やっと冒険に出られます

渋谷かな

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アースと伝説の騎士

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「いくぞ! 魔王! 待っていろ!」
 アースは魔王城を進んでいく。
「体がボロボロだ。歩くのがやっとだ。」
 アースはプルートとの激しい死闘で疲れ切っていた。

ピキーン!

 その時、アースは何かを感じ取った。
「なんだ!? この邪悪な気配は!?」
「アクアク!」
 悪魔が現れた。

悪魔
レベル34
全ステータス68
お金340円

「いでよ! アース・ナイト!」
「おお!」
 アースはゴットカードからアース・ナイトを召喚する。
「アクアク!」
 悪魔の攻撃。
「ウワアアアアアー!」
 アース・ナイトはダメージを受ける。
「クソッ!? ダメージが大きすぎて体が思う様に動かない!?」
 アース絶体絶命の危機。
「逃げるんだ! 逃げるしかない! 逃げながら地球のみんなの力を分けてもらおう!」
「おお!」
 アースは悪魔から逃げることを選択した。
「アクアク!」
 悪魔はアースを追いかけてくる。
「地球のみんな! 俺にパワーを分けてくれ! 俺と一緒に世界を救おう! 地魔法! トゥギャザー!」
 アースは地球の生きとし生けるもののエネルギーを分け与えてもらおうとした。

ピカーン!

 アースの元に世界全土から地球エネルギーが集まってくる。蚊もミジンコもアリさんからもである。廃棄物に核ミサイル、どこかの国の独裁者からもである。
「おお! 体力が回復していく!」
 みんなの地球エネルギーのおかげでアースの傷が回復していく。

チャラーン!

 そして、アースに集まった地球エネルギーが剣や鎧に形を変えていく。
「これは!?」
 そして武具になった地球エネルギーがアース・ナイトに装着していく。
「地球の騎士の装備!?」
 地球の剣、アース・ソードなど地球の騎士の装備一式が装備された。
「スゴイ! これが地の騎士の装備! 力が湧いてくる! 力が漲ってくる! みんなの地球を感じるぜ!」
 アース・ナイツからアース・エネルギーの神々しい光があふれ出る。
「よし! やってやるぜ! いくよ! アース・ナイツ!」
「おお! 必殺! アース・ナイト・ソード・スラッシュー!」
 アース・ナイトが攻撃する。
「ギャアアアアアアー!」
 悪魔を倒した。
「一撃で悪魔も倒しちゃった!?」
 地の騎士の装備を手に入れたアースは限りなく強くなった。
「これなら、あいつに勝てるかもしれない! サターンに!」
 アースはまだ見ぬ魔王より、一度戦ったことがある土の騎士サターンに照準を合わせていた。

アース
297戦296勝1敗1引き分け
お金4100円

騎士さん
レベル52
HP54
MP54
攻撃力52
防御力52
素早さ52
魔法力52
運52

道具
・毒消し草2
・プリンセス・ラブ

装備
武器 地の剣 攻撃力100
腕  地の盾 防御力30
頭  地の兜 防御力20
体  地の鎧 防御力50
装飾 なし

必殺技
・投石
・連続投石
・投剣 
・火を摩擦でつける
・火投剣
・ファイア・ソード・スラッシュー!
・ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!
・アースエネルギー
・地の魔法 アース・シェイク!
・地の魔法 ギャザー!
・地の魔法 トゥギャザー!
・地の魔法 アース・リカバー!
・地の魔法 アース・オーラ!
・アース・ナイト・スラッシュー!

耐性
・毒1
・火5
・地3

「俺は遂に地の騎士の装備を手に入れたんだ! よし! 魔王を倒してこの戦いを終わらせるぞ!」
 アースは意気揚々と魔王城を進んでいく。

ピキーン!

 その時、アースは何かを感じ取った。
「この感覚は!? ドラゴンか!?」
「ドラドラ!」
 赤ドラゴンが現れた。

赤ドラゴン
レベル35
全ステータス70
お金350円

「いくよ! アース・ナイト!」
「おお! 必殺! アース・ナイト・ソード・スラッシュー!」
 アース・ナイトが必殺技で攻撃する。
「ギャアアアアアアー!」
 赤ドラゴンを倒した。
「すごい! 地の騎士の装備があれば俺は無敵だ!」
 アースは自分の強さに有頂天になる。

アース
298戦296勝1敗1引き分け
お金4460円

騎士さん
レベル52
HP54
MP54
攻撃力54
防御力52
素早さ52
魔法力52
運52

道具
・毒消し草2
・プリンセス・ラブ

装備
武器 地の剣 攻撃力100
腕  地の盾 防御力30
頭  地の兜 防御力20
体  地の鎧 防御力50
装飾 なし

必殺技
・投石
・連続投石
・投剣 
・火を摩擦でつける
・火投剣
・ファイア・ソード・スラッシュー!
・ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!
・アースエネルギー
・地の魔法 アース・シェイク!
・地の魔法 ギャザー!
・地の魔法 トゥギャザー!
・地の魔法 アース・リカバー!
・地の魔法 アース・オーラ!
・アース・ナイト・スラッシュー!

耐性
・毒1
・火5
・地10

「でも、あれだな。地の騎士の装備でこんなにステータス補正が入るなら、俺が土の騎士の装備を身に着けているサターンに勝てない訳だ。」
 確かに地の騎士の装備前のアースと土の騎士の装備を身に纏っているサターンではステータスの差が100以上あった。
「そもそも騎士の装備シリーズって誰が作ったんだろう?」
 アース、素朴な疑問。
「それは神だ。」
 その時、どこかからか声が聞こえてきた。
「ストスト!」
 石マンが現れた。

石マン
レベル36
全ステータス72
お金360円

ピキーン!

 その時、アースは何かを感じ取った。
「どこか懐かしいような!? そうだ! ゴーレム師匠と同じ匂いがする!」
 アースを地の騎士に目覚めさせたのはゴーレムであった。
「ゴーレムは私の弟だ。」
「ええー!? 師匠のお兄さんですか!?」
 現れた石マンはゴーレム師匠の兄貴だった。
「我々、石や土でできた体の者にはそれぞれ文字や記憶が残されている。だから騎士の誕生する方法や、騎士や騎士の装備ができた経緯の歴史を知っている。」
 石マンやゴーレムは長生きであった。
「騎士とはいったい何者なんですか!?」
「騎士とは伝説だ。」
「伝説!?」
「世界に悪が現れた時に、世界の平和に導くように神が与えた希望の戦士。それが騎士だ。神は悪と戦うためにそれぞれの騎士の装備を与えたのだ。」
 騎士の正体は神が創った正義のヒーローであった。
「でも、それならどうして悪側に伝説の騎士がいるんですか?」
「詳しいことは分からない。魔王に洗脳されたか、自らの生い立ちに不幸があったのか、悪側に子供のころから育てられたのか。」
 悪役の騎士のプルートやサターンにもエピソードがあるのだろう。
「これだけは言える。元々、全ての騎士は仲間だった。」
「ええー!? 騎士は全てお友達だったんですね!?」
「そうだ。騎士同士で戦うなど騎士道精神にも劣る行為だ。」
 騎士には日頃の行いの規範となる騎士道精神の教えがある。例えば、朝、人に会ったら「おはよう」と挨拶する。または知らない人についていかないとかだ。
「地の騎士よ。いや、アースよ。おまえが騎士たちを一つにまとめ、本当の悪と戦うのだ。」
「本当の悪? それはいったい誰のことなんですか?」
 魔王ドラゴン・キングではなく、本当の悪がいるらしい。
「それは・・・・・・。」

ガシャン!

 その時だった。新手が現れて石マンを真っ二つにしてしまう。
「石マン!?」
「アース・・・・・・おまえが伝説の騎士になるのだ・・・・・・この世界を頼んだぞ!」
 そういうと石マンは粉々に崩れていった。
「兄貴ー!」
 アースの虚しい叫び声だけが響く。
「全くおしゃべりな奴だ。アクアカ!」
 悪魔・改が現れた。

悪魔・改
レベル37
全ステータス74
お金370円

「おまえはさっき倒した悪魔!?」
 アースが倒した悪魔が生き返ったのであった。
「その通り! 私は魔王様の魔力で生き返ったのだ! ケッケッケ!」
 恐るべし魔王の魔法力。
「クソッ!? ドラゴン・キングめ!?」
「ドラゴン・キング? おまえ何か勘違いしていないか?」
「なに?」
「ドラゴン・キングは魔王軍の裏切り者だ。本当の魔王様は他にいるぞ。」
「なんだって!?」
 今明かされる驚愕の真実。
 つづく。
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