始破、その冒険

たなぼたさん

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名使い

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2075年東京・・・。そんな大都市に住む高校生、靱破作(じんはつくる)。・・なんでこんな意味の分からない名前かって?それは俺も聞きたい。なぜなら俺の名前は親が決めたものじゃぁない。俺の体に刻みこまれていたものらしい。
今、世界ではこんな現象が多発しているらしい。まぁ、不思議なもんだ・・・。でかたずけるのはダメである。まじで。この現象が起きた人間はその刻まれた名前に応じた能力を持っている・・・らしい。現に俺もそうだ。そして能力を持った人間が犯罪を起こしたとなるとさぁ大変!普通の警察じゃ止めることはできない。・・・・まぁそうなりゃ目には目を、能力者には能力者を・・。と言うことで、現在日本には続々と対能力者用の事務所ができてきている。
他人事のように言っているが俺もそんな事務所の一つ「靱凰(じんおう)社」の一員である。
できたばっかりなので社員は俺と上司といま俺の横にいる・・・
「ん?なんなのだよ・・・?」
メガネをかけ、高校の制服をきちっと来ている「凰・業(おおとり・ごう)」だけである。
「なぁ凰、なんか依頼とか来てないのか?」
「なにを言っている。そんなもの来ないほうが平和でいいじゃないか」
「あーまぁ確かにそうだが・・・なぁ!ちょっと見てみてくれよ~」
「・・・・しょうがない、見てみるだけだぞ・・・。どうせ来ていないと思うが・・」
と言うと凰はポケットからスマホを取り出し、慣れた手つきで操作する。
「なぁ、どうだ?」
「・・・・・・・・・・来ている・・・」
「よっしゃぁぁぁ!!!!なんだ!どういう依頼だ!?」
「誘拐だ・・・」
「な、」
「能力者・・・「名使い」が「名使い」を誘拐したらしい」
「な・・なんでそんなでかい話が急に」
「わからん・・なにかの手違いかもしれん・・。だが、来たからには無視するわけにもいくまい」
「ああ・・・で、場所はどこだ?」
「すごい近くだ・・・。ここから1キロメートルほど向こうのビルだ」
「おし!今すぐ行ってやる!」
「まて、相手も名使いだ。ここは情報が少しでもほしい」
「って言ったって早くしないと!」
「だからこそだ!迅速に犯人を捕まえ、被害者を救うためにも!情報を集めるんだよ!」
「・・・・わかった」
「よし!だが1時間以内だ。なるべく速く突入するぞ。」
「ああ!もちろんだ!」
「よし、なら傷さんに連絡を取る」
傷さんとは、さっき言った俺たちの上司である。
「傷さん。はい。はい。・・・」
凰がさっそく電話をかけ始める。
「よし・・俺は・・」
何もできない!
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