〇〇少女ワールド 2

渋谷かな

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新必殺技! 注入!

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「しまった!? 悪ノリしてパワーがでない!?」
 姉の真理亜は攻撃しまくりでエネルギーを使い過ぎてしまった。
「しまった!? カラータイマーを作るのを忘れてた!?」
 お約束の3分過ぎるとピコンピコン光るカップラーメンが出来たことを教えてくれる例の奴である。
「分かった! どこかからか除菌専用のバスターランチャーが現れて、ウイルスモンスターを倒すのね!」
「ないない。」
「アハッ!」
 困った時は笑って誤魔化す姉。
「一つだけウイルスモンスターを倒す方法があるわ。」
「それは何!? 教えて! ロナちゃん!」
「かなり真理亜ちゃんには危険な戦いになるわよ!? それでも聞きたい!?」
「やめとく!」
 変わり身の早さは天下一品な姉。
「コラー!? 話が進まないでしょ!? あんた!? やる気はあるの!?」
「ごめんなさい!? ぶたないで!? 蹴らないで!? 聞きます!? 聞きますから!?」
 ボコられた真理亜。
「注入するのよ!」
「注入?」
「真理亜お姉ちゃんに難しい言葉は理解できません。ペコッ。」
 良く出来た妹。
「ウイルスモンスターに近づいて、直接、私のロナ・ワクチンを打ち込むのよ! アハッ!」
「なんだ~! そんなことか~! 楽勝だね! アハッ! ・・・・・・って、そうなる訳ないだろうが!?」
 最後の手段はウイルスモンスターに直接ワクチンを打ち込むという危険な接近戦だった。
「私に死ねというの!? 嫌よ!? あんな凶暴な危ない奴に近づけるものですか!?」
「大丈夫。お姉ちゃんなら、できるよ。楓のウイルスを分けてあげるね。アハッ!」
 姉は妹からロナちゃんウイルスを分けてもらった。
「ありがとう! 楓! お姉ちゃん、楓のためにも頑張るからね!」
 そして再び立ち上がる真理亜。
「くらえ! ウイルスモンスター! 私がウイルスを除菌する! これが私のロナ・ウイルス・ワクチンだ! ロナ・パンチ! アハッー!」
 真理亜は勇気を出してウイルスモンスターにパンチを打ち込む。
「ギャアアアアアアー!」
 パンチのワクチンに触れたウイルスは除菌されて姿を消していく。
「おまえはもう除菌されている。」
 パンチの一撃でウイルスモンスターを倒した真理亜。
「お姉ちゃん、スゴイ!」
「もっと褒めて! アハッ!」
「真理亜ちゃん、カッコイイ!」
「もっと言って! アハッ!」
 妹とウイルスに褒められて、直ぐに調子に乗る姉。
「悪いウイルスを除菌して、楓の抗体を見つけ出してやる!」
 世界の平和は二の次の優しいお姉ちゃんだった。
 つづく。
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