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サンセマム皇国-新皇王誕生編-
サナユウナ
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《私はもっと強くなりたいわ、ジルナクス。私に魔法と戦いを教えてちょうだい!》
2年前、わずか10歳の少女がそう言って自分に教えを乞うてきた。
今自分の目の前で自分の攻撃を捌きながら魔法陣を練るサンセマム皇国皇姫サナユウナを見て、同国"右隻"ジルナクスは失笑する。
「まさかここまで成長してしまうとは…。相変わらず皇族の血筋は恐ろしいものだ。」
サナユウナは自慢げに言う。
「死んじゃダメだからねっ!!」
魔法陣が完成し、出力が始まる。まだまだ……
「……………!!」
出力が一度で止まらない。これは、
「留陣……だが甘いっ!」
ジルナクスは魔法陣に蹴りを入れ魔法陣を破壊する。そしてそのままサナユウナに向かって本気の拳を向ける。しかしその拳はサナユウナの顔寸前で止まり、風圧がサナユウナの紫の長髪を乱す。そのままサナユウナは倒れ込んだ。
「姫様、今のは……」
「残るタイプの魔法陣よ、どうにか魔法陣をそのままにできないかと思って考えてみたの。オリジナルよ!」
「姫様、さすがですね…」
サナユウナは嬉しそうにしている。その姿は12歳の女児そのものだ。自分が開発したと思っているのだろう。
「姫様も、感覚ではなく座学として魔法の勉強を始めなければならない頃ですかね。」
サンセマム皇国皇宮。ここは皇族とその側近が住む場所であり、俗にいう王宮である。サナユウナの父は皇王と呼ばれるこの国の長であり、神成を憑神に持つ神憑人だ。その能力は皇国領の大部分に加護をもたらしている。
そんな皇宮にて、サナユウナは魔法の授業を受けていた。
「魔法には、大魔法と小魔法が存在します。」
2年前、わずか10歳の少女がそう言って自分に教えを乞うてきた。
今自分の目の前で自分の攻撃を捌きながら魔法陣を練るサンセマム皇国皇姫サナユウナを見て、同国"右隻"ジルナクスは失笑する。
「まさかここまで成長してしまうとは…。相変わらず皇族の血筋は恐ろしいものだ。」
サナユウナは自慢げに言う。
「死んじゃダメだからねっ!!」
魔法陣が完成し、出力が始まる。まだまだ……
「……………!!」
出力が一度で止まらない。これは、
「留陣……だが甘いっ!」
ジルナクスは魔法陣に蹴りを入れ魔法陣を破壊する。そしてそのままサナユウナに向かって本気の拳を向ける。しかしその拳はサナユウナの顔寸前で止まり、風圧がサナユウナの紫の長髪を乱す。そのままサナユウナは倒れ込んだ。
「姫様、今のは……」
「残るタイプの魔法陣よ、どうにか魔法陣をそのままにできないかと思って考えてみたの。オリジナルよ!」
「姫様、さすがですね…」
サナユウナは嬉しそうにしている。その姿は12歳の女児そのものだ。自分が開発したと思っているのだろう。
「姫様も、感覚ではなく座学として魔法の勉強を始めなければならない頃ですかね。」
サンセマム皇国皇宮。ここは皇族とその側近が住む場所であり、俗にいう王宮である。サナユウナの父は皇王と呼ばれるこの国の長であり、神成を憑神に持つ神憑人だ。その能力は皇国領の大部分に加護をもたらしている。
そんな皇宮にて、サナユウナは魔法の授業を受けていた。
「魔法には、大魔法と小魔法が存在します。」
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