異世界転移したら……。~色々あって、エルフに転生してしまった~

伊織愁

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第六十八話 『ダークエルフの里長と対面』

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 翌朝、目を覚ました優斗は久しぶりに監視スキルからの揶揄いを受けた。 

 脳内の映像では、優斗が華に『いいよね?』と言って迫っている。 華は困惑した表情をしていて、お互いに押し合いをしている場面だった。

 (おい、何だ、これはっ?!)

 『あぁ、その場面は僕が昨日、ハナにした記憶だねぇ』
 
 (おいっ……)

 優斗から低い声が発せられた。

 しかし、監視スキルの声に悪びれた様子はない。

 『ごめんごめん。 だって、初めてハナと話せたんだよっ! それはもう興奮するよね』

 (だからって、無茶するなっ! それに華に手を出すなっ!) 

 『実はユウトがこんな事を考えてますっていうのがバレるから?』

 (……っ、兎に角、駄目だからなっ)

 『じゃ、本当の奥底に眠っている仄暗い部分をバレないようにするんだね』

 優斗は監視スキルの言葉を無視して、起き上がった。 隣で華が気持ちよさそうに眠っている。

 そっと抱きしめたら、起きた華に思いっきり抱きしめられ、そして泣かれた。

 「華、ごめん。 大丈夫だから」
 「うん」
 「……それと監視スキルがすまない。 多分だけど、華に認識されて嬉しかったんだと思う」
 「優斗と大分違うんだね。 ちょっとだけビックリした」
 「あぁ、うん、そうなんだっ」

 『絶対にそんな事ないっ』
 
 (全く違うけど……そうでもないとは言えないよなっ)

 優斗と華の会話が洞窟内で響いたのか、瑠衣たちも目を覚ました。

 抱きしめていた華を離し、起きた瑠衣と視線が合う。 丁度、焚き火を挟んで向こう側で瑠衣と仁奈が寝ていた。

 「おい、優斗、で、いいんだよな?」
 「ああ、瑠衣。 心配かけたな」
 「本当に、色んな意味でな」
 「……」

 (くそっ……皆の前で華に迫るとか、何してくれてんだよっ)

 監視スキルの楽しそうな笑い声が脳内で響く。

 「おはようございます、次期里長」
 「おはようございます」

 カークスとエウロスの声が、入り口近くから聞こえる。

 入り口の近くにも小さい焚き火が焚かれ、カークスとエウロスが交代で見張りをしていた様だ。

 「おはよう、カークス、エウロス」
 
 優斗が挨拶すると、起きて来た皆が挨拶をした。

 「あれ? アイギとキュベレーは?」
 「二人は川へ顔を洗いに行きました」

 カークスがそう言うと、華と仁奈も川へ行って来ると、洞窟を出る。

 「僕たちも行くっ」と、フィルとフィンが華と仁奈の後を追いかけた。

 「じゃ、俺も顔洗って来る」
 「じゃ、俺も」
 「では、私とエウロスは済ませてますので、洞窟を見張っております。 次期里長、アイギとキュベレーから離れないようにして下さい」
 
 優斗は、カークスに片手を振って『分かったよ』と、答えた。

 皆が朝の身支度を終えて、洞窟へ戻って来ると、ポテポテが待っていた。

 朝ごはんをポテポテが人数分、持って来てくれて、森の中にしてはいい朝ごはんだった。 エルフの里では朝は饅頭だが、今日はベーコンエッグやキッシュを手渡された。 

 朝ごはんを終えると、今後の対策を考えた。

 「先ずはどうやって里長と話すかだな」
 「ああ、そうだな」
 
 真っ直ぐにダークエルフの里へ行ってもまた、エトとかいうダークエルフが現れたら困る。

 「あの術さえ防げたらいいんだけどな」
 「だよね」
 「ニーナさんの竪琴で術返しは出来ないんですか?」
 「……出来ないわねっ、私のは完全に雷魔法だし」
 「そうですかっ」

 カークスが残念そうに微笑んだ。

 「ご期待に応えられなくてごめんねっ」
 「いえ、そんな事ないですっ、大丈夫です」
 
 カークスが慌てて弁解する。 他の三人は申し訳なそうに仁奈を見た。

 「ちょっと待ってっ! 正面以外にも入れる場所を探してみる」

 脳内で立体地図を広げ、優斗の精神をダイブさせる。 精神体になった優斗はダークエルフの里を目指した。

 『結構、走ってたからね。 少しだけ遠いよ』

 (ああ、大丈夫だ)
 
 『あのさ、悪かったよ。 ハナの事っ』

 本当に申し訳ないと思っている様な音が声に滲んでいる。 立体地図の上空には、モニター画面が浮かんでいて、華たちの様子が流れている。

 優斗は少しだけ落ち込んでいる監視スキルに、思わず小さく笑った。

 (別にいいよって言いたいけど、マジでやめてくれよっ)

 『分かったよ、僕もハナには嫌われたくないからね。 でも、暴走しない様に気をつけなよ』

 監視スキルに返事を返すと、精神体を飛ばすスピードを上げた。

 程なくして、ダークエルフの里へ辿り着いた。 此処まで来るまでに、魔物たちを目撃した。 優斗が飛んだルートで行くにしても、何回か魔物討伐をしないと駄目だろう。

 郷の上空へ来ると、眼下を眺める。

 大きな天幕が中央にあり、周囲に小さい天幕が沢山、張られている。

 「ちょっと楽しそうだなっ」

 立体地図上では、皆が楽しそうに朝食の後片付けをしていた。 大きな天幕の上空で止まる。

 『きっと此処にダークエルフの里長がいるはすだよっ』
 「ああ……怖そうな人だったらどうしよう」
 
 『ユウトもそんな事、気にするんだっ』
 「気にするよっ、華の父親には未だに緊張するし」

 優斗の脳内にモニターが現れ、エルフの里長の映像が流れた。 ちょっとだけ厳しい視線が優斗を差す。

 (これはっ、成人の儀式の準備をしている時かっ……あの時は色々と作法があって大変だったなっ)

 視界の先で、大きな天幕の中へ、一人の少女が入って行った。

 「彼女は……昨日の子だっ」

 『もう少しだけ近付いてみよう』

 「ああ」

 喉を小さく鳴らして、天幕の天井に降り立った。 しゃがんで耳を当てると、中から声が聞こえて来た。

 「ごっめ~ん、ルクス。 手は出すなって指示だったのに、手ぇ出しちゃった」

 全く悪びれた様子を見せず、昨日の少女は軽い調子で宣った。

 「昨日、襲って来たのは彼女の独断かっ」
 
 『みたいだねぇ、それとユウト。 天井にへばり付かなくても大丈夫だよ。 中に入っても見えない』
 「そうか」

 優斗は監視スキルの言う通り、中へ入っていった。 精神体なので、天幕の中には簡単に入れた。

 大きな天幕の中は、幾つかの部屋に分かれている様だった。

 (立体地図は本当にリアルだなぁ)

 『ふふん、そうでしょう』

 監視スキルが得意気な声を出した。

 少し引いたが、優斗は天幕の中を進んだ。 ぐるりと周回する様に部屋が作られていた。

 半周した所で、左側に扉が現れた。

 扉のプレートを確認して、優斗は天幕の壁に顔を突っ込んだ。 顔を突っ込んだ先には、執務室があった。 

 執務机に一人の精悍な男性が座っていた。

 『なんか、物凄くカッコいい人だねぇ』
 「うん、想像と違ってた。 里長と同じくらいの人だと思ってたけど」

 (まぁ、エルフとダークエルフも、三十代くらいで年が止まるからなぁ)

 見た目がワイルドで、肉体も厚みがある。 四十代くらいに見えた。

 美男美女の種族だが、顔立ちには人間と同じく個人差がある。 大人っぽい人もいれば、幼い顔立ちの人もいる。

 目の前のダークエルフは、大人っぽい人部類に入るのだろう。 優斗自身は、年相応に見えていると思う。

 「お前は、また勝手に飛び出したのか」

 『えへっ』と可愛らしく笑うエトをルクスと呼ばれたダークエルフは、全く見ていなかった。 息を吐き出したルクスは、エトに向かって片手を振って退室を促す。

 「もう、いい。 もし、次に彼らが来た時、手を出す事は許さん。 追い出してばかりだと、話にならんだろう」
 「ちぇ~、分かりました~」

 ぷくっと頬を膨らませ、エトは執務室を出て行った。 退室するエトを、もう一人、中に居たユウェンが呆れた様子で見つめていた。

 「ユウェン、お前ももういいぞ」
 「……分かりました。 では、失礼致します」

 優斗ももういいだろうと思い、本体に戻ろうとした時、ルクスから声を掛けられた。

 「君も、もう手を出さないから、正面入り口から堂々と訪ねて来なさい。 エトの事は悪かったね」
 
 見えていないだろうと思っていた優斗は、白銀の瞳を見開いた。 本体に戻ろうとは思っていたので、透けた体は半分ほど消えかけていた。

 「楽しみにしているよ、肉体のある君に会える事を」

 優斗の方へ顔を向けて来たが視線は合わなかった。

 『見えているんじゃなくて、感じたんだね』

 監視スキルの言う通りだろうと、優斗は何も発しないまま、本体に戻った。

 気配が消えた場所をじっと見つめ、ルクスの頬が緩んだ。 純粋に面白い能力だし、魔力も高い。

 「姿は見えなかったけど、偵察に来たんだろうな。 魔力が高かったし、今度はお前を倒せるかもな」
 
 『ふん、笑わせるなっ。 誰が来ても我の勝ちだ』

 ルクスの脳内で、禍々しい声が響く。

 久しぶりに本気で戦えそうで、ルクスなのか、取り込んでいる悪魔なのか、口端が、楽しそうに上がった。

 ◇

 本体に戻って来た優斗は荒い息を吐き出した。 

 優斗が立体地図にダイブしたと気づいた皆は、優斗が帰って来るまでじっと待っていた。

 閉じていた瞼を開けた優斗を、皆が心配そうな表情で見つめている。

 先に口を開いたのは瑠衣だ。

 「優斗、大丈夫か?」
 「ああ、大丈夫だ。 だけど、見つかったっ」
 「マジかっ?!」

 無言で頷くと、瑠衣が眉間に皺を寄せた。

 「でも、精神体はハナにしか見ないんでしょう? 私はハナと従魔契約をしているから見えるけど」
 「うん、でも、魔力の高い者は姿は見えないけど、気配は感じるみたいだ」
 「そう……」
 「それで相手は何と? 話をしたのですよね?」

 フィンとの会話が終わって、カークスが聞いて来た。
 
 「うん、もう手出しはさせないから、正面入り口から来いって言われたっ」
 「そうですか」

 一つ頷くと、優斗は話を続ける。

 「エトだったかな? 襲って来た女の人」
 「あぁ、そう言えば、名乗ってたね」
 「元気溌剌な感じで」

 華と仁奈が楽しそうに答えた。

 今までにない挨拶だったので覚えていた。

 「で、彼女が何?」
 
 仁奈が話の先を促す。

 「彼女は里長の指示に納得していない感じだったから、気をつけた方がいいと思って。 俺たちを互いに戦わせた時、アレも彼女の独断だったみたいだ」

 瑠衣が驚きの声を上げる。

 「まじかっ……それが本当なら、また里長に内緒で何か仕掛けて来るかもな」
 「ああ、気をつけた方がいいな」

 瑠衣とエウロスが顔を見合わせて頷き合う。 優斗も華と視線を合わせた。

 「だけど、里長の言葉通り、正面入り口から堂々と訪ねようと思う」
 「うん、分かったわ。 向こうも話し合いに応じてくれるなら、願ってもないわ」
 
 皆が賛成したので、優斗たちは正面から堂々と乗り込む事にした。

 優斗の第一印象では、話せば分かるいい人そうだった。

 華が優斗を見て何かを思い出したのか、眉を寄せる。

 「優斗、今、気づいたんだけど……里長への献上品、森の何処かで失くしたんじゃんないかなっ」
 
 華の言葉で、献上品を持っていたエウロスが声を上げた。

 「す、すいませんっ、エレクトラアハナ様っ!」

 エウロスを宥めるのに、少し時間が掛かったが、優斗たちは出発準備を始めた。

 直ぐに出る支度を終えると、優斗たちは洞窟を後にした。

 しかし、ダークエルフの里長と会い、言葉を交わした後、まさかあんなお願いをされるとは、優斗たちは想像もつかなかった。
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