伝説の生き物、エクスカリパー。

渋谷かな

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マーチ3

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ここはフェブラリー村とディセンバー城の間の道。
「高波だ!?」
アインたちの元にやって来た波は満ち引きを繰り返し、強い高波へと成長して襲いかかってくる。
「ギャア!?」
「助けて!?」
高波はボナコンとタラスクの親子を流してしまう。
「クエレブレ!」
「ガオー!」
水の妖精シャナの言葉にクエレブレが翼を広げて空へと離陸準備に入る。
「みんな! クエレブレの背中に乗って!」
「おお!」
アインたちはクエレブレの背中に急いで乗り込む。
「ガオー!」
クエレブレは全員が乗り込んだのを見届けると翼を羽ばたかせ空へ飛ぶ。
「うわあ、死ぬかと思った。」
「助かったわ。ありがとう。」
「どんなもんよ。エヘヘッ。」
感謝されたシャナは少し照れくさそうにしていた。
「それにしても辺り一面が水!? まさに海だ!?」
アインはクエレブレの背中から道であった所を見ると水しかなく、川や湖というよりは海のように見えた。
「誰だ!? うちの子をいじめたのは!?」
その時、怒れる大きな女の声が聞こえてくる。
「竜!? いや、違う!? 化け物だ!?」
「あれがレヴィアタンよ!?」
波のある水面から普通の竜の何倍もの大きさのある怪物のように大きな竜が現れる。
「おまえたちか、うちのタラスクをいじめたのは?」
レヴィアタンは怒りで目が血走っていた。
「違います。僕だ。」
タラスクを倒したワイバーンは自ら名乗りです。
「ワイバーン!?」
アインたちはワイバーンの予期せぬ行動に動揺する。
「僕が犠牲になれば、みんな無事で先に進んで、ディセンバー城に向かってください。」
ワイバーンは軽く笑みを浮かべ、レヴィアタンに向かって行こうとする。
「待て、ワイバーン。」
その時、アインがワイバーンの肩に手を置き、ワイバーンが進むのを止める。
「俺たちでレヴィアタンを倒そう。」
「え?」
アインの発言にワイバーンは意表をつかれる。
「俺たちには伝説の生き物がついてるんだからな。」
アインはエクスカリパーに手を当てる。
「よく言った、アイン。友を見捨てて先に進むより、仲間を守るために戦う。まさに騎士道精神だ。」
エクスカリパーもアインの提案に賛同して共に戦ってくれる。
「相手は化け物だけど、勝てるかな?」
アインは前にそびえるレヴィアタンを見ながら緊張を隠せない。
「余裕だ。アイン、今度こそ、超必殺、エクスカリパー・ホーリー・スラッシュだ。私に切れないものはない。」
騎士の中の騎士、聖なる光の騎士エクスカリパーは自信に溢れていた。
「よし! いくぞ! エクスカリパー!」
そのエクスカリパーの自信はアインにも伝染するのであった。


ここはディセンバー城。魔王の手下の上官エイブラムと3つ首竜のアジ・ダハーカが戦おうとするが、3つ首の守護竜ズメイが立ちはだかる。
「くらえ! 必殺! ドラゴン・ファイア!」
アジ・ダハーカは口から炎を吐いて、エイブラムを攻撃しようとする。
「ガオー!」
しかし、ズメイが口から炎を吐き、炎と炎を相殺させる。
「どけ! ズメイ! 邪魔をするな!」
エイブラムを倒しディセンバー城の人々を救いたいアジ・ダハーカはズメイの説得を試みる。
「・・・。」
しかしエイブラムに洗脳されているズメイは何も言ってはくれない。
「いいのか? アジ・ダハーカ? ズメイを攻撃して? 黒竜が目覚めるぞ?」
「なに!?」
ズメイは守護竜でもあり、攻撃され相手を敵と認識すると残虐な黒竜へと姿を変えてしまう変化する竜であった。
「ガオー!」
ズメイの体が3つ首竜から12首竜の黒竜の姿に変わり始めた。

つづく。
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