やっと冒険に出られます

渋谷かな

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ざまあされるアースと大魔王

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「なんだって!? 他に魔王がいるだって!?」
 アースは驚きの連続である。
「そうだ。その名も大魔王べーコン様だ!」
「大魔王べーコン!?」
 遂に、その名を現した大魔王ベーコン。
「そうだ! 大魔王ベーコン様は人間界を支配するべくドラゴン・キングを人間界に送り込んだ。それなのに人間の姫なんかとじゃれ合い人間を皆殺しにして大魔王ベーコン様に人間界を献上する使命を忘れてしまったのだ。」
 魔王ドラゴン・キングは人間のことが好きだった。
「なんだって!? じゃあ!? まさか!? 姫のドラゴンは!?」
「そうだ。あれがドラゴン・キングだ。」
「なんですと!?」
 今明かされる驚愕の事実。
「ということは魔王ドラゴン・キングの背中に乗って好き勝手してこき使っているということですか!?」
 はい。その通りです。
「それに起こった大魔王ベーコン様が人間界に悪魔たちを放たれたのだ。これで人間たちはおしまいだ。ケッケッケ!」
 人間界に悪魔がたくさん放たれた。
「そうはさせるか! 俺がいる限り悪魔! おまえたちの好きにはさせないぞ!」
 アースは世界の平和のために勇気を振り絞る。
「できるかな! 大魔王ベーコン様の魔力で甦った私は以前の私ではないぞ! より凶暴で! より強くなっているのだ!」
 悪魔・改もアースの前に立ち塞がる。
「おまえを倒す! いくよ! アース・ナイト!」
「おお! 必殺! アース・ナイト・ソード・スラッシュー!」
 アース・ナイトが必殺技で攻撃する。
「ギャアアアアアアー!」
 悪魔・改を倒した。
「正義は勝つ!」
 アース・ナイトは勝ち名乗りをあげる。
「やったー! 勝った! わ~い!」
 大喜びのアース。

アース
299戦297勝1敗1引き分け
お金4800円

騎士さん
レベル52
HP54
MP54
攻撃力54
防御力54
素早さ52
魔法力52
運52

道具
・毒消し草2
・プリンセス・ラブ

装備
武器 地の剣 攻撃力100
腕  地の盾 防御力30
頭  地の兜 防御力20
体  地の鎧 防御力50
装飾 なし

必殺技
・投石
・連続投石
・投剣 
・火を摩擦でつける
・火投剣
・ファイア・ソード・スラッシュー!
・ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!
・アースエネルギー
・地の魔法 アース・シェイク!
・地の魔法 ギャザー!
・地の魔法 トゥギャザー!
・地の魔法 アース・リカバー!
・地の魔法 アース・オーラ!
・アース・ナイト・スラッシュー!

耐性
・毒1
・火5
・地10

「これで勝ったと思うなよ・・・・・・悪魔は・・・・・・大魔王ベーコン様を倒さない限り何体でも生み出されるのだからな! ケッケッケ!」
 そういうと悪魔・改は消えて無くなった。
「恐ろしい相手だった。」
 アースは悪魔との戦いはこれまで以上に過酷を極めると感じていた。
「白ドラドラ!」
 白ドラゴンが現れた。

白ドラゴン
レベル40
全ステータス80
お金400円

「ドラゴン!? 魔王の手先か!?」
 アースはドラゴンの登場に警戒する。

ピキーン!
 
 その時、アースは何かを感じ取った。
「俺に背中に乗れっていうのか?」
「ドラ。」
 アースは白ドラゴンに促され背中に乗った。
「ドラドラ!」
「ウワアアアアアー!?」
 ドラゴンは空に舞い上がり飛び立った。

「すごいな! 空から見る景色は! 何もかも初めて見る世界だ!」
 アースはドラゴンの背中から見る空の世界に心が躍った。
「ドラ!」
 その時、白ドラゴンが鳴いた。
「なんだ!? 空飛ぶ城!?」
 アースの目の前に空を飛ぶお城が空に浮いていた。
「ドラドラ!」
 白ドラゴンは空飛ぶ城に入っていく。

「遅かったわね! アース!」
「ロナ姫!?」
 お城の中にはロナ姫が待ち構えていた。
「ドラ。」
 姫のドラゴンも一緒にいた。

ドローン!

 その時、ドラゴンは人間の姿に変化した。
「ウワアアアアアー! ドラゴンが人間になった!?」
 アースはその光景に驚く。
「初めまして。私が魔王ドラゴン・キングです。」
「やっぱり!」
 アースは悪魔から聞いた話が本当であると確信した。
「私は魔界で大魔王ベーコンから人間を皆殺しにするように言われてやって来たのですが、お約束で姫をさらいに行った時に姫の美しさに心を奪われて、姫を殺さずに誘拐してしまいました。」
「私って、罪な女ね。」
 自分の美しさに酔いしれる姫。
「そして私と姫がスワンプの洞窟で新婚生活を幸せに過ごしていました。」
「え!? 新婚生活!?」
「はい! 私は新妻だったのです!」
 なんと姫と魔王は結婚していた。
「だから俺に厳しくドラゴンの背中から蹴り落とす仕打ちを繰り返したのか!?」
「はい! その通り! アハッ!」
「笑って誤魔化すな!」
 姫はアースのことなどミジンコほどに好きではなかった。
「ごめんね。アース。私が好きなのはドラちゃんなの。」
 ざまあされるアース。
「良かったです。おめでとうございます。お二人はお似合いですよ。」
 アースは姫と魔王を祝福した。
「やったー! これでストーカー女から解放だ! 俺は自由の身だ! ワッハッハー!」
 大喜びのアースはざまあを返す。
「なんかムカつく。」
 釈然としない姫。

「アース。これからあなたは伝説の騎士として、魔王ベーコンと戦わなければいけません。」
 いよいよ次の冒険の物語が始まる。
「よし! やってやるぜ! 大魔王だかゲジゲジ眉毛だろうが、俺が倒してやるぜ!」
 アースは戦う気が十分である。
「そのためには他の騎士たちと協力しなければ大魔王ベーコンは倒せません。」
 アースの他にも伝説の騎士はたくさんいる。
「他の騎士? マーキュリーとかサターンとかプルートってことか?」
 アースが知っている騎士たちである。
「これから更に厳しい戦いが待っているでしょう。そこで私たちドラゴンが伝説の騎士に力を貸しましょう。」
「ドラゴンが!?」
 ドラゴン・キングがアースたち騎士の手助けをしてくれるという。
「アース。地の騎士のあなたにはアース・ドラゴンが力を貸してくれるでしょう。」
「アース・ドラゴン。」
「地球のどこかにいるはずです。後は探してね。」
「丸投げかい!?」
 アース・ドラゴンは地球のどこかにいるようだ。
「あなたがアース・ドラゴンを見つけるまで、白ドラゴンを貸してあげましょう。」
 アースは白ドラゴンを手に入れた。
「よろしくな。白どら焼き。」
「ドラ?」
 白どら焼き。美味しそうな名前であった。
「いくぜ! 大魔王ベーコン! 地球のみんなは俺が救う!」
 アースの新たな冒険が始まる。
 つづく。
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