最強の幽霊、癒し女のおみっちゃん

渋谷かな

文字の大きさ
63 / 85

7-1-1

しおりを挟む
「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」
この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるようなキャラ文芸的な日常を描く。
「それを拒否する。」
拒否女の乃木子とおみっちゃんの友情の物語である。
「エヘッ。」
エヘ幽霊のおみっちゃんが笑って誤魔化して始まり。

「新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。」
乃木子とおみっちゃんが晴れ着姿で正座で頭を下げて新年の挨拶をする。これを書いているのは12月28日だが、投稿する頃にはお正月だろう。
「それを拒否する。」
「エヘッ。」
今年も、おそらく強力な拒否女とエヘ幽霊のツートップでお送りします。

「食べ尽くしてやる!」
ここは妖界のコンビニ桔梗屋。餓鬼の餓ッ鬼ーの怒りが爆発している。
「それは拒否する。」
「まあまあ落ち着いて、餓ッ鬼ー。」
なだめる乃木子とおみっちゃん。
「どうして私は新年の挨拶に参加していないのよ!? まだ3キャラクターしかいないのに!?」
餓ッ鬼ーは新年の挨拶に呼んでもらっていないことを怒っている。
「その分、新春ポスターのイメージガールにしてあげたじゃない。」
餓ッ鬼ーは妖界のコンビニ桔梗屋のイメージガールとして全国にポスターが貼られた。
「それと新年の挨拶は別よ。」
その割には餓ッ鬼ーはうれしそうだった。
「それにしてもお正月の晴れ着は妖怪・あやかしの間でも大人気ですね。」
「きっと人間に興味がある妖怪・あやかしが多いのね。」
「やっぱりモデルがカワイイ私だから売れるのよ。」
3人が3人とも商品が売れるのは、自分のおかげだと思っていた。
「あの・・・乃木子社長。」
そこにコンビニ店員が乃木子に声をかける。
「なに!?」
ギロッと店員のお化けを睨む乃木子。
「ヒイイイ!? 全国寺社仏閣協会からお電話です。」
「それを先に言って!」
乃木子はコンビニ店員に八つ当たりする。
「もしもし。」
乃木子が電話に出る。
「乃木神社の乃木子さん? 今、他の神社仏閣が乃木神社に攻みました。」
「なんですって!?」
電話は乃木子の乃木神社に敵が攻めてきたというものだった。
「応戦しないと負けになり、神社仏閣を失うことになりますよ。」
「ええ!?」
乃木子、人生最大のピンチ。
「それでは失礼します。」
電話は一方的にきられた。」
「神社仏閣ロワイヤルなんて、忘れてた・・・。」
乃木子は神社仏閣ロワイヤルなんて、打ち上げただけで、いつまでも開催されないので放置イベントだと思っていた。
「ど、どうすればいいの!?」
「拒否ばかりしてるから、こういう目にあうんですよ。私みたいに皆さんを癒さないと。」
「そうよ。私にもっとパンケーキとか、人間をサービスしなさい。」
困っている乃木子におみっちゃんと餓ッ鬼ーは容赦なく畳みかける。
「あんたたちの提案を拒否する! て、言うか、なにバカなことを言っているの。乃木神社が取られたら、あんたたちみたいなカワイイ妖怪・あやかしはキャバクラ・風俗に売り飛ばされるわよ!」
「かわいいだなんて。エヘッ。」
「おみっちゃん、そこ笑うとこじゃないから。」
「ギャア!? 幽霊なのに夜のお姉さんになるのは嫌~!!!」
やっとおみっちゃんは事態を把握した。
「餓ッ鬼ーも悪い飼い主だったら、パンケーキなんて食べさせてもらえないのよ。」
「ギャア!? それは困る!?」
餓ッ鬼ーも事態を把握した。
「急いで乃木神社に戻るわよ!」
「おお!」

つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

椿の国の後宮のはなし

犬噛 クロ
キャラ文芸
架空の国の後宮物語。 若き皇帝と、彼に囚われた娘の話です。 有力政治家の娘・羽村 雪樹(はねむら せつじゅ)は「男子」だと性別を間違われたまま、自国の皇帝・蓮と固い絆で結ばれていた。 しかしとうとう少女であることを気づかれてしまった雪樹は、蓮に乱暴された挙句、後宮に幽閉されてしまう。 幼なじみとして慕っていた青年からの裏切りに、雪樹は混乱し、蓮に憎しみを抱き、そして……? あまり暗くなり過ぎない後宮物語。 雪樹と蓮、ふたりの関係がどう変化していくのか見守っていただければ嬉しいです。 ※2017年完結作品をタイトルとカテゴリを変更+全面改稿しております。

あまりさんののっぴきならない事情

菱沼あゆ
キャラ文芸
 強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。  充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。 「何故、こんなところに居る? 南条あまり」 「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」 「それ、俺だろ」  そーですね……。  カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta
キャラ文芸
恋と友情、そして命を懸けた決断。青春は止まらない。 世界を股にかける財閥の御曹司・嘉位は、U-15日本代表として世界一を経験した天才投手。 しかし、ある理由で野球を捨て、超エリート進学校・和井田学園へ進学する。 入学式の日、偶然ぶつかった少女・香織。 彼女は、嘉位にとって“絶対的替えの効かない、唯一無二の存在”だった。 香織は、八重の親友。 そして八重は、時に未来を暗示する不思議な夢を見る少女。 その夢が、やがて物語を大きく動かしていく。 ゴールデンウィーク、八重の見た夢は、未曾有の大災害を告げていた。 偶然か、必然か……命を守るために立ち上がる。 「誰も欠けさせない」という信念を胸に走り続ける。 やがて災害を未然に防ぎ、再びグラウンドへと導く。 その中で、恋もまた静かに進んでいく。 「ずっと、君が好きだった」告白の言葉が、災害と勝負を越えた心を震わせる。 それぞれの想いが交錯し、群像劇は加速する。 一人ひとりが主人公。人生に脇役はいない。 現代ファンタジーとリアルが交錯する青春群像劇。 本作は小説家になろう、オリジナル作品のフルリメイク版です。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

処理中です...