伝説の生き物、エクスカリパー。

渋谷かな

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ジャニュアリー3

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ここはジャニュアリー洞窟。翼のある蛇を倒した俺と兄貴は、金塊を求めて更に洞窟の奥へと進んでいく。
「ガオー!」
新たに伝説の化け物が現れた。
「また翼のある蛇!?」
化け物の姿はアンピプテラとほぼ同じだった。
「あれはヴイーヴルだ。」
「ヴイーヴル?」
兄貴は化け物を知っているようだった。
「奴の瞳を見ろ。」
俺は言われた通りヴイーヴルの瞳を見ると光っていた。
「光ってる!?」
「あれは宝石だ。」
「宝石!?」
俺は宝石と聞いて身を乗り出してヴイーヴルの瞳を見た。
「そう、ダイヤモンドかガーネットだ。あの宝石を手に入れたものは世界一のお金持ちになれるという伝説の宝石だ。」
「世界一のお金持ち!?」
俺は世界一のお金持ちになれるという兄貴の言葉にヴイーヴルを狩って絶対に宝石を手に入れると心に決めた。
「いでよ! さすがのエクスカリパー!」
「おお!」
俺はヴイーヴルの前に姿を現し、鞘から変剣エクスカリパーをスムーズに抜いた。
「おい!? 待て!? 相棒!?」
兄貴は俺を呼び止めるが金に目が暗んだ俺の耳には聞こえなかった。
「いくぞ! エクスカリパー! 必殺! エクスカリパー・スラッシュだ!」
「おお! エクスカリパー・スラッシュ!」
俺とエクスカリパーは必殺の一撃をヴイーヴルにお見舞いする。
「ガオー!?」
俺はヴイーヴルを倒した。
「ああ!? 宝石が!?」
ヴイーヴルが倒されると宝石も灰になってしまった。
「ヴイーヴルを倒すと宝石も無くなってしまうんだ。」
「そんな!? 俺の宝石が・・・世界一のお金持ちの夢が・・・。」
俺は宝石が無くなったのでガッカリ気落ちした。
「まあ、そんなに気を落とすな。きっと次は大物だ!」
兄貴は俺の肩に手を乗せ慰めてくれる。
「はい! 兄貴! よし! 次こそはお金持ちになるぞ!」
俺はすぐにお金持ちの火が再点火する。
「いくぞ! 相棒!」
「おお!」
俺と兄貴の強欲は前に進む勇気が溢れている。


俺と兄貴はジャニュアリー洞窟の奥へと進んでいく。
「ああ、面倒くさい。」
「本当に人使いが荒いよな。」
洞窟の奥から男女の話声が聞こえてくる。
「声が聞こえる?」
「静かに。気づかれるぞ。金塊を守るボスかもしれない。」
俺と兄貴はひっそりと洞窟の奥を覗いた。
「竜人というだけで、人前に出ても違和感がないと思っているんだから、あの方にも困ったものだ。」
「私なんか顔は出せても羽と尻尾は出せないから全身を服で隠している訳だし、楽しくも何ともない。」
竜の人間の男と半竜半人の女が岩に腰を下ろしてお茶を飲みながら話している。
「竜の擬人化が喋っている!?」
「あれは竜人とメリュジーヌだ。この洞窟は竜もどきばっかりだな。」
博学の兄貴は何でも知っている。
「ん? 人間の臭いがする?」
「誰だ!? そこに隠れているのは!?」
竜人とメリュジーヌに気づかれた。
「しまった!?」
俺は新たな竜たちとの戦いを予感して緊張が走った。

つづく。
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