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踊るカワイイ紋章
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「私の手、きれいになってる。」
姉の真理亜の手はウイルス感染の影響で荒れまくっていたが普通のきれいな手に戻っていた。
「カワイイ!」
妹の楓が姉の手を見て可愛らしいと喜ぶ。
「カワイイ?」
意味が分からないので首を傾げる姉。
「お姉ちゃんの手にカワイイ女の子の絵が書いてあるよ。」
「え?」
姉は手のひらから手の甲に裏返した。
「ゲッ!? なんじゃこりゃ!?」
真理亜の手の甲には、夢の中で出会った新型ロナウイルスのカワイイ女の子のロナちゃんが描かれていた。そして自由に動くのだ。
「コロナちゃん!?」
「はいー! コロナですー!」
「どうしてコロナちゃんが私の手に!?」
「私は真理亜ちゃんに感染して突然変異した唯一無二の真理亜ちゃん専用の新型ロナウイルスだからです。アハッ!」
コロナちゃんはウイルスなので真理亜の中で生き続けているのだ。
「あのコロナちゃん。恥ずかしいから紋章みたいになるとか、背中に移動してもらうことはできないかな?」
「今は、そういう気分ではありません。」
「そういう問題か!?」
拒否権はウイルスにあった。
「意思を持つって、こんなに素晴らしいことなのね! ランララン~! アハッ!」
タダのウイルスだったがコロナちゃんは自我に目覚め、真理亜の手の甲で自由に踊って喜んでいる。
「カワイイ! 私は楓。コロナちゃん、よろしくね。」
「ありがとう。楓ちゃん。こちらこそよろしくお願いします。アハッ!」
妹とウイルスは仲良くなった。
「コラー!? ウイルス! 私の妹に近づくな! 楓が感染するだろうが!?」
姉は妹とウイルスが仲良くしているので嫉妬した。
「既に私は楓ちゃんの中にもいるのよ。アハッ!」
妹も既にウイルスに感染している。
「それはどういうこと?」
「本当は新型ロナウイルスに感染した真理亜ちゃんと楓ちゃんは死んでいたの。でも、あなたたちのお互いを思いあう姉妹愛に感動したウイルスの私が突然変異を起こして、あなたたち二人の命をつなぎとめているのよ。」
真理亜と楓が奇跡的に生きている理由であった。
「そうだったのね!? 殺人ウイルスに命を助けられるなんて、なんだか複雑な気分だわ!?」
15才の真理亜には素直に受け入れられない部分がある。
「ありがとう。コロナちゃん。コロナちゃんのおかげで、楓と大好きなお姉ちゃんは生きているんだね。助けてくれてありがとう。アハッ!」
まだ6歳の楓の素直な気持ちである。
「どういたしまして。アハッ!」
お礼を言われて少し照れているウイルス。
「おおー! ありがとうございます! ウイルス様! 細菌様! コロナ様!」
「もっと褒めてー! もっと感謝してー! もっと崇めてー! アハッ!」
姉妹とウイルスの共同生活が始まった。
つづく。
姉の真理亜の手はウイルス感染の影響で荒れまくっていたが普通のきれいな手に戻っていた。
「カワイイ!」
妹の楓が姉の手を見て可愛らしいと喜ぶ。
「カワイイ?」
意味が分からないので首を傾げる姉。
「お姉ちゃんの手にカワイイ女の子の絵が書いてあるよ。」
「え?」
姉は手のひらから手の甲に裏返した。
「ゲッ!? なんじゃこりゃ!?」
真理亜の手の甲には、夢の中で出会った新型ロナウイルスのカワイイ女の子のロナちゃんが描かれていた。そして自由に動くのだ。
「コロナちゃん!?」
「はいー! コロナですー!」
「どうしてコロナちゃんが私の手に!?」
「私は真理亜ちゃんに感染して突然変異した唯一無二の真理亜ちゃん専用の新型ロナウイルスだからです。アハッ!」
コロナちゃんはウイルスなので真理亜の中で生き続けているのだ。
「あのコロナちゃん。恥ずかしいから紋章みたいになるとか、背中に移動してもらうことはできないかな?」
「今は、そういう気分ではありません。」
「そういう問題か!?」
拒否権はウイルスにあった。
「意思を持つって、こんなに素晴らしいことなのね! ランララン~! アハッ!」
タダのウイルスだったがコロナちゃんは自我に目覚め、真理亜の手の甲で自由に踊って喜んでいる。
「カワイイ! 私は楓。コロナちゃん、よろしくね。」
「ありがとう。楓ちゃん。こちらこそよろしくお願いします。アハッ!」
妹とウイルスは仲良くなった。
「コラー!? ウイルス! 私の妹に近づくな! 楓が感染するだろうが!?」
姉は妹とウイルスが仲良くしているので嫉妬した。
「既に私は楓ちゃんの中にもいるのよ。アハッ!」
妹も既にウイルスに感染している。
「それはどういうこと?」
「本当は新型ロナウイルスに感染した真理亜ちゃんと楓ちゃんは死んでいたの。でも、あなたたちのお互いを思いあう姉妹愛に感動したウイルスの私が突然変異を起こして、あなたたち二人の命をつなぎとめているのよ。」
真理亜と楓が奇跡的に生きている理由であった。
「そうだったのね!? 殺人ウイルスに命を助けられるなんて、なんだか複雑な気分だわ!?」
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「ありがとう。コロナちゃん。コロナちゃんのおかげで、楓と大好きなお姉ちゃんは生きているんだね。助けてくれてありがとう。アハッ!」
まだ6歳の楓の素直な気持ちである。
「どういたしまして。アハッ!」
お礼を言われて少し照れているウイルス。
「おおー! ありがとうございます! ウイルス様! 細菌様! コロナ様!」
「もっと褒めてー! もっと感謝してー! もっと崇めてー! アハッ!」
姉妹とウイルスの共同生活が始まった。
つづく。
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