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獣人の国とフェンリル
20 (14歳)
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「え~…っと、気を取り直してこっちから第1王子のゼロヴァンスと第2王子のアルフォード。それから第3王子のルガイルドだ」
何気に落ち込んでいるのは絶対に気の所為ではないだろう。紹介された3人の王子は立ち上がり、またしても丁寧に自己紹介してくれた。
「第1王子のゼロヴァンスだ。……よろしく」
銀髪に緑の目をしたかなり身長の高い王子だ。無口そうなイメージだが、不思議と怖さよりも温かさを感じる。鈴蘭の花が似合いそうだ。
「あらあら兄さん…悪い人でないのですが、何分人と話すのが苦手なのですよ。申しく遅れましたね、私は第2王子のアルフォードと申します。よろしくお願いしますね?」
フォローに入った第2王子は睡蓮の花が似合いそうだが、何故だろう。爽やかな笑顔の裏にドSが…絶対母に似た性格をしていそうだ。金髪に蒼い目のthe!王子!!みたいな見た目をしている。
「俺は第3王子のルガイルドだ。先程から気になっていたが…その、【奴隷】だよな?」
気の強そうな見た目とは違い、随分と穏やかな口調で話してきた第3王子…桜が似合いそうだ。髪は赤色で、瞳は青色だ。
そして見たらわかるが、首に奴隷の証を付けている空夜。生憎喋れないので否定も固定もどうしようかと悩んでいたその時、アルドと目が合い何故かはわからないが任せろと言われた気がした。
「んん!!何故彼が今ここにいて、【奴隷】なのかを説明しよう!本日デブラフィ一家の差し押さえを行ったのは皆も知ってるだろ?」
「はい」
「彼はそこに居た【違法奴隷】なんだ」
「……はい?」
その反応は正しい。え、だから?何でいるの?とはなるはずだ。余計周りがキョトンとしている。
「あ~…俺が説明する」
結局後ろに控えていたガダルが説明してくれる事になった…が、何故だろうまたあの謎の伝わり方で伝わる気がする。
「実はカクカクシカジカマルマルごにょごにょ……って訳だ」
やはりきた…だがそれで伝わるらしく、一斉に同情の目が向けられてしまった。しまいには王妃に姫様方は涙ぐまれてしまう程の説明だったらしい。全くわからんのだが…
「ま、まぁ…そう言う事だから皆心するように!クウヤも会話する時はアレ使ってやれw」
後ろに草生えている。余程驚かせたいらしいが空夜としてはその選択肢以外に空書とジェスチャーぐらいしか伝えられない。まぁ、間違って伝わる可能性を考えれば【念話】した方がいいだろう。
『皆様ご迷惑の方をお掛け致しますがどうぞよろしくお願いいたします。自分に出来る事などさほど有りませんが、何かお手伝いになる事がありましたらどうぞお気軽にお呼びください。
そして申し遅れましたが、私はクウヤ・ゼイロスと申します。クウヤとお呼びください』
「「「「「「「…………ゼイロス…?」」」」」」」
何故か名字の方で驚かれている。驚かれすぎて停止している。声には出していなかったらしいが、周りにいる騎士や食事を運ぼうとしていた侍女なども時間が止まっている。一瞬[時空魔法]でも謝って使ったかと焦ったが、ギギギギギッと目を向けられた。
『どうか…してるようですね、ゼイロスは私の名字ですが……大罪でも犯しましたか?』
思わずそう聞いてしまうのは仕方ないだろう。だがそれは違ったらしく全員が一斉に首を横に振った。それはもう取れるからやめてと心配したくなるほど、物凄い勢いでだ。
「ク、クククククウヤ!!」
動揺のし過ぎで怪しげに笑う人並にクククク言っている。その場でそのツッコミを入れれるほどの余裕がある人物は、残念ながら1人しかいなかった。
『どうしました?』
ガダルからの質問にサラッと返したが、いやいやいやいやと言いながら詰め寄ってきた。
「ゼイロスて…お前本気か?」
本当かでも嘘だよなでもなく、本気か?と聞かれてしまった。それほどまでに重要な名前なのか…
『えぇ…母がクラフィで父が一夜と言う名前だったはずですし、ステータスの名前に書いているので…』
「……取り敢えずクウヤには色々と説明がいるか…いや、そりゃそうか」
ガダルの話を簡単にまとめると、母クラフィと父一夜はそれぞれ天使族のお姫様と悪魔族の王子様らしく、お互いがお互いに毛嫌いしているはずの種族同士で愛し合ってしまったらしい。
そこで駆け落ちし、子供を作ったらしいのだが追っ手に捕まりかけ一夜はクラフィを逃がし、捕まった。クラフィはクラフィで魔国に逃げてしまったために、騙されて捕まりその子供と【奴隷】になったという。
一夜は自らの国の悪魔達と天使達を和解させようと、愛する妻であるクラフィを探した。探し当てた先にはクラフィを買った女がいたが、事情をしるとクラフィを解放してくれた。そして2人は2つの種族を和解させる為もあるが、愛する可愛い我が子を探して居るという。
つまり、母クラフィが天使族の第1王女で父一夜が悪魔族の第1王子。彼らの間で生まれた空夜は天使族、悪魔族の王位継承第1位を自動的に獲得している。と言うわけだ。
(…………まぁ…じかぁ…)
ドンなけ更新してナイの!?!?
いやァ………すみマセェェェん!!!!
ご観覧アリガトウゴザイマァァァァァス!!!!!!!!!!!
何気に落ち込んでいるのは絶対に気の所為ではないだろう。紹介された3人の王子は立ち上がり、またしても丁寧に自己紹介してくれた。
「第1王子のゼロヴァンスだ。……よろしく」
銀髪に緑の目をしたかなり身長の高い王子だ。無口そうなイメージだが、不思議と怖さよりも温かさを感じる。鈴蘭の花が似合いそうだ。
「あらあら兄さん…悪い人でないのですが、何分人と話すのが苦手なのですよ。申しく遅れましたね、私は第2王子のアルフォードと申します。よろしくお願いしますね?」
フォローに入った第2王子は睡蓮の花が似合いそうだが、何故だろう。爽やかな笑顔の裏にドSが…絶対母に似た性格をしていそうだ。金髪に蒼い目のthe!王子!!みたいな見た目をしている。
「俺は第3王子のルガイルドだ。先程から気になっていたが…その、【奴隷】だよな?」
気の強そうな見た目とは違い、随分と穏やかな口調で話してきた第3王子…桜が似合いそうだ。髪は赤色で、瞳は青色だ。
そして見たらわかるが、首に奴隷の証を付けている空夜。生憎喋れないので否定も固定もどうしようかと悩んでいたその時、アルドと目が合い何故かはわからないが任せろと言われた気がした。
「んん!!何故彼が今ここにいて、【奴隷】なのかを説明しよう!本日デブラフィ一家の差し押さえを行ったのは皆も知ってるだろ?」
「はい」
「彼はそこに居た【違法奴隷】なんだ」
「……はい?」
その反応は正しい。え、だから?何でいるの?とはなるはずだ。余計周りがキョトンとしている。
「あ~…俺が説明する」
結局後ろに控えていたガダルが説明してくれる事になった…が、何故だろうまたあの謎の伝わり方で伝わる気がする。
「実はカクカクシカジカマルマルごにょごにょ……って訳だ」
やはりきた…だがそれで伝わるらしく、一斉に同情の目が向けられてしまった。しまいには王妃に姫様方は涙ぐまれてしまう程の説明だったらしい。全くわからんのだが…
「ま、まぁ…そう言う事だから皆心するように!クウヤも会話する時はアレ使ってやれw」
後ろに草生えている。余程驚かせたいらしいが空夜としてはその選択肢以外に空書とジェスチャーぐらいしか伝えられない。まぁ、間違って伝わる可能性を考えれば【念話】した方がいいだろう。
『皆様ご迷惑の方をお掛け致しますがどうぞよろしくお願いいたします。自分に出来る事などさほど有りませんが、何かお手伝いになる事がありましたらどうぞお気軽にお呼びください。
そして申し遅れましたが、私はクウヤ・ゼイロスと申します。クウヤとお呼びください』
「「「「「「「…………ゼイロス…?」」」」」」」
何故か名字の方で驚かれている。驚かれすぎて停止している。声には出していなかったらしいが、周りにいる騎士や食事を運ぼうとしていた侍女なども時間が止まっている。一瞬[時空魔法]でも謝って使ったかと焦ったが、ギギギギギッと目を向けられた。
『どうか…してるようですね、ゼイロスは私の名字ですが……大罪でも犯しましたか?』
思わずそう聞いてしまうのは仕方ないだろう。だがそれは違ったらしく全員が一斉に首を横に振った。それはもう取れるからやめてと心配したくなるほど、物凄い勢いでだ。
「ク、クククククウヤ!!」
動揺のし過ぎで怪しげに笑う人並にクククク言っている。その場でそのツッコミを入れれるほどの余裕がある人物は、残念ながら1人しかいなかった。
『どうしました?』
ガダルからの質問にサラッと返したが、いやいやいやいやと言いながら詰め寄ってきた。
「ゼイロスて…お前本気か?」
本当かでも嘘だよなでもなく、本気か?と聞かれてしまった。それほどまでに重要な名前なのか…
『えぇ…母がクラフィで父が一夜と言う名前だったはずですし、ステータスの名前に書いているので…』
「……取り敢えずクウヤには色々と説明がいるか…いや、そりゃそうか」
ガダルの話を簡単にまとめると、母クラフィと父一夜はそれぞれ天使族のお姫様と悪魔族の王子様らしく、お互いがお互いに毛嫌いしているはずの種族同士で愛し合ってしまったらしい。
そこで駆け落ちし、子供を作ったらしいのだが追っ手に捕まりかけ一夜はクラフィを逃がし、捕まった。クラフィはクラフィで魔国に逃げてしまったために、騙されて捕まりその子供と【奴隷】になったという。
一夜は自らの国の悪魔達と天使達を和解させようと、愛する妻であるクラフィを探した。探し当てた先にはクラフィを買った女がいたが、事情をしるとクラフィを解放してくれた。そして2人は2つの種族を和解させる為もあるが、愛する可愛い我が子を探して居るという。
つまり、母クラフィが天使族の第1王女で父一夜が悪魔族の第1王子。彼らの間で生まれた空夜は天使族、悪魔族の王位継承第1位を自動的に獲得している。と言うわけだ。
(…………まぁ…じかぁ…)
ドンなけ更新してナイの!?!?
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