〇〇少女ワールド 5 夢は天下布武

渋谷かな

文字の大きさ
10 / 50

敵のお友達少女

しおりを挟む
「もうすぐチュートリアルも終わり! 〇〇少女ワールド! アハッ!」
 妹の楓、新しいキャッチフレーズ試行錯誤中。
「天下布武じゃ! 〇〇少女ワールド! アハッ!」
 おまけ。真理亜、お友達70億人キャンペーン実施中。
「こんなお姉ちゃんでごめんなさい。ペコッ。」
 仲良し姉妹の物語である。

「出陣じゃ! でやえ! でやえ! 天下布武じゃ! アハッ!」
 今度こそは他国に攻め込むと息巻く真理亜。
「ちょっと待った。」
 妹に止められる姉。
「なぜ止める!? 我が妹よ!?」
「敵のお友達についても考えておく必要があるんじゃない?」
「うん。そうだね。アハッ!」
 楓に歯向かうのを諦めて素直になった真理亜。
「キャラクター名を創作できないと、ここまで死ぬ物狂いで進めてきた物語が死んでしまう!?」
「ということで、登場する時ではなく、話を進める前に試行錯誤しましょう。」
 再び渋谷区の地図を見る真理亜たち。
「まず恵比寿に子を足して、恵比寿子と書いて、エビ・トシコ。」
「次に恵比寿南は恵比寿南子。エビス・ミナミ。」
「恵比寿西。恵比寿西子。エビス・ニシコ?」
 最南端の恵比寿方面から考えることにした。
「恵比寿? どうしよう?」
 これから毎回お友達の名前決めに困ることを実感する事態になるのであった。
「普通は恵比寿三姉妹でしょ。」
「名字は恵比でエビちゃんだね。」
「トシコ、ミナミコ、ニシコの三姉妹?」
「なんか合わない。」
「ニシコをサイコに変えよう。」
「恵比寿子、恵比南、恵比西でいいや。考えすぎても進まない。アハッ!」
 十分、恵比寿だけで各ペースは急ブレーキだ。
「三姉妹でケンカでもして分裂したとか、権力争いで戦争しているとかでいいんでしょうね。」
「次に広尾。子を足して広尾子。ヒロ、オコ。」
「東。子を足して、東子。アズ、マコ。」
「代官山町。代官山子。ダイカン、ヤマコ。」
「猿楽町子。サルラク・マチコ。」
「鶯谷町子。ウグイスダニ・マチコ。」
「桜丘町子。」
「町子さん大人気だな!?」
 確かに町子は多かった。
「南平台子。」
「道玄坂子。」
「円山町子。」
「神泉子。」
「宇田川子。」
「神南子。」
「松濤子。」
「神山町子。」
「富ヶ谷子。トミ・ガヤコ。」
「上原子。」
「大山町子。」
「西原子。」
「元代々木町子。」
「笹塚子。」
「幡ヶ谷子。ガヤコ2人目。」
「本町子。マチコ、何人目か分かりません。」
「初台子。」
「代々木子。」
「代々木神園町子。」
「千駄ヶ谷子。ガヤコ3人目。」
「神宮前子。」
 これで渋谷区の前住所でキャラクター名が完成した。
「はあ・・・・・・疲れた。」
「よくやった。さすが我が妹よ。ゆっくり休め。」
「お姉ちゃんも何かやってよね。」
「アハッ!」
 笑って誤魔化す真理亜。
「こうなったら腹を掻っ捌いて切腹するしかない!」
 久しぶりの死に装束に着替える真理亜。
「住所って渋谷区だけでも、たくさんあるんだね。」
「私も初めて知りました。」
 真理亜を無視するアリアと渋谷子。
「こらー!? おまえたち!? 人が死ぬかもしれないんだぞ!? 無視するな!?」
「え? どうせ真理亜ちゃん死なないじゃん。」
「アハッ!」
 永遠のライバルのアリアは真理亜のことをよく分かっていた。これが本当のマブダチだ。
「これだけ創作に脳みそを使うとさすがに疲れたわ。今度からキャラクターも出てくる者だけにしよう。これだけ数をこなしたから何とかなるだろう。」
 渋谷区以外は登場する者以外は、もっとシンクビックに考えよう。
「お姉ちゃん、これで次回から他国に攻め込めるわよ。」
「本当!? いいの!? やったー! モーレツ! アハッ!」
 初陣の許しが出て喜ぶ真理亜。
「それにしても、これで登場キャラクター数は足りるけど、各キャラにSやAからDくらいまでのランクを付けるんだろう。大変だな。」
「そうね。全施設の役割も決まってないもんね。」
「どうなるんだろう? 〇〇少女ワールド?」
「渋谷区の代表になっている頃には物語の形が出来上がっているんじゃないの。」
 行き当たりばったりが〇〇少女ワールドだ! アハッ!
 つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

青春リフレクション

羽月咲羅
青春
16歳までしか生きられない――。 命の期限がある一条蒼月は未来も希望もなく、生きることを諦め、死ぬことを受け入れるしかできずにいた。 そんなある日、一人の少女に出会う。 彼女はいつも当たり前のように側にいて、次第に蒼月の心にも変化が現れる。 でも、その出会いは偶然じゃなく、必然だった…!? 胸きゅんありの切ない恋愛作品、の予定です!

短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜

美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...