この恋、腐れ縁でした。

氷室ユリ

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第四章 不屈の精神を養え

  別行動(2)

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 防犯カメラに映っていた車はすぐに発見できた。誰もいない寂れた港に停められ、彼は後部席に押し込められて気を失っていた。

「新堂さん!しっかり……」思わず駆け寄って声をかけてしまったが、途中で言葉を切り唇を噛む。ここで目を覚まされても困る。
 横から割って入った捜査員の一人が、新堂さんの首筋に手を伸ばし脈を確認して言う。「(大丈夫だ、命に別状はないようだから。恐らく睡眠薬か……)」
「(ええ……)」
 私は頷いてから立ち上がる。

 別の捜査員が拘束していた犯人に近づき、身辺を探る。犯人の顔に見覚えはない。見た感じギャングの類ではなさそうだ。
 そしてポケットからある物を見つけた。
「(いいえ、睡眠薬じゃない。スタンガンよ!)」
 押収したスタンガンを掲げて訴える。

 やがて身元を特定した捜査員がやや遠方から叫んだ。「(その男はあの病院のスタッフだぞ!)」
「何ですって!なぜ……?」なぜ病院自らがオペの成功を妨げるような行為を?
「ってしまった……私のバカっ」
 驚きのあまり、日本語で大声を上げてしまった事に気づき、焦って新堂さんの方を確認する。幸いまだ目を覚ました様子はない。

「(とにかく、あとはお願いできる?先生を至急病院へお連れして、こいつらの犯行理由の割り出しを……)」これ以上私がここにいるのは危険だ。
「(もちろんだが、どうせならあなたも一緒に……)」
「(頼んだわよっ!私は別の案件があるからっ!)」

 ポカンとする捜査員達を尻目に、一目散にその場を後にした。
 その後すぐに彼は目を覚ましたらしい。間一髪!


 そして次の日、ホテルの部屋でテレビ鑑賞をしていると、例のニュースが流れた。

「良かった、オペ、無事に成功したのね!」
 例の手術は大きく報道された。新堂和矢の名前は当然どこにもない。
 FBIから内々に聞き出した話では、世界初の功績が第三者に横取りされると思い込んだ医局員が、今回の事件を起こしたそうだ。
 全く勘違いも甚だしい!新堂さんに手柄は一切残らないというのに?

「全く。またムカついてきちゃったじゃない!」

 テレビを消して再びベッドに倒れ込むも、怒りに任せて横になった途端またもや激しい眩暈が襲ってきた。
 度々こんな事を経験しているため、今では自分の手に負えない状況がどういうものか薄々分かるようになった。これがまさにそれだ。

「んもう。踏んだり蹴ったり!早く、薬を……っ」
 もう手遅れかもしれないが、自分にはそれしか方法がない。
 だがもはや、起き上がる事すら困難だった。無理やり体を動かしていたら、派手にベッドから落下してしまった。
「いったたぁ……!受け身を取る余地もなかった、情けないっ」そのまま蹲るしかない。

 すると、その音に反応したようにドアがノックされたではないか。

「(……どなた?)」警戒してドアの向こうの人物に声をかける。
「(ご体調、いかがですか?今偶然前を通りかかったら、凄い音がしましたが)」
 声ですぐに分かった。新堂さんだと!
 何で?私は固まった。元々身動きはできないのだが。

「(あなた、刑事さんだったんですね。フロントマンに聞きました。それも日本から?奇遇ですね。私も日本からなんですよ)」
「(そっ、そうです、ね)」
 彼が日本語に切り替えた。「これも何かのご縁です、良かったら診察させてください」
 私も日本語で話すしかないではないか?母国語で声色を変える自信がない。しかもこの人を相手に!

「どうしました?大丈夫ですか、ミス……」
「えっ、ええ!あの、お構いなく……」聞き取れるギリギリの音量で声を出す。
「ドア、開けてくれませんか」
「ですから、お構いなく!」声が上ずる。
「開けてください」

 しつこい!どうしてそこまでこの女刑事に執着するのか。助けてもらった礼のつもりだろうか?

 黙り込んでいると、ドアノブを掴んで再び彼が声を上げた。
「開けなさい」いつの間にか命令口調になっている。
 さらに声音は荒々しくなりこう続く。「開けろ!朝霧ユイ、おまえなんだろ?」
 ……バレていたらしい。「あの……。開けたいのは、山々なんだけど……」

「やっぱりユイだったんだな」声に荒々しさがなくなった。
「え?」
「今の今まで、別人である事を祈ってたんだがね」
 やられた!誘導尋問だったのだ。これは一本取られた。

「ちょっと待ってろ」
 そう言い残して、彼が部屋の前から消えたのが気配で分かった。

 少しして、ハウスキーパーと共に戻って来た様子。扉の向こうから声が聞こえた。
「今鍵を開けてもらうから」
 そしてドアが開かれる。そこにいたのは彼だけだった。

「新堂さん……」
「ユイ、大丈夫か?」
 ベッドから落ちたままの体勢の私を見て、勢い良く部屋に入って来た。そしてそっと抱き起こされる。
「眩暈が酷くて……。薬、取ろうとしただけなのよ?」
「無茶するからだ。すぐに点滴しよう」

 抱き上げられてベッドに戻される。持っていたカバンから必要な器具を準備し、慣れた手つきで私に点滴針を刺し込む。

「ううっ……」痛みに顔が引きつる。何度されてもこの瞬間だけは嫌だ。
「我慢しろ」
「ああ、何でこうなるの!……いつから気づいてた?」無表情の彼を見上げて尋ねる。
「さあな」こんな素っ気ない回答はいつもの事なのだが。「新堂さん、……怒ってる?」
「どうだろうな」

 会話が続かない。完全に怒ってる!

「よしと。これでしばらく安静にするんだ」処置をやり終えて、彼が私から離れた。
「安静も何も、どっちみち動けないから」小さな声でボヤく。
「……やれやれ」彼がため息をついて椅子に腰を下ろした。

「新堂さぁん……」
 言うべき言葉も見つからずにただ弱々しく名を呼ぶと、新堂さんがようやく表情を緩めた。優しく私の頬に手を触れてくる。

「まず先に、礼を言わなくてはな。助けに来てくれて感謝する。患者を救えたのはおまえのお陰だ」
「あなたを見つけ出したのは、FBIよ?」
 全て見抜いているという事なのか、私の言い分には答えずに状況を語り始めた。
「迂闊だった。見覚えのある病院スタッフが乗っていたから、安易に車に乗ってしまった」
「それは仕方ないわよ」

「その事にいち早く気づいて、探してくれたんだろ?」
「……まあ、そうだけど」
「例の若い病院スタッフだが。あいつ、尊敬する先輩医師の功績を俺に横取りされると思い込んだらしい」
「先輩医師って、今回の依頼人?」

 新堂さんが頷いて続ける。「単独で執刀していたなら、世界初の成功はなかっただろう。尊敬する人物がその程度の実力しかない事に気づいてなかったという訳さ」
「過剰評価してたのね。先輩の事を」
「慕われすぎるのも考えものだな!」

「でも慕われるって事は、それだけ人柄が魅力的って事じゃない?腕ではなく」
「替え玉を使って世界初の手柄を自分のものにしようとするヤツの魅力って、一体何だ?」皮肉めいた口調で返される。
 どんなに素晴らしいオペを成功させても、新堂さんには何の賞賛も与えられない。もちろん、内部の医師達からは大いにそれを受けているのだろうが。

「ごめん、言い過ぎたよ」無言のままの私に、彼が控えめに言ってくる。
「いいえ……」
 言葉に詰まっていると、不意に彼が顔を近づけてきた。
「俺の事、気にしてるのか?何とも思ってない。おまえが気にする事じゃないよ」
「そうだとしてもっ」

 しばらく私は、俯いたまま黙っていた。

「元気ないじゃないか。眩暈は大分いいだろ、気分でも悪くなったか」
「そうじゃないわ」
「なら、俺が怒ってるって心配してるのか?」
 忘れかけていたけれど、それもある。だが今はもっと重要な事だ。この悔しさを、感じてもいない本人に伝えていいものか。

「心配するな、今はもう怒ってない。むしろ、会いに来てくれて喜んでるんだから」
「……ホントに?」喜んでいる?
 疑わしい限りだが、目の前の彼は実際いつの間にやら穏やかそのものだ。
「こんな状態なのは、少々残念だが」横たわる私を見下ろして呟く。
「ゴメンなさい……」

「薬、飲んでなかったのか?」
「何回か飲んだわ。それで治まってたんだけど、さっき急に酷くなって……」
 彼は静かに私の言い分を聞いている。
「そしたら、あなたが来た。まるで見てたように?」
「見てたよ」
「ええっ?!」思わず起き上がろうとしてしまう。

 再びグラリと視界が揺れる。すぐに気づいて新堂さんが体を支えてくれた。

「ウソに決まってるだろ。バカだな」
「バカって……。酷ぉ~い、イジワルっ」
「ごめんごめん」彼はおかしそうに笑った。
 今だけはつられて笑う訳には行かない!

 どこまでが真実なのか。この人は本当に侮れない……。

「それにしても、この俺を騙すとはね。朝霧ユイ?」
「だっ、騙すだなんて?」そんなつもりは……。「あれで変装のつもりか?」
「何よ、バレてたって言うの?」
「ああ、バレバレだ。美容整形した女の顔を見分けられるこの俺に、あの付け鼻は子供騙しだ」
「くぅ~っ!やっぱりかぁ」なぜかとても悔しい。

「大体その右手のサファイアが一番の証だろ。何で着けてた?」自分が贈った物を判別できないとでも思うのか、と続ける。
「そう、だよね……やっぱり」どこかでそんな気もしたが、外したくなかった。

 落ち込む私にさらに畳みかける。「おまけに、薬を飲んだら、きちんと空のシートは捨てておけ。握り締めて寝るヤツがあるか」
「え?それ……な、何で」
 機内での事だとすぐに分かるも、離れた席を取ったはずなのにと不思議に思う。
 答えは簡単だ。トイレが塞がっていたため、離れた場所を使ったと打ち明けられた。

「ああっ!何て運に恵まれてないの、私ってば!」
「だがユイ。言い換えれば、俺達が引かれ合ってしまう関係だとも言えないか?」
「あっ、そうとも言う?……嬉しいじゃない、それ」安易に流されてしまう私。顔の筋肉までゆるゆるになって行く始末だ。

 そんなところを彼に凝視されている事に気づき、慌てて表情を戻す。
「っ!それで。本当に、いつから気づいてたのよ」

「ん?」彼が室内に備え付けのソファに腰を下ろした。
「まさか、始めから想定内……って事じゃないわよね!?」
 興奮して上体を起こした私に透かさず言い放つ。「起き上がるなよ!」

 渋々横たわる私を確認して、彼がおもむろに足を組んだ。
「どんな事でも想定してるさ」
「ごめんなさい……」ここはもう素直に謝るしかない。

 すると思わぬ言葉が聞こえた。「俺はずるいな」それもため息混じりだ。
「え?」
「助けてもらっておきながら、こんな事を言ってるんだから」
「こんな事って?」
「……いや。何でもない。想定してたのは、ユイはいつでも俺のボディガードだって事だ」

「それじゃあ、付いて行くのは当然って事になるけど?」
「まあ、そうだな」
「だったら始めから……!」文句を言わずに連れて来ればいいじゃないか?
 またしても起き上がってしまう。
「寝てろって!」すぐさま声がかかる。「はい……そうでした」

 彼がため息をついて私の方に体を向けた。

「主治医としてはそれはできない。だが患者が言いつけを破って勝手に行動する事は、俺にはどうしようもない」
 こんな他力本願な言い分に驚きを隠せず、一呼吸置いてから言い返した。
「……ホントに、ずるいね」
「だろ?困ったものだよ、新堂和矢ってヤツは!」自分で言うか?

 そんな彼に笑顔を向けて言った。「いいよ。新堂さん。私ならいつだって悪者にしてくれて。私が勝手にやってるんだから、あなたには責任ない」
「おいおい、それじゃまるで俺の方こそ悪者だろ!」
「いいじゃない。大丈夫、私、悪役好きだから!」
「……。まあ、正義の味方ってタイプでもないからな」
「でっしょ?」

 彼が軽く笑いながら、何気なく首筋に手をやった。

「あっ、そこ……大丈夫?スタンガンの痕がついてたよね」
「……ああ、そうだったな。忘れてたよ。少し火傷しただけ、大丈夫だ」
「新堂先生にこんな事して!あいつ、一発殴っておくんだったわ」思い出して拳を握る。
「その気持ちだけで十分だよ。ありがとう」
「あなたに危害を加えるヤツは、誰であろうと許さない」
「これからも、頼りにしてるよ、可愛いボディガードさん!」

 私は彼に向かって誇らしい笑みを投げかけた。

「あ、ねえ?もう一つ聞いてもいい?」
「何だ」
「どうして他の客の診察を引き受けたのか」
「ああ……それか」
「まさか、私だって気づいてたからじゃ……」
「違うよ。ホテルマンの彼がね。不憫に思えたんだ」

 どういう事かと尋ねると、ホテル内で以前に起こった出来事を教えてくれた。病院行きを拒否した宿泊客が亡くなった話を。ホテル側が責任を問われたらしい。

「まあそうは言っても、ホントのところは気紛れかな」
「さては、若い女の客って言われたからでしょ~」
「その辺の若造じゃあるまいしか?しかも、若いとは言われてない」
「そこ?フンだっ、どうせ私はもう若くないわよ!」ムカつく。非常にムカつく~!
「可愛くないぞ、その言い草は」
「いいもんっ」すっかり拗ねてしまった私に言う。「言動は立派に若いけどな!」
「子供だって言いたいんでしょ!どうせそうですよ~だ」

「だが、今朝来たのはだな……」
「気づいてたんだもんね」と私が後を続けるが、どうやら違うらしい。
 彼はしばしの間の後打ち明けた。「確信したのは、ベッドから落ちた音を聞いた瞬間、かな」

「え?だってお見通しだったんじゃ……」嘘だったのか?
「ホテルで朝っぱらベッドから派手に落ちるとすれば、よほど寝相の悪いヤツか!」
 あながち否定もできないコメントに、ただ苦い顔で彼を睨む。

「なんてな。眩暈のせいじゃ仕方ない。少々イジメすぎたな」
「ホント言うと、結構痛かったのよ?」笑い話のようになっているが、落ちた時に打った腰はまだ痛む。擦りながら訴えた。
「そうだろうさ!何しろ外まであれだけ音が響いてたくらいだ」
「そんなに聞こえたの?恥かし~っ!」シーツを頭まで被って嘆いた。

 少しの沈黙の後、顔を出して彼を見る。

「落ち着いたら私、先に帰るわ。あなたはまだ帰れないでしょ?」
「術後の経過次第だな。あと数日で帰れると思うが、そうしてくれ」
「うん」


 こうして私は翌日に一足先に帰国した。

「う~ん、あっちでの眩暈が何だったのかってくらいに、全然平気なのはなぜ?」
 あれ以来、一切眩暈は感じられないのだった。

「今回の出張……出張で合ってる?仕事だから出張よね。出費、かさんだなぁ~」
 今の私の収入は、何といってもパートの時給九百七十円。月収五万がいいところだ。
 それなのに彼と同じファーストクラスなんて?おまけに宿泊も超高級ホテル!
「この二年分のお給料が一気に吹き飛んだわ!」

 今年の夏で仕事を始めてちょうど二年だ。リビングにて、ソファに寝そべりつつ思いを巡らせる。パート代が一瞬で消えるのは別に構わない。お金のためにやっている訳ではないから。そうは言っても残高がゼロは精神的に不安だ!

「これは今回の誘拐事件、彼に請求しないと。いくら請求しよっかなぁ~!」


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