18 / 34
護衛任務・光・瞬・2
しおりを挟む
「ご・・はぁ・・」
何が起きたかわからなかった。
今までの攻撃は何とか目でおえていた。だが今の攻撃は、何も見えなかった。
敵がいつ攻撃をはじめ、いつ終わったかも。
「ぐ・・・」
勝てない。・・・そう思ってしまうほどの実力差を思い知らされた。
「く・・そっ・・」
ダメだ。いくら勝てないからと言ってここであきらめては。こいつは俺を殺し次第、すぐ作さんとアリスちゃんを追うだろう。
そうなれば確実にやられる。作さんはアリスちゃんは強いと言っていたがこれほどの手練れの前では無理だろう。
「もう終わりか。・・久しぶりに私についてこられる奴を見つけたが・・・。経験が足りんな。」
女は俺の前にゆっくりと歩き、刃を握る。
「まぁ・・久しぶりに少し本気が出せた・・。礼として楽に死なせてやる」
ああ・・やっぱり無理だ・・。
「ふっ!」
女が刃を振り上げた。
「はぁ・・まったく、お前はぁ!!」
ドッ!!と女の体が床にたたきつけられる。
「これは・・重軽か・・?」
「そうだ!・・・まったくお前は・・油断しやがって!」
「いや・・まったくしたつもりはないんですが・・」
「ああ!?そんなことは関係ない!なんで負けてるんだ!」
「いやそれは敵のほうが強かったから・・」
「・・・フン・・。誰だ?」
「「!」」
女が立ち上がった。
「マジか・・。あれを喰らって立てるなんて・・」
「まぁ、お前をここまで追い詰めるくらいだからな・・。それなりに耐久もあるってわけか・・」
「貴様の能力・・。なかなかのダメージだった・・。まぁ、もう喰らわんが・・」
「ああ、お前めちゃくちゃ速いんだってなぁ・・。でもさ」
「!!」
ガクン!と女の膝が落ちた。
「さっきの攻撃足に重点的に重さ加えたから・・。足はほかの部分よりダメージ喰らってるはずだぜ」
「・・・・」
「これで自慢の高速移動はできなくなったわけだ・・」
「・・ちっ」
完全に形勢が逆転した。人一人が加わるだけでここまで変わるのか・・。
「いやぁ~やられてるねェ」
「!貴様」
床から男が現れた。銀髪の男だ。
「誰だ貴様!」
「おっとぉ・・名前は言えないけどぉ・・この子の仲間だよぉ」
と男は女を指さして言った。
「さぁて・・君も結構ダメージを喰らったみたいだしぃ・・。今回は退却しようかぁ・・」
「私はまだ戦えるが?・・貴様のほうがピンチなのではないか?」
「いやぁ・・。確かに戦ってた真面目そうな子、強かったけどさぁ・・。それよりも大事なことがあってねェ・・」
「・・なんだ?」
「いやぁ、ここの事務所の所長さんは本当に未来が見えるんだねぇ・・。今ここにいる人間はすべてダミーだよぉ・・。本当にこのフロアにいる所長クラスの人間はそこの女の人一人・・。その人に僕が連れてきた兵隊みんな倒されちゃったみたいだしぃ・・」
「つまり・・私たちの今回の行動は・・」
「アリスちゃんがこの部屋を出た時点で無意味ってことになってたんだねェ」
「・・・くそっ」
「まぁそうイライラせずにさぁ・・。一回退却しようかぁ」
「・・くっ・・致し方ないか」
「逃がしはせんぞ!」
重軽が言う。
「うーん・・。確かにあなたは強いけどなぁ・・。止めるのは無理かなぁ・・」
そういうと、二人は床・・・にある影に吸い込まれていく。
すると、女がこちらを見た。
「・・貴様、次会う時までに腕を上げておけ・・・。貴様は非常に良い・・」
「・・・」
そういうと、完全に影に飲み込まれ、二人の姿は見えたくなった。
「くそっ!逃がしたか!」
重軽が壁をたたいた。
「まぁ、アリスちゃんの護衛もちゃんとできましたし、いいじゃないですか」
「確かにそうだが、奴らは「黒砂」の幹部クラスだ。・・できれば捕まえて情報を吐かせたかったのだが・・」
「幹部クラス・・」
黒砂の幹部は何人いるかわからないが、全員さっきの女の力と同等の力を持っているのだろうか。
「俺は・・弱かったのか・・」
そんな考えが、俺の頭をよぎった。
何が起きたかわからなかった。
今までの攻撃は何とか目でおえていた。だが今の攻撃は、何も見えなかった。
敵がいつ攻撃をはじめ、いつ終わったかも。
「ぐ・・・」
勝てない。・・・そう思ってしまうほどの実力差を思い知らされた。
「く・・そっ・・」
ダメだ。いくら勝てないからと言ってここであきらめては。こいつは俺を殺し次第、すぐ作さんとアリスちゃんを追うだろう。
そうなれば確実にやられる。作さんはアリスちゃんは強いと言っていたがこれほどの手練れの前では無理だろう。
「もう終わりか。・・久しぶりに私についてこられる奴を見つけたが・・・。経験が足りんな。」
女は俺の前にゆっくりと歩き、刃を握る。
「まぁ・・久しぶりに少し本気が出せた・・。礼として楽に死なせてやる」
ああ・・やっぱり無理だ・・。
「ふっ!」
女が刃を振り上げた。
「はぁ・・まったく、お前はぁ!!」
ドッ!!と女の体が床にたたきつけられる。
「これは・・重軽か・・?」
「そうだ!・・・まったくお前は・・油断しやがって!」
「いや・・まったくしたつもりはないんですが・・」
「ああ!?そんなことは関係ない!なんで負けてるんだ!」
「いやそれは敵のほうが強かったから・・」
「・・・フン・・。誰だ?」
「「!」」
女が立ち上がった。
「マジか・・。あれを喰らって立てるなんて・・」
「まぁ、お前をここまで追い詰めるくらいだからな・・。それなりに耐久もあるってわけか・・」
「貴様の能力・・。なかなかのダメージだった・・。まぁ、もう喰らわんが・・」
「ああ、お前めちゃくちゃ速いんだってなぁ・・。でもさ」
「!!」
ガクン!と女の膝が落ちた。
「さっきの攻撃足に重点的に重さ加えたから・・。足はほかの部分よりダメージ喰らってるはずだぜ」
「・・・・」
「これで自慢の高速移動はできなくなったわけだ・・」
「・・ちっ」
完全に形勢が逆転した。人一人が加わるだけでここまで変わるのか・・。
「いやぁ~やられてるねェ」
「!貴様」
床から男が現れた。銀髪の男だ。
「誰だ貴様!」
「おっとぉ・・名前は言えないけどぉ・・この子の仲間だよぉ」
と男は女を指さして言った。
「さぁて・・君も結構ダメージを喰らったみたいだしぃ・・。今回は退却しようかぁ・・」
「私はまだ戦えるが?・・貴様のほうがピンチなのではないか?」
「いやぁ・・。確かに戦ってた真面目そうな子、強かったけどさぁ・・。それよりも大事なことがあってねェ・・」
「・・なんだ?」
「いやぁ、ここの事務所の所長さんは本当に未来が見えるんだねぇ・・。今ここにいる人間はすべてダミーだよぉ・・。本当にこのフロアにいる所長クラスの人間はそこの女の人一人・・。その人に僕が連れてきた兵隊みんな倒されちゃったみたいだしぃ・・」
「つまり・・私たちの今回の行動は・・」
「アリスちゃんがこの部屋を出た時点で無意味ってことになってたんだねェ」
「・・・くそっ」
「まぁそうイライラせずにさぁ・・。一回退却しようかぁ」
「・・くっ・・致し方ないか」
「逃がしはせんぞ!」
重軽が言う。
「うーん・・。確かにあなたは強いけどなぁ・・。止めるのは無理かなぁ・・」
そういうと、二人は床・・・にある影に吸い込まれていく。
すると、女がこちらを見た。
「・・貴様、次会う時までに腕を上げておけ・・・。貴様は非常に良い・・」
「・・・」
そういうと、完全に影に飲み込まれ、二人の姿は見えたくなった。
「くそっ!逃がしたか!」
重軽が壁をたたいた。
「まぁ、アリスちゃんの護衛もちゃんとできましたし、いいじゃないですか」
「確かにそうだが、奴らは「黒砂」の幹部クラスだ。・・できれば捕まえて情報を吐かせたかったのだが・・」
「幹部クラス・・」
黒砂の幹部は何人いるかわからないが、全員さっきの女の力と同等の力を持っているのだろうか。
「俺は・・弱かったのか・・」
そんな考えが、俺の頭をよぎった。
0
あなたにおすすめの小説
裏切者には神罰を
夜桜
恋愛
幸せな生活は途端に終わりを告げた。
辺境伯令嬢フィリス・クラインは毒殺、暗殺、撲殺、絞殺、刺殺――あらゆる方法で婚約者の伯爵ハンスから命を狙われた。
けれど、フィリスは全てをある能力で神回避していた。
あまりの殺意に復讐を決め、ハンスを逆に地獄へ送る。
お姫様は死に、魔女様は目覚めた
悠十
恋愛
とある大国に、小さいけれど豊かな国の姫君が側妃として嫁いだ。
しかし、離宮に案内されるも、離宮には侍女も衛兵も居ない。ベルを鳴らしても、人を呼んでも誰も来ず、姫君は長旅の疲れから眠り込んでしまう。
そして、深夜、姫君は目覚め、体の不調を感じた。そのまま気を失い、三度目覚め、三度気を失い、そして……
「あ、あれ? えっ、なんで私、前の体に戻ってるわけ?」
姫君だった少女は、前世の魔女の体に魂が戻ってきていた。
「えっ、まさか、あのまま死んだ⁉」
魔女は慌てて遠見の水晶を覗き込む。自分の――姫君の体は、嫁いだ大国はいったいどうなっているのか知るために……
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
【完結】愛されないと知った時、私は
yanako
恋愛
私は聞いてしまった。
彼の本心を。
私は小さな、けれど豊かな領地を持つ、男爵家の娘。
父が私の結婚相手を見つけてきた。
隣の領地の次男の彼。
幼馴染というほど親しくは無いけれど、素敵な人だと思っていた。
そう、思っていたのだ。
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる