落ちこぼれ陰陽師の俺と幼馴染の最強クラスの妖怪が契約してくれたけど、最強には程遠いです。

hakamori

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学内実戦実習編

生徒会と結界術科の力量

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さて、健治にボコボコにされた彼らだか、一応学園1実力があるクラスだと言われている。
それは健治がいるからだって意見も多いが、生徒会との戦闘でも副会長1人打ち倒していたりと実力はかなりのものだ。
ん?その時俺は何してたかって?そりゃ会長ともう1人の副会長を同時に相手取る健治のサポートに徹していましたよ。
だってタイマンなんて勝てる訳ないし。

以前に健治に俺のクラスの奴らが挑んだ事があったが式神ごとボコボコに殴られてた。


それから、健治の一撃から回復した男子も集めて、みんなで陣形の研究や、健治、コン、恵子さんからの技の指導を受けた。
それは訓練場使用終了時間まで続いた。

「いや~、あやつらものすごく教え甲斐があって楽しいのぉ」
「確かに前回とは比べ物にならないくらい成長してたな」
「結界術の方は全員マスターして使いこなしてましたし、後は物理的な方がどこまで伸びるかですね。」
帰る途中、各々に今日の感想を述べている。
「2人から見て、今回はどこまで行けると思うか?」
俺は核心を突いて聞いてみた。
「生徒会ってところの実力がわっちにはわからんが前回健治1人でどうにかなったのなら、奴らが手に届かないところに行かない限りなんとかなるじゃろ。」
「私は役員の実力を知ってますのでもっと詳しく言わせてもらいますと、前回も倒した理事長の娘さんの方は行けると思いますが、あの会長と男副会長は厳しいかと思います。後その他役員には必ず前衛2後衛1ないし0でも行けると思います。」
理事長の娘ってのはうちのクラスの次女のことじゃなくて、長女のほうだ、彼女は副会長をしており俺と同じ式神使いだが出してくる式神が不死鳥でこいつはなかなかに厄介だ。味方の戦線復帰、無尽蔵な妖力で時間稼ぎをしてくる。

「まぁそんなもんか、じゃ今回も健治が会長とのタイマンでずっこけなきゃトップは確実か」
「それは坊っちゃまかとコン様が男副会長を確実に倒せるって言ってるように聞こえますが?」
「あながち間違ってはないと思うよ。だってあの副会長ナルシストで煽るような事言うとすぐ切れて攻撃が単調になるから、健治だって顔面へのカウンター1発で落としてるし。ただ純粋な術使い型の陰陽師だから集団戦にいるだけで厄介だと思う。」
術使いとは結界や治癒、式神など特定のものに絞らずに広く浅く技を持つオールラウンダータイプで器用貧乏になりやすいのだが、生徒会役員に任命されるには実力も必要でましてやNo.2の地位についているぐらいなのだから、何をさせても超一流なのだろうと思う。
「多芸な奴ということか、まぁ多芸ならわっちも負けないと思うぞ」
そう言って俺らをアパートの前まで転移させた。
「あぁそうだな、まぁなんとかなるだろ」
「では中へ入りましょう、健治さんの到着までに夕飯の準備を済ませたいですし。」
健治は今訓練場の鍵を返して来ている。
訓練場から職員室まで行ってから帰ってくるのでもう少し時間があるはずだ。

俺たちは家の中に入り、夕食と健治の帰りを待った。

ちなみに今日はハンバーグだった。
例のごとく健治はハンバーグ!と叫んで一心不乱に飯を食べていた。
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