伝説の生き物、エクスカリパー。

渋谷かな

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エイプリル4

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ここはディセンバー城。アインとイリーナの結婚式は悪の大神官コンドールとドラゴンキングに壊されてしまう。そのピンチに変剣エクスカリパーが現れた。
「エクスカリパー!? イリーナを救うぞ!?」
アインはコンドールにさらわれようとしているイリーナを助けるとエクスカリパーに言う。
「アイン。結婚式に私を呼ばなことを謝れ。恩人を結婚式に呼ばないのは、私の騎士道精神に反する。」
しかし結婚式に呼ばれなかったエクスカリパーは機嫌が悪かった。
「はあ!? 今はそんなことを言っている場合かよ!?」
アインはエクスカリパーに素直に謝る気になれなかった。
「ハッハハハ! おもしろい! 人間も伝説のお邪魔虫もいがみ合えばいい。私たち魔王軍みたいに力の強い者の言うことは絶対という指揮系統がないから、もめるのですよ。」
コンドールは緊迫した場面でもケンカする人間と伝説の生き物を愚か者だと笑ってバカにした。
「おまえには分かるまい。ロボットや機械みたいな指揮系統や強いか弱いかだけで上下関係を決めているおまえたちには。」
「なに?」
「人間には言葉にしなくても、感じる心や共鳴する心がある。何も話さなくても分かり合える心は騎士道精神と同じなのだ。」
アインとエクスカリパーは表面上いがみ合っていたはずなのに、お互いの言うことは芯の部分では同じであり、毎日の共にクラス生活から考え方は共感して理解している。
「し、しまった!?」
コンドールは頭の回転が早く、アインとエクスカリパーが共鳴していることに気づいた。
「別に俺たちはケンカをしていた訳じゃない。」
「その通り。聖なる光の五芒星を描く時間を稼いでいただけだ。」
地面にはディセンバー城を覆いつくすような大きな聖なる光の五芒星が完成している。
「いくぞ! エクスカリパー!」
「やっと放てる時が来たな!」
アインはエクスカリパーを手に取り聖なる光の鎧を身にまとい、聖なる光の騎士になる。


ここはエイプリル花畑。
ウァズワースとクポクポはエイプリル湖にたどり着いた。
「どこに竜がいるんだ?」
ウァズワースが見渡しても湖竜ラーガルフリョゥトルムリンは居ず、静かなお花が咲いている湖だった。
「湖の水を全て焼いて蒸発させるか?」
「ダメですよ!? ウァズワース様!? ファフニールにも言われたでしょう!? ここは戦闘行為は禁止地帯なんですから!?」
クポクポは必死にウァズワースを止める。
「クポクポ。」
「はい。」
「おまえ、湖に飛び込んで竜をおびき出すエサになれ。」
ウァズワースはクポクポをおとりに使うと言う。
「ご、ご冗談を!?」
戸惑うクポクポ。
「本気だ。ゴチャゴチャ言わずに飛び込め! エイッ!」
「ギャア!?」
ウァズワースはクポクポに蹴りを入れ湖に飛び込ませる。
「助けて!? ウァズワース様!? 泳げないよ!?」
クポクポはカナヅチだった。
「ダメだ・・・溺れて死んじゃう・・・。」
クポクポが大量の水を飲み意識を失い湖に沈んでしまう。
「ああ・・・もっと遊んでおけば良かった・・・。」
クポクポは水中で過去の思い出が走馬灯のように思い出される。
「ガオー。」
その時だった。水の底から何かが現れクポクポに迫る。
「え?」
何かはクポクポの体に触れて、クポクポを押して水面へと猛スピードで上昇していく。そして水面へと水しぶきをあげて姿を現わした。
「おまえがラーガルフリョゥトルムリンだな?」
湖の水面にはクポクポを頭に乗せた湖の竜が姿を現わした。

つづく。
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