〇〇少女ワールド ２

箱根

「ようこそ！　箱根へ！　俺は○○少年の誓い少年のオース！　おまえたちの命はもらった！」
　箱根でも○○少年が待ち構えていた。
「タイキック！」
　超能力少女の真理亜はお約束のタイキックを蹴りかます。
「ギャアアアアアアー！？」
　一撃で倒される誓い少年。
「アイドルになれる権利を寄こしなさい！」
「もう、ここにはない。」
「なんですって！？」
　なんとアイドルになれる権利は箱根にはなかった。
「アイドルになれる権利は箱根に運ばれたと見せかけて、ずっとアイドルになれる権利は東京にあったままなのだ。」
「なに！？　騙したな！？」
「今頃、○○少年たちが東京でアイドルになっている頃だろよ。おっおっおっ。バタッ。」
　オースは、ただの往路のボスでしかなかった。
「みんな！　急いで東京に戻るわよ！」
「・・・・・・。」
「みんな！　お家に帰るわよ！」
「おお！　イヤッホー！　キャハ！　アハッ！」
　こうして〇〇少女の復路が開始する。
「ここで復路に挑む前に休憩タイム。」
　創作開始。
「少しの変化でいい。アクセス数が少なくても書き続けられる勇気を。または、そういった作品。スケールの大きい物語から、日常、時事モノまで。」
　直近の課題である。
「〇〇少女ワールドで良いのでは？　日常、時事モノは余裕でＯＫ。問題はメインストーリー。〇〇少女の目的は？　目的を最初から決めて打ち出していなかったところが弱い。「海賊王！」「魔法帝！」何でもよい。何でもよいから打ち上げればいいのだ。」
　後は勝手に走り出す。
「では〇〇少女の目的はなんだ？　アイドル・・・・・・全員が全員でアイドルを目指している訳ではない。そこが〇〇少女ワールドの弱さか？」
　でも、けいおんだろうが、ラブライブだろうが、そんなに出演メンバーがアイドルに拘っている訳ではない。最後に演奏や歌うシーンはあっても、それ１割の日常９割のどうでもいい話ばかりである。親しみや共感かな？　まあ、それで売れるんだから日本は平和である。ストーリーよりキャラクター・デザイン９割の勝利である。
「そう考えると、現在のネット小説投稿サイトは全滅。アニメは二匹目のドジョウばかり・・・・・・終わってる。ギャグ、パロディ、日常ばっかりで終わった。」
　オリジナルって、亡くなったんだね。チーン。
「全てが使用できて、全てが可能。そんなオリジナルの世界観の構築が必要だ。」
　進撃の巨人みたいにオリジナルの頃はウケたが、ただの巨人の実験場というオチは見苦しかった。
　つづく。