伝説の生き物、エクスカリパー。

渋谷かな

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エイプリル1

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ここはディセンバー城。
「やった! 遂にお金持ちになったぞ!」
先の戦いで城主のスイティ、婿養子のザッハーク、ケイティ姫が戦死したために、貧乏なアインはディセンバー城の城主に暫定的であるがなることができました。


ここはエイプリル花畑。春のような地域で、陽気な気候から、色々な生き物が集まってくるという。
「何としても伝説の生き物を手に入れなければ。」
ウァズワースはエイプリル花畑にいた。
「そうです。ゴブリン最強のホブゴブリンも一撃で倒されましたからね。」
ウァズワースの部下、お供のゴブリンのクポクポである。
「鎧ではない。武器に魂が宿った伝説の生き物を手に入れなければ、アインのエクスカリパーには勝てない。」
ウァズワースはアインの師匠オーガスを演じ、目の前で見てきたから実感している。鎧よりも武器の伝説の生き物の方が強いと。
「ウァズワース様!? あれはニーズヘッグですよ!? 世界の終末を生き残るといわれている竜です!?」
お花畑に巨大な竜が現れた。
「ラグナロクか? 今の私は世界の終末に興味はない。見逃してやろう。」
ウァズワースは伝説の生き物しか関心が無かった。
「おまえさんたちうるさいぞ。ゆっくり昼寝もできん。」
その時、近くのお花畑で眠っていたドワーフが昼寝を邪魔されて起きてきた。
「すまない。起こすつもりはなかったのだが。」
ウァズワースは本当に伝説の生き物にしか興味が無く、関係ない者に危害を加えようと思わなかった。
「おまえたちは伝説の生き物に興味があるのか?」
「知っているのか!? 伝説の生き物について!?」
ウァズワースはドワーフが伝説の生き物について話をふってきたので食いついた。
「ああ、知っているとも。例えば、神オーディンの持つグングニルの槍も伝説の生き物だと言われている。その槍の材料は世界樹ユグドラシルの枝とも言われている。」
「ユグドラシル!?」
ドワーフの話は神オーディンや世界樹ユグドラシルなど、ウァズワースは架空の存在と思っていた話ばかりだった。
「さっきのニーズヘッグはユグドラシルを住処にしているとも言われている。後を追えばユグドラシルに連れて行ってくれたかもしれないぞ。」
「なに!?」
話を聞いてウァズワースは周囲を見渡すが、ニーズヘッグはどこにもいない。
「クポクポ! ニーズヘッグを探すんだ!」
「はい! 分かりました!」
クポクポは一生懸命にニーズヘッグを探す。
「伝説の生き物のことを知っている、あなたは?」
「私はファフニール。ただの鍛冶屋のドワーフだよ。」
ドワーフの名前はファフニール。
「人間は少し攻撃力の高い武器にラグナロクやファフニールなど、勝手に人の名前を付けて、歴史を変えてしまう。まったく迷惑な話だ。人間よりもドワーフの方が正しく伝承を後世に伝えているだけだ。」
ファフニールは得意げにドワーフのことを誇らしく語る。
「おまえは伝説の生き物は武器が最強と思っているみたいだが、盾は見たことがあるのか?」
「盾? 盾ですか?」
ウァズワースは予想外の言葉に戸惑う。
「そうだ。伝説の生き物の盾は、伝説の生き物の武器の攻撃を受け止める。さらに伝説の生き物の盾は攻撃もできる。」
「なんと!?」
ウァズワースはファフニールの言葉に惹かれていくのだった。

つづく。
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