な人を見てサングラスの男が呼びに向かった。

「おい【偽りの歌姫】ルンペイル。そろそろテイクオフの時間だ」
「そうかい……。ちょうど知らせを聞き終えたところだよ。、消されちゃったってさ」

    爽やかな表情で言う内容ではないことを口にして、VIP席への案内にきたキャビンアテンダントの後に着いていくルンペイルとサングラスの男。

    案内された部屋に入り、飛行機が無事に離陸したところで黒いヴェールで顔を隠している令嬢のような女性が口を開いた。

「これで、セミラミスに続き迷い子達も鎮まったということですね。いよいよ我々の出番というわけですことね?」
「ご安心ください【贄と映しの幻影】スケープゴート様。この【蒼炎の先駆】ガイヤァルが貴女様のご期待に応えてみせます」
「はぁ。どいつもこいつも、小洒落た名前を持ってていいこったなぁ。それでルンペイル?次は誰が奴らの毒牙にかかりそうだ?」

    令嬢のスケープゴート、ゴスロリ服に身を包む執事ガイヤァル、美麗のルンペイルとあと二人。その一人であるサングラスの男の呼びかけに爽やかで透き通った声で返答した。

「次は────【美しき残滓】スレンダーマンだね。といっても迷い子ちゃん達同様に、彼もぼく達のもとを離れている。当然と言えば当然さ。そんなことより、もう1つ。こっちは朗報なんだけどね?【不死の蜃気楼】ホウライ、君が育てたあの子……。確か……」
【星を彷徨う風】ハスターの事か?」
「そうそう♪彼女、ぼく達以外の逸話影響源インフェクターを見つけたってさ。イニシャルは『W』。としか伝えてくれないのは、残念だけどね」

    そう言ってハーモニカを取り出して拭き始めるルンペイルに、ナイフが飛んできた。その刃先は耳をスレスレで壁に刺さった。そして、ナイフを飛ばした同席した最後の一人が姿を現した。
    輪を作るように束ねた髪のポニーテールをリング状に結んで、耳下から角を左右対称に果たした女性が口を開いた。

「んなことはどうでもいい。ルンペイル、そっちの不始末はどうする気だ?」
「不始末?あー、【神を錯視する田舎娘】ジャンヌ・ダルクのことかい?それなら、大丈夫だよ。例の噂観測課さん方と出遭うのは時間の問題だけど、どの道の方を対処するつもりだから」
「そうか。悪いがここの空気は好かん!それに【目覚めずの禁欲】ベルフェゴールを独りで寝かせてしまっている。起きて暴れられでもしたら、貴様らも困るであろう?こっちはこれで御暇とさせてもらおう」

    そう言って黒い霧のように姿を消した。ホウライはそんな一方的に姿を消した女性の真名を口にしつつ、サングラスを目隠しに付け替えて眠りについた。

「まったく、協力的なのか非協力的なのか分からねぇよ……【残念美形の魔将】アスモダイオスは……」
「それでも、迷い子……というより【ヘンゼルとグレーテル】を浄化させた彼女。アスモダイオスともいい勝負出来そうだけどね♪勿論、ぼくやきみともね」

    壁に刺さったナイフが持ち主が消えたことで、腐った草木のように溶け出して消えていくなかルンペイルも詰まらまそうに天井を見上げはじめた。虚ろな目をしていると、視界にガイヤァルが入ってきたので反応を示した。
   ガイヤァルは仕えている主、スケープゴートが帰還されるため挨拶をして来たのであった。丁寧に躾られた訳でもないであろう振舞いはに近い礼儀正しさを持っていた。
    そして、席を立ったスケープゴートは布陣をしき転送術を行使しはじめた。ガイヤァルもその布陣内に脚を運び一礼すると、手だけ上げて挨拶を返すホウライとルンペイルに向けて一言告げて姿を消した。

「それでは、我らインフェクターに加護があらんことを……」

    水色の術式光が消えて静まり返った室内。その後、ホウライとルンペイルを乗せた飛行機が日本へ到着した際に、VIP席から出てきたのはルンペイルだけであった。そして、ゲートを潜ろうとした時警備員に止められた。

「あらら……ホウライくん。通過してたのか……。いいよ、警備員さん。それにこの場にいる皆さんも……♪」
「な、何を言ってるんだ君?」
「なんか可愛くないか?」
「何言ってるのよ?じゃない!!きっと有名な歌手さんなんだわぁ」

    ルンペイルの方を見て口を開いて言っている情報はで、あるものは男性だと言えばあるものは女性だと言う。それだけでなく人もいれば、人も居て
    そんななか、ルンペイルは深くブレスをしてから空港内に響く声量で、美声を披露する。すると、ルンペイルの口から出された音に楽譜が吐き出されているように空気中を泳ぎ回り、それを聴いた人々が酔いしれる。あるものは、何かを思い出して泣き出しまだあるものは過去の栄光を取り戻したかのように笑い、千鳥足で歩き出すものや急に殴り合いを始めるものまで空港内に混在し始めていた。
    阿鼻叫喚、地獄絵図、酒池肉林、他力本願、四面楚歌。ありとあらゆる混沌が繰り広げられている摩訶不思議な空間を一人まともに意識を持って出口を目指すルンペイルは、自分の唄に聴き惚れて繰り出した人間達を観ても尚その爽やかな表情を変えない。それどころか、自身が日本上陸で引き起こしたこの騒動で兆しを持った人間を見つけた。

「やぁ、こんにちは♪きみはどうやら、此処に居る人の中で1番の人間らしい。今回、ぼくは止むを得ず唄をみんなに聴かせてあげた。でも、ぼくは此処へはのために来ただけなんだ。そこでね?」
「うわぁぁぁ!!!!う、煩いッ!!!!みんないればいいんだッ!!!!」
「そうだね♪だから────」
「うっ!?……ぐ、ぉぉ……ッ!?」

    歌を聴いてからずっと頭を押さえて、地面に膝を着き耳を押さえてはルンペイルの唄を拒絶するように心を閉ざしていた男性に近付いて腹部に手を突っ込んだ。直ぐに手を引き抜くと指先には血が付着いているが、その色は既に墨汁のようにドス黒い色をしていた。
    そして、呻き声を上げながら漆黒の竜巻に覆われて姿。その変わり果てた姿を見て拍手をするルンペイルは、見事に怪異へと生まれ変わった男性にその真名を告げた。

「ようこそ、【掌握せし魔笛】ハーメルン。この騒動はきみが起こしたものだ。いいね?」
「ああ、そうさ。我が魔笛の音を聴いた者は皆、此処にいるゴミ共と同じように踊り狂うだけの傀儡と成り果てる。────貴様もなッ!!!!」

    人間を辞めたハーメルンは早速、自身の力を見せつけるように魔笛を咥えて笛の音をルンペイルに浴びせた。音波の波形内に居た人間達はハーメルンに操られるがままに集められていく。その列の筆頭にルンペイルが立たされて、ハーメルンの前まで先導される。
    自分を怪異にさせた者すらも、支配出来てしまうと高らかに笑おうとしたその時喉笛を鷲掴みにされる。

「どうだったかな?所詮は、にもなれないきみに。いや────元人間風情に、ぼくをものにできるとは思わないことだね?いいかい?」
「は、……い」
「うん♪よろしい♪きみはぼくの替え玉としてこのままこの騒動を背負って、観測課の意識でも引いておいてくれよ♪」
「ま、任せろ。俺はあんた以外を操ることが出来るってことを見せてやるぜ」

    自信を喪失していなかったハーメルンの宣言を対して興味なさそうに返して、空港を出ていくルンペイルは「精々頑張って」と視線だけ送ってスキップしながら横断歩道をかけて行った。

「あ、ごめんなさい!」
「いてて……。こちらこそごめんね?久々の日本でちょっと舞い上がっちゃってね♪お互いに気を付けようね?バイバイ」
「あ、はい。日本、満喫して行ってください」

    肩をぶつかってしまった青年と言葉を交わして、スキップを再開して立ち去って人気のなくなった並木道まで来て爽やか表情のまま、声をトーンを下げて愚痴をこぼすように独り言を言って体を霧状にして姿を消した。

「やっぱり、人間のフリするのは肩が凝るよ……」

    その言葉の後には、ただ真夜中の冷たい風が通り過ぎる音だけ残されていた。

□■□■□■□■□

    横断歩道で肩がぶつかった青年は、不思議そうに並木道へ消えていったルンペイルの方をじっと見ていた。すると、空港の方で硝子が割れる騒音が聴こえて非常ベルが鳴り出した。そして、我に返って空港の方を見る青年は声をかけられた。

「おーい、水砂刻みさときぃ!!」
「来たか薫惹くんじゃ。少し遅いぜ」
「はぁ、はぁ、はぁ……ごめんなさい。でもワタシも行くよ」

    息を切らして膝に両手を着いてしまっている金髪ショートヘアーの青年、温田矢ぬるたや 薫惹。そんな体力のない彼に手を差し伸べる青年、日天文ひてんもん 水砂刻。両者はなんと、火が立ち込めている空港に向かって走って行った。そして、水砂刻の両眼が藍色に光るとどこからともなく深緑色の槍が飛来して、向かってくる暴走した人間達の意識を奪っていった。
    それに続いて、薫惹もまた胸に下げているネックレスの十字架を握り締めて祈りを込めると、神々しい光に身を包み白銀の鎧を身に纏い細い十字の剣を手に持ち暴れ回っている人間の気を失わせていく。

「見付けたよ水砂刻ッ!!親玉と思われるだよ、気を付けて」
「ああ、分かっているさっ!ささっと片付けるぞ。薫惹、援護頼むっ!」
「そ、そんなっ!?────もぉぉ、向う見ずなんだから……」

    二人が向かう先には、ルンペイルによって生み出された怪異。【掌握せし魔笛】ハーメルンの姿があった。ハーメルンは即座に魔笛を吹いて迎撃をするが、ケースに収めた剣で光の防壁を展開してそれを阻止して水砂刻の槍が向かって来るのを退いて、距離を取り魔笛で操っている人間を盾にして逃亡して姿を消した。

「ちっ……今度の怪異は人間を操るのか?ここは、頼めるか?」
「もうやってる。……主よ───、悪しきもの、邪なる霧を払い除け、我らに粛清なる輝きをっ!!」

    祈りの防壁を解除して、自身の鎧に聖なる光を集めていく。そして、剣を持つ腕を掲げて集結させた光を解き放った。すると、光を浴びた人間の全身から紫色の禍々しい闇が取り除かれていき一斉に道端に糸が切れた傀儡人形のように倒れて沈黙した。
    目的としていた怪異のハーメルンに逃げられたことで、戦闘態勢を解除すると槍は独りでに魔法の箒の如く何処かへと飛び去り薫惹も最初に駆け付けた時の格好に戻り剣も鎧も光となって消えた。

「水砂刻ッ!?怪我とかは……ない?」
「大袈裟だな薫惹は?さ、早く帰らないとな。頼まれてた買い出し終わったし、今日は鍋だな♪」
「んもう、相変わらずマイペースなんだから……」

   そう言って、気絶している人達のことは触れずにその場を後にする二人。それは、この後来る警察に任せて自分達はすることを行っているからであった。

   何故、彼らが怪異と闘うのか。そもそも怪異という存在を知って一般社会に溶け込んでいるのか。
   そして、【偽りの歌姫】ルンペイル達。逸話影響源インフェクターという上級怪異の思惑とは────。

    この新たな謎は辰上達、噂観測課極地のメンバーに更なる試練を与えるのだが、それは次の章へと続く話────。

■■第一章  ~完~■■
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