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プロローグと奴隷生活
1 『やっほ〜!神様だよぉ!』
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むせ返る様な…止まっていた呼吸を再びする様な…とにかく、息苦しかった筈がいきなり大量の酸素を肺に入れられた感覚。と言うものが、今の彼には相応しいだろう。
「かはっ!はぁっ…はっ……っ…」
やがてそれも緩やかになり、元のように再び呼吸し始めた。
「あれ…何で俺は息して……」
『それはねぇ僕が生き返らせた…いやぁ違うなぁ…死にかけてた君の魂を持ってきたから…かなぁ?』
自分で言っておいてこちらに聞いてきた。だが、気配も音もなく現れた少年と言える幼さを残した金髪青目の男の子が出てきた。ただの男の子…少年ではなく、将来は絶対にイケメンになるだろう美少年だった。
「驚いたな、まさかいきなり現れるとは思わなかった」
声のトーンも無表情も変わらずそう告げた。彼は元から冷静に分析するタイプなので、表情がコロコロ変わる方が珍しかったりする。むしろコロコロ変わる相手等、幼馴染と親友。そして家族ぐらいだろう。
『ぜんっ……ぜん!驚いたように見えないんだけどぉ!……まぁいいや、やっほ~!僕神様だよぉ!驚い……って、知ってるみたいな顔して~…神様しょーく…
まぁ、そんな冗談はさて置きなんだけどねぇ~?君がちょっと他の子より頑張り過ぎたから~こ褒美に異世界連れて行ってあげよ~!って事でこの空間に連れてきたんだぁ!』
ニコニコっと無邪気に言う神を名乗る美少年。相変わらず驚いた顔は見せなかったが、美少年の言った一言に目を輝かせて飛びついた。
「異世界と言ったな?どんな所だ?剣と魔法があるのか?それとも錬金術が発展した世界か?はたまた化学か?人間がいる世界か?人外だらけの世界か?男女の比率は?魔物なんかもいるのか?ギルドはあるのか?言語は大丈夫なのか?スペックはどうなるんだ?記憶を保持したまま行けるのか?チートはOKか?」
美少年の手を掴み滅茶苦茶質問していく。これには流石に引き気味…いや、確実にドン引きしつつも答えてくれた。
『えっとねぇ…簡単に言えば剣と魔法の世界で、時代としては中世のローマって感じかな?錬金術師もいるけど科学は発展してないよ~
人間も人外も暮らしてて、男女の比率は6対4ってとこかな?魔物もいるし、魔族もいるし魔王や邪神もいるけど、今の所は悪さしてないから小競り合いはあるけど大きな戦争はやってないよ~
大きな大陸が全部で4つあって、人間族が治めるアドバン王国。獣人族が治めるガルライン王国。妖精族が治めるキャロン帝国。魔人族が治めるゼンガルス帝国って感じで別れてるよ~
魔物を討伐して生活を成り立てている冒険者なんかもあるし、レベルは本人レベルと魔法に存在するけどステータスの力~とか防御~とかはランク表示になってるよ~
君がやりこんでいたMMORPGの元となった世界だ。って言ったら1番手っ取り早いかなぁ?言語や記憶保持は勿論のこと、あのゲームのアバターをそのまま引き継がせてあげるよ!
アクセサリー類は全部持ち込み可!武器や防具は10個ずつだけどね☆』
僕って太っ腹~とばかりのニヤケ顔で彼の質問と必要事項を教えてくれた美少年。ここまで知っていると言うことは神であると言ったことも嘘でないようだ。
「ほぅ…だがそこまでしてくれるって事は何かしら要求とかあるんじゃないか?こちらに都合良すぎだし、それ以前に俺は桁外れの努力はしていないからな」
彼の言う通りだ。いくら同年代より努力をしたから。と言っても自分と同じかそれ以上に努力をしている人だって居るはずだ。なにか裏があるんじゃないか?そう疑問に思うのも不思議なことでは無い。少し勘のいい奴なら気がつくだろうその質問。待ってましたとばかりに最大限のにやけ顔で神は提案してきた。
『さっきも話した通り、君のやっていたMMORPGの元となった世界に君は行くんだ。面白くない事にその世界の進行はそのゲームと全く同じ運命を辿ることになる。このままだと滅びかける世界だけど、折角長い時をかけて創った世界だし、僕も暇で暇で仕方なかった所!
あのゲームをクリアして更に最強の夜の2神と名高いあの【空夜】なら運命も変えられるだろうなぁと思ったんだよ!
すっごく簡単に説明すると世界の運命を変えて僕を楽しませてね☆って事だよっ!』
「なるほど…な……」
かなりの迫力でまくし立てる神はだが、それほど彼に期待しているのか…はたまた永遠とも言える時に無を感じ、飽きを感じ、そう言っているのか。人間1人にはとても考えられない思考だが、初めから答えは1つだけだった。
「その話乗った」
ニヒル顔と言う様な…完全に悪巧みした様に怪しい笑みを浮かべながら神の話に乗った。どっちにしろ自分は1度死んでいるから、断るにしてもつまらない。記憶を保持して、更にはチートなアバターでやり込んだストーリー通りに進むと言う世界なら、無双しまくり間違いなし。
そんな考えが彼の頭を駆け巡った。
『そうと決まればレッツゴー!!武器と防具を選んでね☆』
神が言うと同時に彼の前には半透明のボードの様なものが現れた。
(所持してたやつはここに現れる…って訳か)
そのボードには彼のゲーム内で所持していた武器と防具の一覧が書かれていた。ちゃんとランクも特性や防具や武器についている能力なんかも書かれていた。
「あのアバターをそのままって事は、習得してきた職業とスキルも反映されるのか?」
『そうだよぉ~更に更に!ステータスの細部…スキルまで反映しちゃうよ~?』
「そうか…」
しばらく画面と睨めっこをしていたが、やがて選んで行った。数分後には全て決め終わり、満足気に画面を眺めた。
『準備出来たんだねぇ~?それじゃっ!新たな風邪を巻き起こして、僕を楽しませてね☆
良き人生にあらんことを…』
そう言ったかと思えば足元に眩過ぎる光が現れて彼を飲み込んで行った。あと少しで、と言うところで神は1つ大きな爆弾を落として行った。
『あ!君は生まれた時からになるけど14歳までオートモードだからよろしくね☆』
「まじかっ!?!?」
そして彼は異世界…アルネスへと転生したのだった。
今回もゴ観覧誠にアリガたいデス。
次回はマダ大丈夫ですガ、これカラの章でハえぐい様なシリアスな様な展開ガ続くノデ、苦手な方ハ申し訳ナイです…
デモ!最初の章以外ハ面白い様に努力いたしマスので、暖かい目デ見てくだサイ!!
「かはっ!はぁっ…はっ……っ…」
やがてそれも緩やかになり、元のように再び呼吸し始めた。
「あれ…何で俺は息して……」
『それはねぇ僕が生き返らせた…いやぁ違うなぁ…死にかけてた君の魂を持ってきたから…かなぁ?』
自分で言っておいてこちらに聞いてきた。だが、気配も音もなく現れた少年と言える幼さを残した金髪青目の男の子が出てきた。ただの男の子…少年ではなく、将来は絶対にイケメンになるだろう美少年だった。
「驚いたな、まさかいきなり現れるとは思わなかった」
声のトーンも無表情も変わらずそう告げた。彼は元から冷静に分析するタイプなので、表情がコロコロ変わる方が珍しかったりする。むしろコロコロ変わる相手等、幼馴染と親友。そして家族ぐらいだろう。
『ぜんっ……ぜん!驚いたように見えないんだけどぉ!……まぁいいや、やっほ~!僕神様だよぉ!驚い……って、知ってるみたいな顔して~…神様しょーく…
まぁ、そんな冗談はさて置きなんだけどねぇ~?君がちょっと他の子より頑張り過ぎたから~こ褒美に異世界連れて行ってあげよ~!って事でこの空間に連れてきたんだぁ!』
ニコニコっと無邪気に言う神を名乗る美少年。相変わらず驚いた顔は見せなかったが、美少年の言った一言に目を輝かせて飛びついた。
「異世界と言ったな?どんな所だ?剣と魔法があるのか?それとも錬金術が発展した世界か?はたまた化学か?人間がいる世界か?人外だらけの世界か?男女の比率は?魔物なんかもいるのか?ギルドはあるのか?言語は大丈夫なのか?スペックはどうなるんだ?記憶を保持したまま行けるのか?チートはOKか?」
美少年の手を掴み滅茶苦茶質問していく。これには流石に引き気味…いや、確実にドン引きしつつも答えてくれた。
『えっとねぇ…簡単に言えば剣と魔法の世界で、時代としては中世のローマって感じかな?錬金術師もいるけど科学は発展してないよ~
人間も人外も暮らしてて、男女の比率は6対4ってとこかな?魔物もいるし、魔族もいるし魔王や邪神もいるけど、今の所は悪さしてないから小競り合いはあるけど大きな戦争はやってないよ~
大きな大陸が全部で4つあって、人間族が治めるアドバン王国。獣人族が治めるガルライン王国。妖精族が治めるキャロン帝国。魔人族が治めるゼンガルス帝国って感じで別れてるよ~
魔物を討伐して生活を成り立てている冒険者なんかもあるし、レベルは本人レベルと魔法に存在するけどステータスの力~とか防御~とかはランク表示になってるよ~
君がやりこんでいたMMORPGの元となった世界だ。って言ったら1番手っ取り早いかなぁ?言語や記憶保持は勿論のこと、あのゲームのアバターをそのまま引き継がせてあげるよ!
アクセサリー類は全部持ち込み可!武器や防具は10個ずつだけどね☆』
僕って太っ腹~とばかりのニヤケ顔で彼の質問と必要事項を教えてくれた美少年。ここまで知っていると言うことは神であると言ったことも嘘でないようだ。
「ほぅ…だがそこまでしてくれるって事は何かしら要求とかあるんじゃないか?こちらに都合良すぎだし、それ以前に俺は桁外れの努力はしていないからな」
彼の言う通りだ。いくら同年代より努力をしたから。と言っても自分と同じかそれ以上に努力をしている人だって居るはずだ。なにか裏があるんじゃないか?そう疑問に思うのも不思議なことでは無い。少し勘のいい奴なら気がつくだろうその質問。待ってましたとばかりに最大限のにやけ顔で神は提案してきた。
『さっきも話した通り、君のやっていたMMORPGの元となった世界に君は行くんだ。面白くない事にその世界の進行はそのゲームと全く同じ運命を辿ることになる。このままだと滅びかける世界だけど、折角長い時をかけて創った世界だし、僕も暇で暇で仕方なかった所!
あのゲームをクリアして更に最強の夜の2神と名高いあの【空夜】なら運命も変えられるだろうなぁと思ったんだよ!
すっごく簡単に説明すると世界の運命を変えて僕を楽しませてね☆って事だよっ!』
「なるほど…な……」
かなりの迫力でまくし立てる神はだが、それほど彼に期待しているのか…はたまた永遠とも言える時に無を感じ、飽きを感じ、そう言っているのか。人間1人にはとても考えられない思考だが、初めから答えは1つだけだった。
「その話乗った」
ニヒル顔と言う様な…完全に悪巧みした様に怪しい笑みを浮かべながら神の話に乗った。どっちにしろ自分は1度死んでいるから、断るにしてもつまらない。記憶を保持して、更にはチートなアバターでやり込んだストーリー通りに進むと言う世界なら、無双しまくり間違いなし。
そんな考えが彼の頭を駆け巡った。
『そうと決まればレッツゴー!!武器と防具を選んでね☆』
神が言うと同時に彼の前には半透明のボードの様なものが現れた。
(所持してたやつはここに現れる…って訳か)
そのボードには彼のゲーム内で所持していた武器と防具の一覧が書かれていた。ちゃんとランクも特性や防具や武器についている能力なんかも書かれていた。
「あのアバターをそのままって事は、習得してきた職業とスキルも反映されるのか?」
『そうだよぉ~更に更に!ステータスの細部…スキルまで反映しちゃうよ~?』
「そうか…」
しばらく画面と睨めっこをしていたが、やがて選んで行った。数分後には全て決め終わり、満足気に画面を眺めた。
『準備出来たんだねぇ~?それじゃっ!新たな風邪を巻き起こして、僕を楽しませてね☆
良き人生にあらんことを…』
そう言ったかと思えば足元に眩過ぎる光が現れて彼を飲み込んで行った。あと少しで、と言うところで神は1つ大きな爆弾を落として行った。
『あ!君は生まれた時からになるけど14歳までオートモードだからよろしくね☆』
「まじかっ!?!?」
そして彼は異世界…アルネスへと転生したのだった。
今回もゴ観覧誠にアリガたいデス。
次回はマダ大丈夫ですガ、これカラの章でハえぐい様なシリアスな様な展開ガ続くノデ、苦手な方ハ申し訳ナイです…
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