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隊員の名は
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「答えてもらおうか! もし僕に彼女がいると言っていたらどうしてた?」
イケメン隊員は真理亜の正体よりも質問の選択の回答を尋ねた。
「もちろん彼女持ちなんて助けないから、今頃、ウイルスモンスターに殺されていたでしょうね。アハッ!」
これが真理亜だ。
「君はいったい何者なんだ!? どうやってウイルスモンスターを倒したんだ!?」
やっと本題に入るイケメン隊員。
「それは秘密です。アハッ!」
「ふざけるな! こっちは真面目に聞いているんだぞ!」
「なら真面目に聞くわ。あなたの名前はなんていうんですか?」
「はあ!? 僕の名前と何の関係がある!?」
「あなたは言った。真面目に聞いているから答えろと。だから命の恩人である私もあなたの名前を聞いている。答えるべきじゃない?」
どうも今回の真理亜はおバカではなく、生死の境を見て、少し成長しているみたいだ。
「アース。それが僕の名前だ。」
イケメン隊員の名前は、アース。
「アース! なんて素敵な名前なのかしら! きっとハーフなのね! アハッ!」
「いや、僕は純粋な日本人だ。」
「えー!? ハーフの方がカッコイイのに!? ブー! ブー!」
納得のいかない真理亜。
「さあ! 僕は答えたぞ! 君は何者なんだ!?」
「私の名は真理亜。私は○○少女。」
「○○少女!? それはいったい!?」
「アース!」
その時、ウイルスバスターズの隊員たちの増援が駆けつけてくる。
「どうやらお邪魔虫の登場ね。あなたの記憶以外は全て消去してるから二人だけの秘密ね。じゃあね。アース。アハッ!」
真理亜は空高く消えていく。
「はあ!? 二人だけの秘密って!? 待て! 真理亜! って、人間が空を飛ぶとかありなのか!?」
アース隊員は奇妙な出来事ばかりを目にする。
「おお! アース! おまがウイルスモンスターを倒したのか!」
「え!?」
「すごいぞ! 警視総監賞ものだな! ワッハッハー!」
「はあ・・・・・・。」
納得は言っていなかったが、手柄も立てれて生き残ることもできて、人々をウイルスモンスターの魔の手から救うことができた。
「そうですか。映像に女の子は映っていませんでしたか。」
後日、アースは戦闘記録の動画を確認した。戦闘記録を撮影しているパトカーや装備品を運ぶ特殊車両のカメラの映像には何も映っていなかった。僕のスカウターの映像にも目の前にいた真理亜という少女の姿は映っていなかった。
「おまえ、疲れているんじゃないか? しっかり休めよ。」
戦闘記録を管理している人からも、自分の方が疲れておかしい人間と言われてしまった。
「二人だけの秘密か。」
僕は夢を見ていたのだろうか?
つづく。
イケメン隊員は真理亜の正体よりも質問の選択の回答を尋ねた。
「もちろん彼女持ちなんて助けないから、今頃、ウイルスモンスターに殺されていたでしょうね。アハッ!」
これが真理亜だ。
「君はいったい何者なんだ!? どうやってウイルスモンスターを倒したんだ!?」
やっと本題に入るイケメン隊員。
「それは秘密です。アハッ!」
「ふざけるな! こっちは真面目に聞いているんだぞ!」
「なら真面目に聞くわ。あなたの名前はなんていうんですか?」
「はあ!? 僕の名前と何の関係がある!?」
「あなたは言った。真面目に聞いているから答えろと。だから命の恩人である私もあなたの名前を聞いている。答えるべきじゃない?」
どうも今回の真理亜はおバカではなく、生死の境を見て、少し成長しているみたいだ。
「アース。それが僕の名前だ。」
イケメン隊員の名前は、アース。
「アース! なんて素敵な名前なのかしら! きっとハーフなのね! アハッ!」
「いや、僕は純粋な日本人だ。」
「えー!? ハーフの方がカッコイイのに!? ブー! ブー!」
納得のいかない真理亜。
「さあ! 僕は答えたぞ! 君は何者なんだ!?」
「私の名は真理亜。私は○○少女。」
「○○少女!? それはいったい!?」
「アース!」
その時、ウイルスバスターズの隊員たちの増援が駆けつけてくる。
「どうやらお邪魔虫の登場ね。あなたの記憶以外は全て消去してるから二人だけの秘密ね。じゃあね。アース。アハッ!」
真理亜は空高く消えていく。
「はあ!? 二人だけの秘密って!? 待て! 真理亜! って、人間が空を飛ぶとかありなのか!?」
アース隊員は奇妙な出来事ばかりを目にする。
「おお! アース! おまがウイルスモンスターを倒したのか!」
「え!?」
「すごいぞ! 警視総監賞ものだな! ワッハッハー!」
「はあ・・・・・・。」
納得は言っていなかったが、手柄も立てれて生き残ることもできて、人々をウイルスモンスターの魔の手から救うことができた。
「そうですか。映像に女の子は映っていませんでしたか。」
後日、アースは戦闘記録の動画を確認した。戦闘記録を撮影しているパトカーや装備品を運ぶ特殊車両のカメラの映像には何も映っていなかった。僕のスカウターの映像にも目の前にいた真理亜という少女の姿は映っていなかった。
「おまえ、疲れているんじゃないか? しっかり休めよ。」
戦闘記録を管理している人からも、自分の方が疲れておかしい人間と言われてしまった。
「二人だけの秘密か。」
僕は夢を見ていたのだろうか?
つづく。
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