やっと冒険に出られます

渋谷かな

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ポンタとコウモリ

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「よく来た! 勇者ポンタよ!」
 義父のアレフガル王国の国王がポンタを迎える。
「だから僕は勇者ない。カードマスターだ。」
 ポンタ。16才の少年。職業はカードマスター。所持しているのは道端で拾ったゴットカード。
「新しい伝説の情報だ。コウモリを100匹倒したら死んだ人間が生き返るそうだ。」
「毎回このパターンなのね。」
 ポンタは新しい伝説を受注した。

「なに? 赤スライムがやられただと。」
 魔王のお城で魔王ドラゴン・キングは赤スライムが倒されたと使い魔から知らされる。
「ふざけるな。赤スライムがやられるはずがないだろう。」
「いいえ。魔王様。新しい勇者が現れて、赤スライム100匹を倒したのです。更には禁呪で巨大化した赤スライム・ナイトも倒されました。」
「なに!? 赤スライム・ナイトもか!?」
 魔王はポンタの存在を認めました。
「コウモリ!」
「コウコウ。」
 コウモリが現れる。
「行って新しい勇者を倒せ! 赤スライムの仇を討ってこい!」
「コウコウ!」
 コウコウはポンタ抹殺計画を授かり出陣した。

「どうかしら? ゴットカードの仲間たちと仲良く遊べる公園があるというのは?」
 ゴットカードに封印されたロナ姫がポンタに新アイデアを創作する。
「モンスターをゴットカードに封印して扱うことができだけでなく、ゴットカードで箱庭ゲームまで実装するきですか?」
 ポンタは姫の提案に否定的だった。
「酷い! あんまりよ! 私はポンタのことを思ってアイデアを考えたのに! 私のことが好きじゃなくなったのね!」
「ええ!? そんなことはありません! 姫のことが大好きです!」
「なら私のアイデアは採用ね。アハッ!」
 姫は魂になっても強かった。
「ということでポンタ。ゴットカードの仲間たちと楽しく遊べるポンタ公園の完成よ。ここでモンスターをつまんだり、経験値やお金、ここでしか得られないアイテムが貰えるのよ。」
「やったー! 嬉しいな! わ~い!」
 大喜びのポンタ。
「さあ! ポンタ! 私を生き返らせるためにコウモリ100匹を倒しに行くのよ!」
「おお!」
 ポンタは町の外に出た。

「コウコウ!」
 コウコウ100匹が現れた。
「いでよ! 歩兵さん!」
「おお!」
 ポンタはゴットカードから歩兵さんを召喚する。
「いでよ! みんな!」
「おお!」
 弓兵、魔法使い、僧侶、重装兵、スライム、スライム・ナイト、赤スライム、赤スライム・ナイトも召喚される。
「みんなで赤スライムを100匹狩るぞ!」
「おお!」
 歩兵さんたちは赤スライムと戦う。正に混戦、乱戦である。
「やったー! クエストを達成だ!」
 歩兵さんたちはコウモリを100匹倒した。
「・・・・・・姫が生き返らない? また嘘の伝説だったか。」
 死人を生き返らせる伝説は嘘だった。
「コウコウ。」
 倒されたコウコウの様子が変だ。一つに集まって合体する。
「コウコウ!」
 巨大なコウモリ・ナイトが現れた。
「そっちがその気なら、こっちだって! ゴット・パワー! 注入!」
 ゴットカードの力が歩兵さんに注ぎ込まれる。
「光ある所に影もあり! 影の騎士シャドー・ナイト! 参上!」
 歩兵さんが影の騎士シャドー・ナイトに変身した。
「いくよ! シャドー・ナイト!」
「おお! 必殺! シャドー・スラッシュー!」
 シャドー・ナイトが必殺技でコウモリ・ナイトを攻撃する。
「ギャアアアアアアー!」
 コウモリ・ナイトは倒された。
「正義は勝つ!」
 勝ち名乗りをあげるシャドー・ナイト。
「やったー! 勝った! わ~い!」
 大喜びのポンタ。
「姫! 必ず生き返らせてみせます!」
 ポンタは青い空に誓うのであった。

ポンタ
2戦2勝
お金3000円

歩兵
レベル3
全ステータス6
・特になし

影の騎士シャドー・ナイト
レベル100
全ステータス200
・シャドー・スラッシュ

弓兵
レベル3
全ステータス6
・遠距離攻撃

魔法使い
レベル3
全ステータス6
・攻撃魔法

重装兵
レベル3
全ステータス6
・防御

僧侶
レベル3
全ステータス6
・回復魔法

スライム
レベル2
全ステータス4
お金10円

スライム・ナイト
レベル3
全ステータス6

赤スライム
レベル3
全ステータス6
お金20円

赤スライム・ナイト
レベル5
全ステータス10

コウモリ
レベル3
全ステータス6

コウモリ・ナイト
レベル6
全ステータス12
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