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「……少しは楽になった?」
「ぜんぜん。全然だめ、むり。ほんとむり。余計だめンなった」
「大丈夫だよ。泣かないで。もう1回出してみよ? 楽になるかもしれないよ」
「むり……っ、これそういうんじゃない、から……ッあ! な、にして……!」
ジゼルはつらそうにしているキリアンを前にじっとしていられず、陰茎をぱくりと口に含んだ。さすがに1本しか入らず、もう一方は引き続き手で扱く。
小さな口がめいっぱい広がって、口の端が切れてしまいそうだ。薄い頬が時折陰茎の先端に突かれて膨らんだり、ほんのりと赤く色づいた唇から太い棹が出たり入ったりする。その光景はあまりに卑猥で、キリアンは頭に血が昇って死んでしまいそうな心地だった。
ジゼルの口の中はとろとろに熱くて、たっぷりと唾液を絡ませて舐められると腰が砕けそうになるほど気持ちいい。吸い上げながら唇で扱かれ、キリアンは喉の奥から呻くような声を漏らした。それだけでも気持ちいいのに、もう1本を手で扱かれているから単純に快感が2倍だ。
「うあ、ッあ……! もう出る、出るから、……ッ出るって! クソォ……ゔ、っく」
怒りながらも射精してしまったキリアンは、陰茎がジゼルの口から抜かれるのをまじまじと見てしまった。小さく咳き込むジゼルの口から、唾液混じりの精液がこぼれる。尋常じゃないほど量が多くて、キリアンは自分でもギョッとした。
「どう……?」
「どうってなに? フェラの感想言えってこと? なんでそんなこと聞くんだよ! 俺に恥ずかしい思いさせてぇだけだろ!」
「……違うよ、身体は楽になったか聞いてるの」
勘違いしたキリアンは、顔を真っ赤に茹で上がらせた。
「なってない。ぜんぜんなってねぇしチンコもビンビンだっつの……! これたぶんおまえがそばにいたら一生治んねぇやつだから、もうあっち行けって! 自分でどうにかする、から……ぁ、なあ、だから頼むから、甘い匂い漂わすのやめてくんねぇ……?」
言っていることとやっていることが伴わない状態のキリアンは、ジゼルの股座に顔を寄せて鼻息を荒くしていた。そこからぷんぷんと甘い匂いがしている。最近ずっと悩まされていた、ヴィンセントとジゼルがセックスをしてるときに漂ってくる匂いだ。
「か、がないで……っ」
「はぁっ、は……はぁ、あ゙ー……やばい、匂いやばい、これ、たぶん発情期で五感が過敏になってんな? 俺のこと誘ってる? 誘ってんだろ、なあ」
「……あ、んんっ」
下着越しに、キリアンが秘所を啜る。染みた愛液を味わって、キリアンは恍惚としていた。
「あっま……すげぇ甘い、ン、ここ1カ月、ずーっとこの匂いでヌいてたからっ、は、匂い嗅いでるだけでイきそ……、あッ、だめだってぇ俺なにしてんの」
匂いのせいで失いかけていた正気をなんとか取り戻す。
だが、涙が出るほど身体がつらい。これはきっと、ジゼルでなければ熱を鎮めることはできない類のものだ。きっといま目の前にいるのが好きな相手じゃなければ、ここまでのことにはなっていない。だから一刻も早く離れて自分の部屋にこもり、自慰で発散させるべきだ。
けれど身体がちっとも言うことを聞いてくれなかった。
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