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【伍】第一ノ事件
③
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竹子の遺体は、詳しい検死のため、村の診療所に運ばれる事となった。青梅から監察医が到着し、竹子は大八車でむしろを被せられ、静かに長屋門まで運ばれた。
長屋門の前で、警察車両の荷台に遺体が乗せられる場面に遭遇したのは、善浄寺の久芳正善住職だった。彼はその様子を見ると、肝を潰したように驚いた。
「な、何が起こったのですか?」
答えたのは、竹子を送り出すべく門の前までやって来た、来住野十四郎である。
「竹子が、死んだ」
「…………」
「祭りは中止だ。帰ってくれ」
「……な、なら、せめて、枕経だけでも……」
正善は、竹子がつづら折りに消えるまで、手を合わせて読経した。
その間にも、村人たちが祭りの準備に集まって来た。
――午前八時。見物客はまだ来ない。だが、昨夜の前夜祭の後、多摩荘に泊まっていた報道記者が数人、目ざとく駆け付けていた。
村人たちは本宅の広間に通され、事情を説明される事になった。
広間は玄関の裏、本宅の建物の大半を占める大きな部屋だ。八畳間が六つくっついている。客間として仕切って使えるよう、障子の桟が走っているが、今はガランと大きくしてある。
広い南向きの床の間の前に、一同は集まった。
彼らの前で、来住野十四郎は項垂れる。
「竹子が、殺された」
「…………」
一同は絶句し、顔を見合わせた。
「今日の祭りはできない。悪いが、帰ってくれ」
「……あ、折角お集まりくださった訳ですから、少し、お話を伺えたらと思います」
背後から声を掛けたのは、赤松だった。
ひとりずつ洋間に呼ばれ、簡単な事情聴取を受ける事になった。……未だ解放されない犬神零と、それに付き添う椎葉桜子も、必然的に同席する事になる。
最初に呼ばれたのは、久芳正善である。儀式用の七條袈裟をまとい、神妙にソファーに腰を据えた。
「……今日の本祭りは、天狗堂にお経を奉るのが主な儀式となります。儀式は午前十時から始まりますので、八時にこちらへ参り、打ち合わせをする手筈となっておりました」
喜田が時計を確認する。現在、午前八時半。竹子を運び出したのが八時過ぎだから、間違いはない。
赤松が続ける。
「という事は、昨夜の前夜祭には、和尚は参加していないと?」
「はい。前夜祭の役割はないため、寺におりました」
「夜、お出掛けには?」
「あの雨です。部屋で休んでおりました」
「それを証明できる人は?」
「家内の与志子です。娘もおりますが、春子は友達と出掛けていたようです。……あの、これは、犯人とお疑いなのでしょうか? 仮にも仏法に身命を捧げる立場、そのような事、決して……」
「ご心配なさらず。皆様に確認しているだけですので」
次は、若い衆頭の丸井新造だ。彼は桜子を見ると、ぎこちなく頭を下げた。
「八時集合って聞いてたから、来てみたら……」
新造は落ち着かない様子で首を掻きむしる。
「昨夜の前夜祭では、あなたはどういう役割を?」
「交通整理です。来賓やら見物客やらで、ハイヤーがごった返してたでしょ。道が狭いから、ほら、長屋門から少し左に行ったとこにある広場、あそこで転回してから戻ってくれって、案内を」
「それは証人が多そうだな。……しかし、祭りの最中は手が空いていたのではないかね?」
「子供神楽を見てました。妹のヨシコと、友達のサチコちゃんが出てたから。手を振ったら振り返したから、気付いてました」
「なるほど。……それからは?」
「帰りのハイヤーの案内をして、九時過ぎだったかな? 一段落したんで、村に帰りました。で、寄合と若い衆で多摩荘の広間に集まって、宴会を」
「宴会は、何時まで?」
「十一時くらいにはお開きになったんじゃないかなぁ。……お恥ずかしながら、俺は酔い潰れて、朝まで寝てました。起きたら七時半過ぎだったから、慌てて来たんです。同じような奴も、何人かいましたよ」
それからも次々と村人たちが呼ばれ、簡単な取り調べを受けたのだが、ほとんど丸井新造と同じ内容なので割愛する。
一通り聞き取りが終わると、赤松は広間に向かった。するとそこには、水川信一郎夫妻と、水川滝二郎父子の姿が増えていた。時刻は九時半。祭りに列席するため、昨夜と同じ正装をしている。
村人たちを帰した後、赤松は来住野十四郎、水川兄弟とその一族と向き合った。
「まずは、我々が警備態勢を敷いておきながら、このような事態を招いた事を、深くお詫び申し上げます」
赤松は頭を下げたが、十四郎は何も言わなかった。
「……さて、失礼ながら、関係者の皆様には、昨夜から今朝にかけての行動を、お伺いしております」
「アリバイという奴かね」
水川信一郎が、気忙しく貧乏ゆすりをしながら言った。
「私は、九時過ぎまでここで十四郎さんがたと喋っていた。それからハイヤーで自宅に戻った。運転手に確認してくれ」
「奥様もご一緒で?」
「はい。それからは出掛けておりません。屋敷のメイドにご確認ください」
「……では、水川滝二郎村長。あなたは?」
「私は、来賓の与党幹事長殿をお送りした後、すぐに帰った。秘書が証人になる」
「あなたは?」
赤松が話を向けたのは、息子の水川咲哉だ。彼はもやしのような血の気の薄い顔をさらに青白くして、まごまごと肩を揺すっている。赤松は繰り返した。
「あなたは、昨夜から今朝にかけて、どこで、何をしておられましたか?」
咲哉はビクッと顔を上げ、父に助けを求める素振りを見せたが、やがて諦めたように小声で答えた。
「……梅子ちゃんと、お近づきになりたくて、屋敷の影に隠れていました」
「何だと?」
「で、でも!」
咲哉は裏返った声を上げた。
「あ、雨が降ってきたから、これはたまらないと、歩いて帰りました」
「しかし、長屋門には警官がいたはずだ。どこを通って帰ったのかね?」
「裏門から……」
「裏門から、長屋門の前を通らず、どうやって帰ったのかね?」
咲哉は言い渋っていたが、やがてボソリと答えた。
「……裏門から道へ出る時、薮の中を通るでしょ? あそこに、僕しか知らない抜け道があるんです」
「…………」
「途中に、小さな道祖神があるんです。多分、普通に歩いてたら気付かないと思う。あれの裏が、獣道みたいになってて、そこを潜ってくと、つづら折れの途中に出るんです」
赤松が警官に目配せする。確認に行かせたのだ。
「それを証明できる人は?」
「つづら折れの出口で、まるいやの勝太に出くわしました。月原山道を善浄寺の方から歩いて来ました。あいつもびしょ濡れでした」
「その時間は?」
「家に着いたのが、十一時半くらいだったから、十一時頃かと」
「警部!」
戻ってきた警官が報告する。確かに、密集した薮笹の中に、トンネル状の抜け道はあった。だが、子供が身を屈めなければ通れないほどの狭さで、咲哉が腹ばいで匍匐前進してやっとだろうと。
「後ほど、まるいやの勝太君に確認する。――そして、十四郎さん」
十四郎は、脂ぎった顔に目を爛々と光らせ、赤松を睨んだ。
「昨晩は、どうされていましたか?」
「我が子を殺す親がどこにある。馬鹿馬鹿しい。あの探偵と名乗る不審者に決まっているだろう」
「お答え願えませんか?」
しかし、十四郎はムスッと目を逸らし、何も答えなかった。
その時、洋間から柱時計の音が響いてきた。――十時だ。本来なら、本祭りが開始される時間である。
それと同時に、広間の襖が開かれた。
――そこにいたのは、白装束に長い黒髪を垂らした少女だった。
赤松はギクッとした。赤松でなくとも、今朝、天狗堂を見た者なら全員、同じ反応をしたに違いない。その姿は、被害者である来住野竹子と、あまりによく似ていた。
彼女は言った。
「お祭りの支度が整いました」
「……おはようございます」
午前八時。異様な雰囲気の中、家政婦の初江は、不知火家となっている洋館の玄関を開けた。松子から話は通っていたのだろう、名乗ると門番の警官はすぐに彼女を通した。
不知火松子は起きていた。台所と繋がった居間でぼんやりと肘をついている。
「昨夜の奉納舞、素晴らしかったですわ。すっかり見惚れてしまいました。……それにしても、あの、何かあったのですか?」
初江はいつも、まるいやの丸井セツの作った洋服を着ている。着心地と丈夫さ、そして手頃な価格が、初江にはありがたかった。前掛けも当然、まるいやのものだ。その紐を結びながら、初江は心配そうに松子を見た。
松子は彼女に顔を向けず、虚空を眺めたまま答えた。
「……妹が、死んだの」
「えっ……!」
「殺人事件の疑いがあるから、家から出ないようにって、刑事さんに言われたわ」
「そんな……」
初江は目を見開き口を押さえた。
「今日は帰っていいわよ。こんな風だし」
「……いえ、でも、せっかくのお天気だし、お洗濯だけはしていきます」
初江は脱衣場に向かった。洗濯かごを抱え、裏の井戸に向かう。そして、ポンプでたらいに水を張ってから、洗濯物を一枚一枚、確認しながら入れていく。
その時。
「……あら?」
初江は気付いた。
男物の開襟シャツ。不知火清弥が好んで着る、派手な柄物だ。
――それが、水に浸したように、ぐっしょりと濡れていた。
長屋門の前で、警察車両の荷台に遺体が乗せられる場面に遭遇したのは、善浄寺の久芳正善住職だった。彼はその様子を見ると、肝を潰したように驚いた。
「な、何が起こったのですか?」
答えたのは、竹子を送り出すべく門の前までやって来た、来住野十四郎である。
「竹子が、死んだ」
「…………」
「祭りは中止だ。帰ってくれ」
「……な、なら、せめて、枕経だけでも……」
正善は、竹子がつづら折りに消えるまで、手を合わせて読経した。
その間にも、村人たちが祭りの準備に集まって来た。
――午前八時。見物客はまだ来ない。だが、昨夜の前夜祭の後、多摩荘に泊まっていた報道記者が数人、目ざとく駆け付けていた。
村人たちは本宅の広間に通され、事情を説明される事になった。
広間は玄関の裏、本宅の建物の大半を占める大きな部屋だ。八畳間が六つくっついている。客間として仕切って使えるよう、障子の桟が走っているが、今はガランと大きくしてある。
広い南向きの床の間の前に、一同は集まった。
彼らの前で、来住野十四郎は項垂れる。
「竹子が、殺された」
「…………」
一同は絶句し、顔を見合わせた。
「今日の祭りはできない。悪いが、帰ってくれ」
「……あ、折角お集まりくださった訳ですから、少し、お話を伺えたらと思います」
背後から声を掛けたのは、赤松だった。
ひとりずつ洋間に呼ばれ、簡単な事情聴取を受ける事になった。……未だ解放されない犬神零と、それに付き添う椎葉桜子も、必然的に同席する事になる。
最初に呼ばれたのは、久芳正善である。儀式用の七條袈裟をまとい、神妙にソファーに腰を据えた。
「……今日の本祭りは、天狗堂にお経を奉るのが主な儀式となります。儀式は午前十時から始まりますので、八時にこちらへ参り、打ち合わせをする手筈となっておりました」
喜田が時計を確認する。現在、午前八時半。竹子を運び出したのが八時過ぎだから、間違いはない。
赤松が続ける。
「という事は、昨夜の前夜祭には、和尚は参加していないと?」
「はい。前夜祭の役割はないため、寺におりました」
「夜、お出掛けには?」
「あの雨です。部屋で休んでおりました」
「それを証明できる人は?」
「家内の与志子です。娘もおりますが、春子は友達と出掛けていたようです。……あの、これは、犯人とお疑いなのでしょうか? 仮にも仏法に身命を捧げる立場、そのような事、決して……」
「ご心配なさらず。皆様に確認しているだけですので」
次は、若い衆頭の丸井新造だ。彼は桜子を見ると、ぎこちなく頭を下げた。
「八時集合って聞いてたから、来てみたら……」
新造は落ち着かない様子で首を掻きむしる。
「昨夜の前夜祭では、あなたはどういう役割を?」
「交通整理です。来賓やら見物客やらで、ハイヤーがごった返してたでしょ。道が狭いから、ほら、長屋門から少し左に行ったとこにある広場、あそこで転回してから戻ってくれって、案内を」
「それは証人が多そうだな。……しかし、祭りの最中は手が空いていたのではないかね?」
「子供神楽を見てました。妹のヨシコと、友達のサチコちゃんが出てたから。手を振ったら振り返したから、気付いてました」
「なるほど。……それからは?」
「帰りのハイヤーの案内をして、九時過ぎだったかな? 一段落したんで、村に帰りました。で、寄合と若い衆で多摩荘の広間に集まって、宴会を」
「宴会は、何時まで?」
「十一時くらいにはお開きになったんじゃないかなぁ。……お恥ずかしながら、俺は酔い潰れて、朝まで寝てました。起きたら七時半過ぎだったから、慌てて来たんです。同じような奴も、何人かいましたよ」
それからも次々と村人たちが呼ばれ、簡単な取り調べを受けたのだが、ほとんど丸井新造と同じ内容なので割愛する。
一通り聞き取りが終わると、赤松は広間に向かった。するとそこには、水川信一郎夫妻と、水川滝二郎父子の姿が増えていた。時刻は九時半。祭りに列席するため、昨夜と同じ正装をしている。
村人たちを帰した後、赤松は来住野十四郎、水川兄弟とその一族と向き合った。
「まずは、我々が警備態勢を敷いておきながら、このような事態を招いた事を、深くお詫び申し上げます」
赤松は頭を下げたが、十四郎は何も言わなかった。
「……さて、失礼ながら、関係者の皆様には、昨夜から今朝にかけての行動を、お伺いしております」
「アリバイという奴かね」
水川信一郎が、気忙しく貧乏ゆすりをしながら言った。
「私は、九時過ぎまでここで十四郎さんがたと喋っていた。それからハイヤーで自宅に戻った。運転手に確認してくれ」
「奥様もご一緒で?」
「はい。それからは出掛けておりません。屋敷のメイドにご確認ください」
「……では、水川滝二郎村長。あなたは?」
「私は、来賓の与党幹事長殿をお送りした後、すぐに帰った。秘書が証人になる」
「あなたは?」
赤松が話を向けたのは、息子の水川咲哉だ。彼はもやしのような血の気の薄い顔をさらに青白くして、まごまごと肩を揺すっている。赤松は繰り返した。
「あなたは、昨夜から今朝にかけて、どこで、何をしておられましたか?」
咲哉はビクッと顔を上げ、父に助けを求める素振りを見せたが、やがて諦めたように小声で答えた。
「……梅子ちゃんと、お近づきになりたくて、屋敷の影に隠れていました」
「何だと?」
「で、でも!」
咲哉は裏返った声を上げた。
「あ、雨が降ってきたから、これはたまらないと、歩いて帰りました」
「しかし、長屋門には警官がいたはずだ。どこを通って帰ったのかね?」
「裏門から……」
「裏門から、長屋門の前を通らず、どうやって帰ったのかね?」
咲哉は言い渋っていたが、やがてボソリと答えた。
「……裏門から道へ出る時、薮の中を通るでしょ? あそこに、僕しか知らない抜け道があるんです」
「…………」
「途中に、小さな道祖神があるんです。多分、普通に歩いてたら気付かないと思う。あれの裏が、獣道みたいになってて、そこを潜ってくと、つづら折れの途中に出るんです」
赤松が警官に目配せする。確認に行かせたのだ。
「それを証明できる人は?」
「つづら折れの出口で、まるいやの勝太に出くわしました。月原山道を善浄寺の方から歩いて来ました。あいつもびしょ濡れでした」
「その時間は?」
「家に着いたのが、十一時半くらいだったから、十一時頃かと」
「警部!」
戻ってきた警官が報告する。確かに、密集した薮笹の中に、トンネル状の抜け道はあった。だが、子供が身を屈めなければ通れないほどの狭さで、咲哉が腹ばいで匍匐前進してやっとだろうと。
「後ほど、まるいやの勝太君に確認する。――そして、十四郎さん」
十四郎は、脂ぎった顔に目を爛々と光らせ、赤松を睨んだ。
「昨晩は、どうされていましたか?」
「我が子を殺す親がどこにある。馬鹿馬鹿しい。あの探偵と名乗る不審者に決まっているだろう」
「お答え願えませんか?」
しかし、十四郎はムスッと目を逸らし、何も答えなかった。
その時、洋間から柱時計の音が響いてきた。――十時だ。本来なら、本祭りが開始される時間である。
それと同時に、広間の襖が開かれた。
――そこにいたのは、白装束に長い黒髪を垂らした少女だった。
赤松はギクッとした。赤松でなくとも、今朝、天狗堂を見た者なら全員、同じ反応をしたに違いない。その姿は、被害者である来住野竹子と、あまりによく似ていた。
彼女は言った。
「お祭りの支度が整いました」
「……おはようございます」
午前八時。異様な雰囲気の中、家政婦の初江は、不知火家となっている洋館の玄関を開けた。松子から話は通っていたのだろう、名乗ると門番の警官はすぐに彼女を通した。
不知火松子は起きていた。台所と繋がった居間でぼんやりと肘をついている。
「昨夜の奉納舞、素晴らしかったですわ。すっかり見惚れてしまいました。……それにしても、あの、何かあったのですか?」
初江はいつも、まるいやの丸井セツの作った洋服を着ている。着心地と丈夫さ、そして手頃な価格が、初江にはありがたかった。前掛けも当然、まるいやのものだ。その紐を結びながら、初江は心配そうに松子を見た。
松子は彼女に顔を向けず、虚空を眺めたまま答えた。
「……妹が、死んだの」
「えっ……!」
「殺人事件の疑いがあるから、家から出ないようにって、刑事さんに言われたわ」
「そんな……」
初江は目を見開き口を押さえた。
「今日は帰っていいわよ。こんな風だし」
「……いえ、でも、せっかくのお天気だし、お洗濯だけはしていきます」
初江は脱衣場に向かった。洗濯かごを抱え、裏の井戸に向かう。そして、ポンプでたらいに水を張ってから、洗濯物を一枚一枚、確認しながら入れていく。
その時。
「……あら?」
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